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You Won't Change Me ― あなたは、自分自身を信じていますか。

人は、変わり続ける生き物です。

子どもの頃の自分と、今の自分は違います。
考え方も、価値観も、
人生そのものも変わっていきます。

けれど、不思議なことがあります。

どれほど変化を重ねても、心の奥には、
決して変わらない何かが残っている。

Black Sabbathの
**「You Won't Change Me」**は、
そんな"核"について歌われているように感じます。


人生では、誰かに理解されないことがあります。

「そんな考え方では駄目だ。」
「もっと普通になれ。」
「成功とはこういうものだ。」

善意であっても、人は様々な言葉で
私たちを形作ろうとします。

もちろん、人の助言に
耳を傾けることは大切です。

けれど、その言葉が、
自分自身の魂まで書き換えてしまうなら。

それは成長ではなく、
自分を失うことなのかもしれません。


この曲で繰り返される

"You won't change me."

という言葉は、
頑固な拒絶には聴こえません。

むしろ静かな祈りです。

「私は私であり続けたい。」
そんな小さな炎を
守ろうとしているように感じます。


心理学者ユングは、
人生とは「本来の自分」へ
近づいていく旅だと考えました。

社会が求める仮面。

家族が期待する役割。

他人から見た自分。

それらを少しずつ脱ぎながら、
人はようやく、自分自身と出会っていきます。

だから本当の変化とは、
別人になることではありません。

本来の自分へ戻っていくこと。

その旅なのかもしれません。


私は以前、「Wheels of Confusion」で
人生の円環について書きました。

「Changes」では、変わることを
恐れない勇気について考えました。

そして「Children of the Grave」で、
未来への希望を見つめたあと、

この「You Won't Change Me」では、
変わることと、変わらないこと、
その両方を静かに見つめてみたいと思います。

人生は変わり続ける。

それでも、
変えてはいけないものがある。

その中心にあるものこそ、
一人ひとりの魂なのかもしれません。


現代は、
情報が絶え間なく流れています。

誰かの価値観。

誰かの正しさ。

誰かの成功。

気づけば、自分の声よりも、
他人の声のほうが大きく聞こえてしまいます。

だからこそ、
時には静けさが必要です。

誰の評価も届かない場所で、
自分自身へ問いかける時間。

「私は、本当はどう生きたいのだろう。」

その問いは、
簡単に答えが出るものではありません。

けれど、問い続けること自体が、
自分を見失わないための
灯火になるのだと思います。


Black Sabbathは、
重く暗い音楽だと言われることがあります。

けれど、その深い響きの奥には、
人間の心を見つめ続ける優しさがあります。

叫びではなく、静かな決意。
「私は私である。」

その一言を、これほど重く、
美しく響かせる曲は多くありません。


私たちは、
変わってもいい。成長してもいい。
昨日と違う自分になってもいい。

けれど──

あなたの魂まで、誰かに委ねる必要はないのです。

もしかすると、「You Won't Change Me」が
守ろうとしているのは、変化そのものではなく、

どんな人生を歩んでも、
最後まで失ってはいけない

"あなた自身"なのかもしれません。

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