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hananosu
どこへも行けない旅
古い切符を
ポケットから出した
日付は、あの日のまま
わたしは、この電車に
乗ることはないだろう
本当は、あの日に帰りたい
だけど、終着駅はもうない
風が、わたしの髪を揺らすたび
遠い記憶が、かすかに蘇る
どこへも行けない旅は
意外と心地よかった
ただ、ここにいるだけで
よかったんだと、今ならわかるから
もう、あの日のわたしに
さよならを言う必要もない
ただ、このまま
風の吹くままに歩いていけばいい
この切符が
いつか誰かを幸せにする
魔法の地図になると信じて
嬉しい知らせがありますように
