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#0:美術館へ行こう!(主に)印象派を巡るヨーロッパひとり旅の記録

今年2024年の5月から6月にかけて、オランダ、イギリス、フランス、イタリア、スイスとヨーロッパ5カ国を1カ月かけてひとりで旅行しました。

旅行前に日本で開催されていたゴッホ展やモネ展を見て、普段そんなに美術館に行くタイプでもないのに(入場料も高いし)すっかり絵画に魅了されました。しばらくは印象派関連の書籍を読んだりして楽しんでいましたが、そのうち本の中で紹介されている絵画を実際に見に行きたいと思うように。

東京で開催されていたゴッホ展とモネ展の画像

それでもぐずぐずと決断できずにいたところ、先日お亡くなりになった元アナウンサーの小倉智昭さん(ご冥福をお祈りいたします)が、当時、日経新聞の医療連載「向き合う」のコーナーでご自身の体験談を何度かにわたって紹介しており、その最後に「もっと海外旅行に行っておけばよかった」という一文がありました。
確かに、いつ何が起こるか分かりません。行けるときに行っておかないときっと後悔する。この一文に背中を押されるかたちで旅行を決意。

書籍で紹介されている美術館を1週間くらいで行く予定でしたが、どこも初めての場所で、せっかくヨーロッパまで行くんだし・・・と思うと他にも行ってみたい場所が次から次へと出てきました。


pen booksの印象派特集のムック本の画像
美術館など情報が古い箇所もありますが、
印象派の歴史や画家たちの説明が
コンパクトに分かりやすくまとまっています。


結局思いつく限り全部詰め込んで1カ月!
旅行後のお金や仕事は帰ってきてから考えよう・・・。と変なところ楽天的でついに決行してしまいました。

自分用の備忘録として、またもしかしたらこれから行かれる方やご興味のある方の参考になるかもしれない(ならないかもしれない)のでこちらに書いておくことにしました。

今回、気が付いた旅行のポイント4点


コロナ以降、国内外含めて初めての旅行で、以前と比べてずいぶんと勝手が変わっていました。もともとそんなに旅行に行っていたわけではありませんが戸惑うことも多かったです。
個人的な見解で恐縮ですが、「久しぶりの海外旅行、何を準備したらいいんだろう?」という方に向けて、最低限こんなところに気を付けたら大きな失敗?というかしくじりを避けられそうなことをまとめてみました。

正確な情報を得て旅のプラン作り

行きたいところをリストアップして点と点をつなげるようにして行けばいいのでしょうが、それだと効率が悪そうです。ネットで調べてみるとひとつひとつの観光地の情報はたくさんあっても、複数の有名どころをまわるプランの立て方について記載されているものはなかなか見つけられませんでした。
しかも見つかった情報が最新のものなのか、本当に正しいのか、精査が必要なものばかり。結局、情報源の信頼度から見ていくべきは

公式サイト > 書籍 > 個人のYouTubeやブログ

でしょうか。

美術館の開館時間や閉館する曜日、列車の時刻やチケットの買い方は公式サイトが安心です。

書籍は主に『地球の歩き方』などのガイドブックです。お値段ははりますが、個人では調べきれない現地の情報を網羅的かつ系統立てて、旅行者として知りたいポイントをまとめてくれていますし、見落とすと困る入出国の際の注意点なども必ず記載されているのでかなり信頼度が高いです。
必要な情報はある程度お金がかかるのが最近の傾向だと思っています。ただ最新の地球の歩き方でもインフレのスピードには追いつかず、美術館の入場料はどんどん上がっていました・・・。
なかでも今回のように周遊旅の場合はどのように回るのがいいのか、そもそもどんな手段があるのかについて、『地球の歩き方 ヨーロッパ 2020~2021』という一国だけでなくヨーロッパの複数の国を旅するためのガイドを見つけて、ものすごく重宝しました。特に交通手段。ただ少々情報が古いので、ぜひ最新版を出版してほしいところ。

最後にYouTubeやブログです。
正直、今回調べているときに旅行系YouTuberやブロガーのあまりの多さに面食らいました(笑)。この方々のコンテンツは美しい映像や画像、そしてご本人たちの珍道中や個人的な視点を楽しむものです。さらに時折、公式サイトや書籍で省かれているかゆいところにも手が届くような詳細な情報に感謝するのが正しい使い方だと思っています。
しかしチケット購入画面や海外SIMなどの情報は本当にころころ変わるので、「こういうサービスもあるのね」くらいのテンションで参考にするのがいいのではないでしょうか。
ここまで書いておいてなんですが、この記事もそれくらいの気楽さで読んでいただけるといいと思います(笑)。

他には、旅行会社の広告を眺めてどのような名所があってどのようなルートで行っているのかを見てみたり、現地ツアーで行きたいところが含まれていたら開催頻度や曜日を確認したりしました。
列車が主な交通手段になりそうだったので、『ヨーロッパ鉄道の旅 はじめてでもよく分かる』という書籍から計画の立て方を参考にしました。そこに記載されている、あまり人が多すぎないなどの条件に当てはまる空港を出入国の際に利用することにして、

オランダ(アムステルダムから入国)

イギリス

フランス

イタリア

スイス(チューリッヒから出国)

の順番で回りました。国をまたがる移動もメインは列車でしたが、フランスからイタリアまでは飛行機です。



旅行前に美術館などの入場チケットを購入しておく

コロナや円安で旅行には縁遠くなっていた反面、世界的にはオーバーツーリズムでもあり、人気の観光地へは事前に入場チケットを買っておくのが常識になっていました。
行きたい場所にふらっと行っても入れない可能性が高く、入れてもものすごい長さの行列に我慢しないといけません。
(それでもいくつかの美術館は前日も時間指定することができましたし、ふらっと行けた場所もあったので、あきらめないで確認してください!)

