秋と冬の日本画名品選
秋冬の季節感あふれる絵画の数々を紹介する企画展「粧い眠る 秋と冬の日本画名品選」が2026年10月27日(火)から2027年2月7日(日)まで松岡美術館(東京都港区白金台5-12-6)で開かれる。
タイトルにある「粧い眠る」とは「山粧い 山眠る」という季語から来ている。これは中国・北宋の画家・郭熈(かくき)の「山水訓」にある「秋山明浄にして粧うが如く、冬山惨淡として眠るが如し(秋の山は空気が澄み切って明るく、紅葉で色づき着飾っているようである、冬の山はぼんやりと薄暗く眠っているようである)」に依るとされる。
秋のパートは、華やかな紅葉見物の情景を描いた池田輝方《紅葉狩》をまずは紹介する。供連れの洒落た若衆とすれ違いざま思わず彼を注視する女性たち。こうした取り合わせは能楽や歌舞伎の題材ともなった。

また、伊藤小玻による《秋の夕》《歯久ろめ》といった秋の風情が漂う美人画、酒井抱一《月兎》、円山応挙《栗小禽図》、大山忠作《秋鯉》など江戸から昭和の作家による秋の花鳥画等も紹介する。

冬のパートでは、狩野常信《富士三穂図》や木村武山《寒林富岳》、寺崎廣業《春海雪中松図》など、様々な雪景色を描いた作品、橋本雅邦《松竹梅七福神図》など縁起の良い作品を出陳する。



前期:2026年10月27日(火)~12月13日(日)、後期:2026年12月15日(火)~2027年2月7日(日)。前期・後期で絵画作品の一部展示替えあり。
開館時間は午前10時から午後5時(最終入館時間は午後4時半)。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌平日が休館)、年末年始(12月28日(月)~1月4日(月))。観覧料は一般1400円、25歳以下700円、高校生以下無料。
松岡美術館の公式サイトは https://www.matsuoka-museum.jp/
