高知県内の新幹線は厳しい
現在ケーススタディに挙げられている、四国の新幹線(本来の四国新幹線は新大阪〜徳島〜高松〜松山〜大分で、岡山〜高知は四国横断新幹線だからこの呼び名)で整備新幹線への格上げを目指す高知へのルートは非常に難しい。土讃線琴平~高知間全体の輸送密度は2,516人。最近は、この程度の数字も見慣れたが、これは国鉄末期に赤字83線として廃止を検討したときの基準が輸送密度4000なので、相当低い。JR九州が赤字路線として収支公表しているのが輸送密度2000未満なので、これに近い。九州で言うなら、久大本線や豊肥本線の宮地〜三重町の県境区間はこれに最も近い輸送密度である。これは、まだ通勤通学輸送もあり、単行ながら列車本数が多い高知〜土佐山田を含めた数値なので、土佐山田〜阿波池田などを切り取ると、どう見てもこれよりかなり低い。実際乗ってみると、土佐山田〜阿波池田〜琴平の区間は普通列車も非常に少なく、乗客もごくわずか、特急も3両で満席で常にぎゅうぎゅう詰めと言うわけではないので、おそらく輸送密度1000以下だと思う。
輸送密度がギリギリ1000以下の路線は、紀勢本線の白浜〜新宮が該当するが、特急列車(紀勢本線は少ないが長編成、新大阪直通、土讃線は毎時1本と多いが短編成、岡山直通)、普通列車(紀勢本線は2両電車、県内区間なので通学利用など多め土讃線は単行気動車。県境区間なので通学利用少ない)を見るといい勝負だと思う。
しかし新幹線開業後に、特急がなくなったときの輸送密度は阿波池田から香川県側が47、高知県側が22と出た。これはかなり厳しいのでもう少しルート設定悩んでみます。
