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「プロポーズする暇、なかったんです。」~私と妻が結婚するまでの超特急な話~

彼女はいない。

でも、300万円くらいは貯金がある。

じゃあ、どうする?

私は、

車を買いました(笑)。

まさか、そのあと今の妻と出会い、

その年のうちに結婚まで決まるとは、

このときの私は知る由もありませんでした。

しかも、

プロポーズする暇まで、ありませんでした(笑)。

今回は、

そんな私と妻が結婚するまでの話です。


貯金300万円で、車を買った

私と妻が出会ったのは、

会社です。

まあ、いわゆる、

社内恋愛からの結婚

というやつです。

妻が私の近くの部署に異動してきたのが、

出会いのきっかけでした。

その頃、

私は27歳。

彼女はいませんでした。

でも、

いつか結婚することも考えて、

300万円ほど貯金していました。

ところが、

彼女ができる気配はない。

「こりゃダメだ」

そう思った私は、

車が好きだったこともあり、

その貯金を車の買い替えに使いました。

買ったのは、

ホンダ・インテグラ タイプR。

ディーラーにあった試乗車を、

現金一括で購入しました。

今思えば、

この車を買ったことが、人生の転機だったのかもしれません。

彼女もいないのに、

結婚資金を車に使ってしまう。

27歳の私は、

なかなか思い切ったことをしていました(笑)。


よく目が合う。お茶も持ってきてくれる

車を買ったあと、

妻が近くの部署に異動してきました。

同じフロアだったので、

よく顔を合わせます。

すると、

なぜか、

よく目が合う。

そして、

妻がお茶を持ってきてくれるようになりました。

「かわいい子だな」

とは思っていました。

もちろん、

ちょっとは気になっていました(笑)。

でも、

まだこの時点では、

まさか結婚する相手になるとは思っていません。


飲み会の買い出しが、まさかの作戦だった

ある日の飲み会で、

お酒が足りなくなりました。

そこで、

近くの店まで買い出しに行くことになりました。

私と妻。

そして、

女子2人。

4人で行きました。

実は後から知ったのですが、

この女子2人、

私と妻をくっつけようとしていたらしいんです。

私は、

そんなこととは知らず、

普通に買い出しに行っていました(笑)。

でも結果的には、

これがきっかけの一つになって、

初デートにつながっていきました。

人の縁というのは、

本人が知らないところで動いているものですね(笑)。


初デートは、ドライブ

初デートは、

ドライブでした。

車の中では、

緊張してしまって、

何を話したのか、

あまり覚えていません(笑)。

ただ、

一つだけ、

はっきり覚えていることがあります。

妻は、

私と同じ中学校と高校に通っていた、1歳下の後輩だった

ということです。

「え?

