しれネコとたいふうのこ

あるひ。
しれネコと しろくまは、
うみの みえる おかで あそんでいました。

するとー
ビューーーッ!
つよい かぜが ふいてきました。

「ぼうしーーー!」
しろくまの ぼうしが とんでいきます。

その ぼうしを つかまえていたのは、
くるくるの かぜに のった
ふしぎな こども。

あたまには くもの ぼうし。
くるくるの かぜの マフラー。
「こんにちは!」

「だれ?」
しろくまが きくと、
そのこは えへへと わらいました。

「ぼく、たいふうの こ!」
たいふうの こは、げんきいっぱい。

ビューーン!
かぜを おこして、きのはを まいあがらせます。

ところがーー
くもの おうちが こわれたり、
ことりの すが ゆれたり。

たいふうの こは しょんぼり。
「たのしいと おもったのに・・・」

しれねこは そっと いいました。
「げんきなのは いいことだよ」

「でも、だれかが こまるくらい
つよいと かなしい」

たいふうの こは
かんがえました。
そしてーーふうっ。

やさしい かぜが ふきました。
かざぐるまが くるくる。
ふうりんが ちりーん。

ことりたちも にっこり。
「このくらい?」
たいふうの こが ききます。

しろくまは おおきく うなずきました。
「うん! とっても きもちいい!」

たいふうの こは うれしそう。
やがて そらの むこうへ かえって いきました。

そのあとも、かぜが やさしく ふくたび、
しろくまは そらを みあげます。
「あのこかな?」

しれネコは にっこり。
ふうりんが、ちりーん。と なりました。
おしまい
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ドーナツ🍩は、しれネコ担当にゃ。