《捜索と創作と違い》【統制環境とキャリア32】
「体現、というのが、統制環境の一番目にあります。原則1ですね。
トップは組織の価値観を体現する、とは、全然、訳されてないんですけど、、、
私が翻訳を任されていたら、表明という言葉は使いませんでしたね。
表明では足りないんで」
『原典だと、どんな英語なの?』
「Demonstrate commitmentです。デモンストレーションという言葉はもう、日本になってますけど、表明ではなくて、実践とか、やっぱり体現かな、と」
『、、、面白い。
そうか、そうやって、伝えたいコトが伝わらなくなるんだな。
全然、違うじゃん。表明したって意味がないとは言わないけど、実際にトップが動く、それを見せる、ってとこが大事なんだろ?』
「そうなりますね。
言ってるだけ、と捉えられたら、逆にマイナスに働く。言って、動いて、それを見せる。
魅せる、だと、もっと効果的ですね」
『日本人に、それは伝わらないし、伝えてもやらない。やれない?
まぁ、難しいかもね。翻訳の間違いというより、仕方なく、なんじゃないの?』
「それもあるかもしれませんね。
体現?
何それ、みたいになるのは、容易に想定できます」
『、、、そうか、だから、ダメなんだな。なるほど、なるほど』
「、、、何がなるほど、なんですか?」
『いやさ、環境整備が大事じゃん、何においても。グラウンドが整地されてない球場はさ、野球も荒れる。エラーも多くなるし、その分、点数も入る。選手も自分のせいでもないのに、相手に点数が入って、悪い循環が始まる。結果、ツマラナイ試合になっちゃう』
「、、、そうかもしれない」
『原則1が通じないなら、それ以降の原則、、、17個だっけ?
それも通じにくくなるし、もしかしたら、全滅になる可能性もある。
メチャクチャ大事、なのに、そんな感じなんだね。へぇ〜、それは大変だ』
「いつものように、ワクワクが滲み出てますよ」
『それは、そうだよ。期待できる。俺の想像を超えた上手くいかなさが待ってそう。ワクワクが止まらないね』
「、、、変態は、変態を呼ぶ』
『そう。
こんな不合理や、その翻訳とかの余計な邪魔なんて、その裏のほんとうのコトを全部、ぜんぶ隠してる。
それを一つ一つ剥がしていって、ピュアな”内部統制”に出会えると思うと、ワクワク以外のナニモノでもない』
「、、、分かる。分かってしまう、残念ながら」
『宝探しの旅、、、埋蔵金の捜索、みたいな、、、違うか、”内部統制”は確実にある。埋蔵金とか、財宝みたいに、あるか、ないか、分からないモノとは明らかに違う』
「先ほどの捜索、という言葉。
“内部統制”の場合は、創作もできる。自分の会社、自分の組織の”内部統制”は、自分で組み立てられる。自分がデザインして、自分で組み立てて、自分で実践する。
それをまた、変え続けて、理想を追求し、理想をドンドン更新して、実現していく。
それが、ほんとうの”内部統制”の姿であり、その土台にあるのが、、、」
『、、、”統制環境”ってコトね⁉️』
