美容医療を始める前に、最初に決めておきたい3つのこと
美容医療を受けようと思ったとき、
まず何をしますか?
「気になる施術を検索する」
「口コミを見る」
「症例写真を見る」
「SNSでおすすめを探す」
きっと、多くの人がここから始めると思います。
もちろん、それも大切です。
でも、元美容カウンセラーとしてたくさんの方の相談を受けてきた私が、
施術を探す前に、まず考えてほしいこと
があります。
それは、
「私は何に悩んでいて、どうなりたいのか」
ということ。
今回は、美容医療を始める前に整理しておきたい3つのことについてお話しします。
①「何が嫌なのか」を具体的にする
まず一つ目。
自分が何を一番気にしているのかを、できるだけ具体的にすること。
例えば、
「肌が汚い」
「老けて見える」
「顔が大きい」
「なんとなく垢抜けない」
という悩み。
もちろん、これも立派な悩みです。
でも、カウンセリングに行く前にもう一歩だけ掘り下げてみてほしい。
例えば、
「毛穴が気になる」
だったら、
ファンデーションを塗ると毛穴落ちする
すっぴんのときに目立つ
頬の毛穴が開いて見える
鼻の黒ずみが気になる
写真で肌の凹凸が目立つ
人と近い距離で話すのが気になる
など、いろいろあります。
同じ「毛穴」でも、気になっているポイントは人によって違います。
ほうれい線も同じです。
「ほうれい線をなくしたい」
と思っていても、
本当は、
「疲れて見えるのが嫌」
「老けて見られたくない」
「写真に写った自分が嫌」
ということなのかもしれません。
ここが整理できていないと、
「とりあえず人気の施術を受ける」
という選択になりやすい。
だから、最初に考えてほしいのは、
「何の施術を受けるか」ではなく、
「私は何が一番嫌なのか?」
です。
②「どうなれば満足なのか」を決める
二つ目は、
「どうなれば自分は満足なのか」
を考えること。
これ、実はかなり大切です。
なぜなら、美容医療には「完全に悩みをなくす」ことが難しいケースもあるからです。
例えば、
「毛穴をなくしたい」
と思って施術を受けたとしても、
毛穴そのものが完全になくなることはありません。
「ほうれい線を消したい」
と思っても、
表情や骨格、年齢による変化などがある以上、
「一切線が見えない状態」を目指すのは現実的ではありません。
だからこそ、
「どこまで変われば、自分は満足できる?」
を考えておく。
例えば、
「ファンデーションを塗ったときに毛穴落ちが今より気にならなくなればいい」
「写真を撮ったときに、ほうれい線ばかり気にしなくなればいい」
「疲れて見える印象が少し軽くなればいい」
このくらいでもいいんです。
美容医療は、
100点を目指す必要はありません。
自分にとって、
「これくらいなら十分」
と思えるラインを決めておく。
それだけでも、施術に対する期待値はかなり変わってきます。
③「どこまでお金・時間・ダウンタイムをかけられるか」を決める
そして三つ目。
自分が美容医療にかけられるお金・時間・ダウンタイムを決めておくこと。
これも、カウンセリングに行く前に考えておいてほしいことです。
例えば、
「美容医療には月1万円くらいまで」
「今回は5万円以内で考えたい」
「仕事があるから、長いダウンタイムは避けたい」
「多少の腫れは大丈夫だけど、1週間休むのは難しい」
など。
ここは、人によって正解が違います。
だから、
「この金額なら安い」
「この施術なら絶対やるべき」
ではありません。
大切なのは、
自分の生活の中で無理なく続けられるかどうか。
です。
美容医療は、一度受けて終わりではなく、
定期的な施術が必要になることもあります。
最初の施術だけなら払える金額でも、
その後も続けることを考えたら負担になることもある。
だから、
「今回いくら払えるか」
だけではなく、
「この美容に、今後どれくらいお金と時間を使いたいか」
まで考えてみてください。
ここまでの3つを、一度紙に書いてみる
ここまで読んで、
「じゃあ、私はどう整理したらいいの?」
という方へ。
難しく考えなくて大丈夫です。
まず、この3つを書いてみてください。
①何が嫌?
「私が一番気になっているのは____」
②どうなれば満足?
「____くらい変われば、私は満足できそう」
③どこまでかけられる?