チケットを購入する際も、やはりその美術館や建築物の公式サイトから直接購入するのがおすすめです。
英語でもGoogle Chromeなどのブラウザは日本語に翻訳してくれます。(決定ボタンを押すときは原語に戻しておくと安心です)
クレジットカード情報を入れるときは、気休めではありますがaguse(https://www.aguse.jp/)のようなサイトから決済画面が偽サイトではないかどうかの確認ができます。

ただ海外サイトは怖い、いちいち情報を入れるのが手間、というときは、HISKlookなど日本語でチケットが購入できるサイトがあるので一元管理できるのは便利です。しかもKlookなどの外資系のサイトはたいていクーポンがあるので、「Klook クーポン」と検索するとブロガーなどがアフィリエイトとして出しているクーポンが見つかります。周遊券であるトラベルパスやアクティビティなどいくつかはKlookを利用しました。
個人的には、円換算が手数料込みで実際の値段よりもレートが割高なところと、美術館では細かい時間指定ができないことが多い点が気になったので、必要に応じて公式サイトと使い分けるといいかもしれません。

交通手段の確認と列車の手配はお早めに

これは本当にやっかいでした。
ヨーロッパの交通手段なんて全く不案内で、しかも色々な種類を乗り継がなくては行けません。本を読んでも公式サイトを見ると変更されていたり。

そもそも出入国の場所が違うと航空会社の選択肢がかなり少なかったです。
最終的に、KLMの航空会社のサイトから購入しました。
それまで比較サイトで熟考した格安の航空券しか購入した経験しか無く、航空会社のサイトから直接購入なんて考えたこともなかったのですが、今回は他にほとんど選択肢がありませんでした。しかし座席指定も早めにできて希望の場所に座ることができたり、直前のトラブルにも速やかに対応してもらえたので結果的にはよかったと思っています。

他に事前に購入したのは
・ユーレイルグローバルパス フレキシパス7日間(1等)(ヨーロッパ周遊)+ 必要な高速列車の予約(イギリスと大陸間をつなぐユーロスターなど)
・パリからローマへ飛行機
・イタリア国内の列車
・スイストラベルパス 連続8日間(2等)(スイス周遊)
・スイスの各観光列車
など

です。
どこに行きたいのか、どうやって行けるのか、どんな順番で回ったらいいのか、コスパはいいのか…などなど。まっさらな状態から旅行プランを立てるのは楽しい半面、調べることは膨大で、しかも人気列車はすぐに予約が埋まってしまうのでその都度プランを立て直したりしました。どこかで見切りをつけて決めてしまう必要がありますが、いずれにせよ早め早めの準備をおすすめします。

とはいえ、ひとつひとつ列車を調べてそれに合わせて日程を調整し・・・とするとかなり手間がかかるので、日程とだいたい乗りたい列車を決めてしまったら、専門業者に頼むのもありかもしれません。


荷物は最小限にする

日本の美術館ではまだあまりなじみがありませんが、少なくとも今回訪れたヨーロッパの有名美術館ではほとんどが空港ばりの荷物検査を求められました。そのため検査をスピーディーに通過できるように、街歩きの際はボディバッグなど最小限の荷物のみにすることをおすすめします。エコバックをひとつふたつ入れておくと安心かもしれません。

また今回のような移動の多いひとり旅だと、そもそも全体の荷物を少なくして、何かあったら持って走れるくらいが良いかと思い、スーツケースはソフトでいざというときにリュックにもなるものにしました。ただ結果的にはリュックにする機会はありませんでしたし、小さすぎて常に荷物でパンパン!それで15キロ。持ち上げて運べるサイズでよかったと思ったことは何度かあったものの、探せば預けられる場所はけっこうあったので普通のスーツケースでもよかったような気がします。それと機内持ち込み荷物として大きめのリュックを別に持って行き、こちらは重宝しました。

旅行中はとにかく歩くので、結局のところ、自分の足とグーグルマップとスマホバッテリーと写真を保存するUSB頼みの旅でした。


フィレンツェのドゥオーモ(大聖堂)のクーポラにも登りました。463段の階段です。


長々と書いてしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございます!
次回から順番に記事を載せていく予定ですのでよかったらご笑覧ください。


記事の内容は旅行当時の2024年4~6月の情報を基にしています。最新情報・正確な情報はご自身でお調べのうえ、ご確認ください。


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