ランドセルより大きなものを手に入れた日
無事に、ランドセル買えました。
ほんまに振り返ってみると、
「ただランドセル選ぶだけ」やと思ってたのに、気づけばここまで心動かされるとは、正直思ってなかったです。
ほんで迎えた“いよいよ決める日”。
前日の夜、娘がぽつんと
「ベージュにする〜」って言うてたんですよね。
どうやら3人衆のうちの1人がベージュにしたらしくて。
あぁ、やっぱり影響受けるんやなぁって。
あの子ら、ほんま可愛いくらい影響し合うから(笑)
「まあ、それでもええか」って思いながら、当日を迎えました。
朝の機嫌は、めちゃくちゃいい。
「これはええ流れやな」って、ちょっと安心してたんですけど…
やっぱり、そんな簡単にはいかへんのが家族のお出かけです(笑)
「ほな、ばあちゃん迎えに行こかー」ってなった時、
なぜか2歳の下の子が一番テンション高い。
「ランドセル行くのー?」って、何回聞くねんってくらい聞いてくる(笑)
いやいや、あなたはまだやで?って思いながらも、
その無邪気さにちょっと救われてました。
ただ、その後ですよね。
ばあちゃんを乗せるタイミングで、
「ここ座る!」って言い出して全然動かへん。
何回言っても聞かへんし、だんだん意地になって、
最終的には機嫌最悪モード突入。
「うわ…今日大丈夫かこれ…」って、ちょっと空気重くなったんですけど——
さすが、ばあちゃん。
サッとお菓子出して、「はいこれ」で一発解決(笑)
あの安心感、ほんま家族やなぁって思いました。
そんなこんなでお店に到着。
家族は先に降りて、僕は車を停めに。
ちょっと遅れて店に入ったら——
「これとこれで迷ってるねん」
…早ない?(笑)
しかも、茶色系2つ。
あれ?ベージュちゃうん?って思いながらも、
「まあ、これも“好き”の変化やな」って見てました。
そこからは、初めてランドセルを見に行った時の
あの“モジモジしてた姿”とはまた違って、
いろんなランドセルを背負って、しっかり悩んでる姿。
でもやっぱり、子どもやから途中でちょっと分からんくなるんですよね。
「これがいい!」って言うたと思ったら、
次は全然違う色を指さしてたり。
で、ついに出てきたんが——
テッカテカの水色。
その時、僕、やってしまったんです。
「それは似合ってないなぁ」って。
言った瞬間に、
「あ、違う」って気づきました。
行く前に自分で決めてたんですよね。
「この子が選んだものを、全力で応援しよう」って。
それやのに、気づいたら“親の感覚”でジャッジしてた。
ほんまに、反省でした。
一回、娘と2人で外に出ました。
ちょっとだけ空気を変えて、
「ゆっくり決めたらええで」って声かけて。
あとはもう、口出さへんようにしようって決めました。
そして、もう一度お店に戻って——
娘が指さしたのが、
最初に見てた、あの赤茶色のランドセル。
「やっぱり、これにする」
その一言が、なんかすごく重くて。
あとから聞いたら、ママもばあちゃんも、
実はそれがいいなって思ってたみたいなんです。
でも誰も言わへんかった。
最後はちゃんと、本人が決めるのを待ってた。
それが、なんかすごく良くて。
しかも、最初は友達と同じ色にしようとしてたのに、
最後はちゃんと
**「自分がいいと思った色」**を選んだ。
その姿を見て、思いました。
「あ、この子ちゃんと“自分で選べる子”になってきてる」って。
初めてランドセルを背負った姿を見て感じた“成長の寂しさ”。
その後の色を決める過程で感じた“友達とのつながり”。
その全部が、この瞬間につながった気がしました。
ランドセル選びって、ただの買い物やと思ってたんです。
でも実際は、
子どもの成長を間近で感じる時間であり、
親としての関わり方を考えさせられる時間でした。
嬉しいし、ちょっと寂しいし、でもやっぱり幸せ。
あの時感じた「胸がぎゅーっとなる感じ」、
たぶんこれからも何回も味わうんやろなって思います。
だからこそ——
これからも、
この子が選ぶ道をちゃんと応援できる親でいたいなって。
改めて、そう思えた一日でした。
ほんまに、ええ締めくくりでした。