「お金は____円くらいまで」
「ダウンタイムは____くらいまで」
「通院は____くらいならできそう」
これだけでも十分です。
例えば、こんな感じ
例えば、
「毛穴が気になる」
という人なら、
①何が嫌?
頬の毛穴が目立って、ファンデーションを塗っても綺麗に見えない。
↓
②どうなれば満足?
ファンデーションを塗ったときに、今より毛穴が気にならなくなれば満足。
↓
③どこまでかけられる?
まずは5万円以内。
仕事があるので、長いダウンタイムは避けたい。
ここまで整理してから、初めて
「じゃあ、どんな方法があるんだろう?」
と調べ始める。
この順番です。
「施術名」から探すのではなく、「悩み」から考える
美容医療について調べていると、
「ポテンツァ」
「ボトックス」
「ヒアルロン酸」
「ハイフ」
「レーザー」
など、施術名がたくさん出てきます。
そして、気づけば
「この施術を受けた方がいいのかな?」
と考えてしまう。
でも、本来は逆です。
悩み → なりたい状態 → 条件 → 方法
この順番で考える。
施術は、その「方法」の部分です。
だから、
施術を決めてから悩みを合わせるのではなく、悩みを整理してから施術を考える。
この順番を意識してみてください。
カウンセリングでも、この3つは役に立つ
この3つを整理しておくと、美容クリニックのカウンセリングでも話しやすくなります。
例えば、
「毛穴が気になります」
だけではなく、
「頬の毛穴が一番気になります。特にファンデーションを塗ったときの毛穴落ちが気になっています。完全になくしたいというより、今より目立たなくなれば嬉しいです。予算は5万円くらいで、ダウンタイムが長いものは避けたいです」
と伝えられる。
これだけでも、
自分が何を求めているのかが、かなり明確になります。
そして、提案された施術についても、
「これは私の悩みに合っているのかな?」
「自分が求めている変化と合っているかな?」
と考えやすくなります。
逆に、この3つが決まっていないとどうなる?
美容医療のカウンセリングで、
「何かおすすめありますか?」
と聞くこと自体が悪いわけではありません。
プロに相談することは、とても大切です。
ただ、自分の中に基準が何もない状態だと、
「こちらもおすすめです」
「こちらも一緒にやるといいです」
と提案されたときに、
「じゃあ、全部必要なのかな?」
となってしまうことがあります。
もちろん、本当に必要な提案もあるでしょう。
でも、
「自分が何を改善したいのか」
「どこまで変われば満足なのか」
「どこまでお金や時間をかけられるのか」
がわかっていれば、
提案を聞いたうえで、自分で考えることができます。
私は、この「自分で判断できる状態」がとても大切だと思っています。
美容医療は「受けること」より「納得して選ぶこと」
美容医療を受けること自体が悪いわけではありません。
むしろ、長年悩んでいたコンプレックスが少し軽くなったり、
鏡を見ることが以前より嫌じゃなくなったり、
写真を撮ることを楽しめるようになったり。
美容医療によって、気持ちが楽になることもあります。
だからこそ、
「せっかくなら、ちゃんと自分に合う選択をしてほしい」
と思っています。
そのために必要なのは、
たくさんの施術名を覚えることだけではありません。
まず、
自分が何に悩んでいるのか。
どうなれば満足なのか。
どこまでなら無理なくできるのか。
この3つを知っておくこと。
今日からできること
美容医療を検討しているなら、カウンセリングを予約する前に、スマホのメモでもいいので書いてみてください。
私が一番気になっていることは?
↓
どうなれば「やってよかった」と思えそう?
↓
お金・時間・ダウンタイムはどこまでならOK?
この3つです。
そして、そのあとに初めて、
「じゃあ、どんな方法があるんだろう?」
と調べてみてください。
美容医療は、
「何を受けるか」を決めるところから始めなくてもいい。
「自分はどうなりたいのか」を考えるところから始めていい。
この順番を知っているだけでも、
情報に振り回されにくくなると思います。
次回は、
「毛穴が気になる。でも施術名から探さない方がいい理由」
について書きます。
同じ「毛穴の悩み」でも、
何が嫌なのかによって、考えるべきことは変わります。
「毛穴=この施術」
と決める前に、
一度、自分の「毛穴の悩み」を整理してみましょう。
