24時間で頑張るのをやめてみる
夜、布団に入る前に、ふと思うことがあります。
今日も一日、ちゃんと動いていたはずなのに、
なぜか「できなかった」と感じてしまうのです。
仕事もした。
家事もした。
子育てもした。
それなのに、心のどこかで、
「もっと充実した1日にできたはず」と思ってしまう。
でも最近、少し考えが変わりました。
もしかすると、1日を満たすのに、
24時間すべてを頑張る必要はないのかもしれません。
『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』は時間術の本ではなかった
今回読んだのは、今井孝さんの『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』です。
タイトルだけを見ると、時間を効率よく使うための本に見えます。
でも、読み終えて残ったのは、効率の話ではありませんでした。
この本が教えてくれたのは、
「たくさんこなすこと」と「満たされること」は違う
ということ。
そして、1日の中にほんの少しでも自分を満たす時間があれば、その日はちゃんと「いい1日」になるのだ、ということでした。
最高の1日は、「達成する仕事」と「ご褒美」でできている
特に印象に残ったのは、
「達成する仕事」と「ご褒美」の2つを1日の中につくるという考え方です。
ただ目の前の仕事をこなし、なんとなく夜や休日を過ごしてしまうと、同じことをしていても満足感は得られにくいそうです。
だからこそ、
意図的に楽しみな予定を入れることが大切だと言います。
しかも、そのご褒美は2時間で十分。
好きな本を読む。
誰かと話す。
散歩をする。
カフェで過ごす。
そんな「最高のひととき」があるだけで、1日全体の印象が変わるのです。
24時間すべてが
素敵な1日である必要はありません。
たった2時間でも、
「今日はいい日だった」と思える時間があればいい。
この考え方に、とても救われました。
毎日ゼロから考えない
もう一つ印象に残ったのが、
1日の流れを決めておくという考え方です。
著者が提案しているのは、
・朝:達成感を得る
・昼:ふれあいを感じる
・夜:リラックスする
という流れです。
たしかに、毎日ゼロから予定を考えるのは疲れます。
今日は何をしよう。
何から手をつけよう。
そんな小さな判断の積み重ねだけでも、
脳はたくさんのエネルギーを使っています。
だからこそ、細かな予定ではなく、大まかなリズムを決めておく。
すると、1日が少し楽になるのだそうです。
わたしたちが足りないと思っていたもの
読んでいて思ったのは、わたしが足りないと思っていたのは、時間ではなかったのかもしれないということです。
足りなかったのは、楽しみでした。
予定表に埋めたいのは、タスクではありません。
達成感。
安心感。
楽しみ。
そんな感情なのだと思いました。
忙しいことと、充実していることは同じではありません。
時間そのものが足りないのではなく、
自分を満たしてくれる時間が足りないのかもしれません。
24時間を頑張るのではなく、2時間を育てる
最近のわたしなら、
本を読むこと、
考えること、
言葉を書くことが、その時間です。
そういう時間がある日は、
不思議と「今日は悪くなかったな」と思えます。
今までは、24時間をうまく使えなかった日に、少し落ち込んでいました。
でも、この本を読んで考えが変わりました。
24時間すべてを満たす必要はない。
自分を満たしてくれる2時間を
育てていけばいい。
幸せな人は、時間の使い方が上手な人ではないのかもしれません。
自分を満たしてくれるものを知っている人なのだと思います。
24時間を頑張るのではなく、
自分を満たしてくれる2時間を大切にする。
そんな小さな時間の積み重ねが、
いつか「いい人生だった」と思える記憶になっていくのかもしれません。
