見出し画像

仕事が遅い人の特徴と、依頼を受けた瞬間から差がつく進め方

仕事が速い人は、依頼を受けた瞬間にすでに終わらせている

依頼を受けてから、あなたは何を考えますか。

「まず何から手をつけよう」と思った時点で、実はもう遅れが始まっています。

私はこれまで、製薬会社で15年以上、医師という最も忙しく、最も判断の速い人たちを相手に営業をしてきました。彼らは一秒たりとも無駄にしません。だからこそ、こちらの話し方ひとつ、資料の出し方ひとつで、次に会ってもらえるかどうかが決まります。

そこで痛感したことがあります。仕事が速い人と遅い人の差は、能力でも経験でもありません。依頼を受けた瞬間に、頭の中で何を組み立てているか、その一点だけなのです。

ダイレクトマーケティング界の伝説的存在として知られるジェイ・エイブラハムは、成果を出す人間とそうでない人間の違いを、行動の量ではなく思考の順序に見出しました。彼は、多くの人が「何をすべきか」から考え始めるのに対して、卓越した結果を出す人間は「どこに向かっているのか」を先に定めてから動き出す、という趣旨のことを繰り返し説いています。これは彼の代表的な著作である「ハイパワー・マーケティング」の中で一貫して語られている思想です。

出口を先に決めてから走り出す。これができるかどうかで、同じ依頼を受けても仕上がりの速さも質もまるで別物になります。

私自身、これに気づくまでは、依頼が来るたびに反射的に手を動かしていました。資料を作れと言われれば資料の体裁から考え、企画を出せと言われれば思いつきを並べていました。結果、何度も作り直しになり、上司からは「言われたことしかできない人間」だと思われていたと思います。

正直に言えば、悔しい記憶です。能力がなかったわけではありません。順番を間違えていただけなのです。

この記事では、依頼を受けてから完了するまでの間に、仕事の速い人が頭の中で必ず行っている4つの動きをお伝えします。これは特別な才能ではなく、誰でも今日から再現できる思考の順番です。読み終える頃には、あなたが次に受け取る依頼の景色が、これまでとは違って見えているはずです。

まず無料の部分では、なぜ多くの人が依頼を受けた瞬間につまずくのか、その構造的な理由からお話しします。

なぜ人は依頼を受けた瞬間につまずくのか

依頼が来た時、人の脳は反射的に「早く手を動かさなければ」という焦りに支配されます。これは怠けているからではありません。むしろ真面目な人ほど、この焦りに強く反応します。

しかし、ここで手を動かし始めることが、遠回りの始まりになります。

私が営業所を管理する立場になった時、部下の仕事ぶりを観察していて気づいたことがあります。仕事が遅いと言われる人ほど、依頼を受けてから作業に入るまでの時間が短いのです。逆に、仕事が速いと評価される人ほど、着手までに一拍置いています。

その一拍の間に何をしているのか。これが本題です。

依頼というものは、多くの場合、依頼者自身も完成形を明確に言語化できていません。「資料を作ってほしい」という言葉の奥には、「役員会で納得してもらいたい」「次の予算を通したい」といった、本人も意識しきれていない目的が隠れています。

ここを確認せずに作業へ入ると、表面上は依頼に応えていても、目的からずれた成果物ができあがります。そして手戻りが発生し、結果としてもっとも時間がかかる進め方になってしまうのです。

これは私が対人支援の仕事をする中でも、繰り返し目にする構造です。相談に来られる方の多くは、最初に語られる悩みと、本当に整理したい判断が一致していません。表面の言葉をそのまま受け取って対応すると、相談者にとって的外れな提案になってしまいます。

私が方針として大切にしているのは、依頼という現象を、言葉ではなく目的そのものとして扱うことです。これは複雑なテクニックではなく、仕事の進め方における最も基本的な原則に立ち返るという話です。

この考え方を、私は自分の仕事の中で4つの段階に分解して実践しています。ここから先の部分では、その4つの段階を、実際に私が使っている手順とともに具体的にお伝えします。

読んでいただくとわかりますが、これは知識として知るだけでは意味がありません。実際に自分の仕事にあてはめて初めて効果が出る内容です。だからこそ、ここから先は形式を変えてお届けします。

ここから先は、実践のための有料パートです

無料の部分でお伝えしたのは、依頼を受けた瞬間になぜつまずくのか、その構造でした。

ここから先は

3,712字
この記事のみ ¥ 300
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

対人支援を仕事にするあなたへ。 この場所は、コーチング・カウンセリング・コンサルティングなど、誰かの…

カウンター席(交流用)

¥100 / 月

奥のテーブル席

¥980 / 月

「行動したくなるマガジン」は、今すぐ動き出したくなる知恵とヒントが詰まった実践的なマガジンです。やる気が出ない、先延ばししてしまう…そんなあなたの背中をそっと押す言葉と工夫をお届けします。

チャーリーの1500円までの有料マガジンをまとめています。 有料記事が50を超えたので、ご要望にお応えして値上げしました。

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

応援ありがとうございます! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!あとコーヒー豆買います!