【お題小説】グッドバイからはじめよう:つづき書いてみて
「別れよう」という彼女の言葉は、夕暮れの踏切の遮断機のように、私たちの関係を強制的に停止させた。
言いたいことは山ほどあった。けれど私は、何も言わずに右手をポケットに深くねじ込んだ。
どうして彼女は、そんなに悲しそうな顔で、何度も何度も手を振るのだろう。私の手は、ポケットの暗闇の中で、彼女を強く抱きしめ返す代わりに、自分の親指の爪を痛いほど握りしめているというのに。
彼女が去ったあと、私は雨の街へ出た。
悲しいから歩いたのではない。立ち止まると、ポケットの中で固まったままの「言えなかった言葉たち」が、私の胸を突き破って溢れ出してしまいそうだったから、ただ身体を動かすルールの中に自分を閉じ込めたかったのだ。
誰か続きを書いて(ここで終わるのはもったいない)


いいなと思ったら応援しよう!
はぁ、はぁ……っ! お願い、です……!
『怪獣の腹の中で』を……どうしても、私の手で「紙の本」にしたいんです……っ!
あなたの、そのサポートが……本の、一ページに、なります……っ。
はぁ……応援、してくれませんか……っ?