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Wheels of Confusionあなたは、自分の人生を歩いていますか。

Black Sabbath『Vol.4』

子どもの頃。

世界はもっと広く、
もっと鮮やかだった気がします。

空を見上げるだけで心は満たされ、
風の匂いだけで季節が変わったことを知りました。

けれど、いつからでしょう。

私たちは少しずつ、「生きること」よりも、
「生き延びること」を覚えていきます。


Black Sabbathの『Wheels of Confusion』は、
混乱の歌であると同時に、
人生そのものを描いた歌なのかもしれません。

車輪は止まりません。

私たちの意思とは関係なく、
時間は静かに回り続けます。

昨日が今日になり、
今日が明日へ変わる。

その繰り返しの中で、
私たちは何度も、自分自身を見失います。


人生は一本道ではありません。

ときには円を描き、
同じ場所へ戻ってきたようにも感じます。

「あの頃の自分は、どこへ行ってしまったのだろう。」

そんな問いが、
ふと胸をよぎる夜があります。

しかし、本当に失われたのでしょうか。

それとも、
人生という車輪が一周し、
もう一度、自分の前へ
運んできただけなのでしょうか。


神話では、
円は終わりではありません。

始まりと終わりが溶け合う、
永遠の象徴です。

季節も、
月も、
生命も、
すべては円を描いて巡ります。

人もまた、
何かを失いながら、
別の何かを受け取り続けています。

だから人生は、
前へ進むだけではなく、
深くなっていくものなのかもしれません。


混乱は、間違いではありません。

森へ入れば、
道を見失います。

けれど神話の主人公は、
森を避けた人ではありません。

森を歩いた人だけが、
新しい自分と出会っています。

人生も同じなのかもしれません。

迷うことは、
道を外れた証ではなく、
まだ見ぬ自分へ近づいている証なのです。


Black Sabbathの重く響く音は、
絶望だけを奏でているわけではありません。

その奥には、
「それでも生き続ける」という、
静かな意志が流れています。

だからこの曲は、
人生の始まりに置かれたのでしょう。

私たちは皆、
混乱という車輪の上から、
自分だけの物語を歩き始めるのです。


あなたは、自分の人生を歩いていますか。

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