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子育ては、家族だけでするものだと思っていました

Lämpö(らんぷ)|奈良のベビーシッター
親子のそばで出会った出来事や、子育ての中で見つけた「小さな気づき」を綴っています。

子どもが生まれて、里帰りを終えて自宅に戻った頃。
私の中には、ひとつ強く思っていたことがありました。
「これからは、自分でしなきゃ。」
里帰り中は、家族にたくさん助けてもらいました。
だからこそ、自宅に戻ったら自分でやるものだと思っていたんです。
誰かにそう言われたわけではありません。
でも当時の私にとって、子育てはまず自分がするもの。
難しい時は、夫や家族にお願いするもの。
そのくらいしか、選択肢を持っていませんでした。


「自分のために出かける」がなかった頃

子どもが小さいうちは、自分の予定を入れることもほとんどありませんでした。
出かけるとしたら、子どものためのお出かけ。

冬になれば、
「寒いから、風邪をひかないように」
と、家で過ごすことが増えていきました。
気づけば4か月ほど、家族以外の人とほとんど接することのない毎日。
赤ちゃんとふたりで過ごす時間は、もちろん愛おしい。

でも今の私なら、あの頃の自分にそっと聞いてみたいことがあります。
「あなたの予定も、あっていいんじゃない?」
当時は、そんな問いすら浮かびませんでした。
自分の予定を入れて、そのために誰かに子どもをお願いする。
その発想そのものが、私の中になかったんです。

初めて夫に預けて、美容院へ
子どもが生後半年を過ぎた頃。
初めて夫に子どもをお願いして、ひとりで美容院へ行きました。

久しぶりのひとり時間。
「身軽!うれしい!」
……となるのかと思いきや。
覚えているのは、むしろソワソワしていたことです。
子どもを置いて、自分のことをしていていいのかな。
美容院なんて、もっと大きくなってからでもよかったんじゃないかな。
そんなことを考えていました。

当時の私はどこかで、
「子どもを預けて自分のことをするなんて、親としてどうなんだろう」と思っていたのだと思います。

家族からも、そう思われているような気がしていました。
本当にそうだったのかは、今となっては分かりません。
「もう少し大きくなってからでもいいんじゃない?」
そんな何気ない言葉を、自分の中で大きく受け取っていたのかもしれません。


そんな私が、今はベビーシッターをしています。

不思議ですよね。
人に子どもをお願いするという発想すらなかった私が、今はベビーシッターとして親子のそばにいます。

そして、この仕事を始めて知りました。
ベビーシッターが必要なのは、ママやパパが仕事をしている時だけではないということ。
お家にいるママと一緒に赤ちゃんを見たり。
少し休んでもらったり。
上のお子さんとの時間をつくるために、下のお子さんと過ごしたり。
「ちょっと、大人の手がもうひとつあったら」
そんな時にも、誰かを頼っていい。

いろいろなご家族と出会う中で、
子育ての「頼り方」って、ひとつじゃないんだ。
と知りました。

もちろん、ベビーシッターだけが選択肢ではありません。
夫婦でお願いし合うことも。
家族や友人を頼ることも。
地域や行政のサービスを利用することも。
家事をひとつやめてみることも。
「今日は頑張らない」と決めることだって、ひとつかもしれません。
その家族、その時々によって、合うものはきっと違います。

だから私は、
「これを使った方がいい」
ではなく、
「こんな方法もあるんだ」
と知っていることが、大切なのかもしれないと思っています。


親子のそばで見つけた、小さな気づきを。

私は、子育ての正解を伝えられる人ではありません。
私自身、母として迷うことは今もあります。
ベビーシッターとして親子のそばにいる時にも、子どもたちやママ・パパから教えてもらうことがたくさんあります。

だから、このnoteでは、
シッターとして出会った親子のこと。
母として子育ての中で感じていること。
うまくいった日も、迷った日も。
そんな日々の中で見つけた「小さな気づき」を、少しずつ綴っていこうと思います。

読み終わった時に、「わが家なら、どうだろう」と、今まで知らなかった選択肢をひとつ持ち帰ってもらえたらうれしいです。

これから週に一度くらい、更新していく予定です。
またふと思い出した時に、Lämpöのnoteをのぞきに来てもらえたらうれしいです。

Lämpö(らんぷ)|かおりん

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