同じ学校だったの?」

という感じでした。

こんなかわいい子が、

同じ学校にいたのか。

もっと早く知っていればよかった(笑)。

まあ、

1歳違えば、

同じ部活でもしていない限り、

そんなに接点はありませんよね。


妻は、私のことを知らなかった

しかも、

もっと驚いたことがあります。

妻は、

陸上部のマネージャーをしていたそうなのですが、

私の存在を、まったく知らなかったそうです。

私は高校時代、

野球ばかりしていました。

いわゆる、

野球バカ

です。

女子に興味がなかったわけではありません。

もちろん、

ありました(笑)。

でも、

遊んでいる暇はほとんどありませんでした。

だから、

同じ学校に通っていたのに、

妻は私のことを知らない。

今考えても、

ちょっと面白いです。

もし学校で接点があったら、

逆に結婚していなかったかもしれません。

人生って、

本当に分からないものです。


2回目のデート、ひとけのない港で告白

2回目のデートは、

昼食を食べて、

映画を見て、

そのあと港へ行く計画でした。

そして私は、

ひとけのない港で、

妻に告白しました。

ところが、

告白した妻は、

少し迷っているようでした。

そして、

「本当に私でいいの?」

そんな言葉が返ってきました。

私はデートの前日、

風呂に入りながら、

「もう、この人しかいない。結婚を前提に付き合おう」

と決めていました。

だから、

不安になっている妻を後ろから抱きしめて、

「絶対に幸せにする」

と言いました。

結果は、

OK。

付き合うことになりました。

これで、

普通の恋愛が始まった。

……と思っていました。

ところが、

ここから話が急展開します。


仕事帰りに、私の家へ

付き合い始めると、

妻は仕事帰りに、

私の家へよく遊びに来るようになりました。

私は、

小さな一人部屋を建ててもらっていたので、

そこで一緒に過ごしていました。

気がつけば、

朝までいることも増えていました。

私としては嬉しかったのですが、

途中から、

別のことが気になってきました。

「向こうの親御さん、大丈夫なのか?」

と(笑)。

今思えば、

そちらの方が心配でした。


「付き合うことになりました」だけのはずが……

付き合うことになったので、

両親を呼んで、

食事会でもしよう。

私たちは、

それくらいのつもりでした。

つまり、

「付き合うことになりました」

と報告するだけ。

ところが、

ここで話が急展開します。

私の母親と、

妻の父親が、

同級生だったのです。

これが分かった瞬間、

親同士の話が一気に盛り上がりました。

話す。

また話す。

さらに話す。

そして、

気がつけば、

私たちそっちのけで結婚の話が進んでいました。

私たちは、

ただ付き合うことを報告するつもりだったのに、

気がつけば、

結納の日まで決まっていたんです。

「え?」

「ちょっと待って。」

「俺、まだプロポーズしてないんだけど……」

(笑)

そうです。

私は、

プロポーズする暇がありませんでした。


夜景のきれいなレストランでプロポーズするはずだった

一応、

私にも妄想はありました。

プロポーズするなら、

夜景のきれいなレストランで、

ちょっと格好よく言いたい。

そんなことを、

若い頃の私は考えていました。

でも、

現実は、

そんな時間を与えてくれませんでした(笑)。

今でも妻には、

「プロポーズの言葉がなかった」

と言われます。

これは、

本当に申し訳ない。

今さらですが、

「申し訳ございませんでした」

としか言いようがありません(笑)。

妻からすると、

一生に一度のプロポーズですからね。

そこは、

ちゃんとしたかったな、

という気持ちは今でもあります。


私たちの結婚までのスケジュール

ここで、

当時の流れを整理してみます。

2月:交際開始

5月:結納

11月24日:結婚

そして、

プロポーズ:なし。

かなりのスピードです(笑)。

しかも、

27歳だった私は、

2002年11月24日

に妻と結婚しました。

2026年11月24日で、

結婚24周年になります。

この記事を書いている今は、

まだ23年と9か月ほど。

あらためて考えると、

よくこんなスピードで結婚したなと思います(笑)。


そして、結納当日に事件が起きた

ところが、

結婚まで、

何もかも順調だったわけではありません。

5月の結納当日。

もう一つの事件が起こりました。

結納は、

結婚式場として決めていたホテルに、

お願いしていました。

当然、

当日は結納セットが届くはずです。

ところが、

妻の実家で待っていても、

待っていても、

届かない。

来ない。

待てど暮らせど、

来ません。

さすがに我慢できなくなって、

私はホテルへ電話しました。

「担当者をお願いします」

すると、

そこで驚きの事実が分かりました。

なんと、

その担当者は、

別のホテルへ異動していたのです。

しかも、

引き継ぎが、

うまくできていませんでした。

つまり、

結納の日程も、

時刻も、

きちんと伝わっていなかったらしいのです。

「おいおい……」

さすがに、

そのときは腹が立ちました。


結納セットは、予定していたものとは違った

ホテル側も、

かなり慌てていたと思います。

「すぐに準備して向かいます」

とのこと。

結局、

予定していた結納セットとは、

違うものが届きました。

でも、

緊急対応してもらったおかげで、

結納そのものは、なんとか無事に終わりました。

翌日には、

ホテルの支配人が、

直接家まで謝罪に来られました。


腹は立った。でも、起きてしまったことは仕方ない

もちろん、

腹は立ちました。

大事な結納です。

「なんで確認してないんだ」

と思いました。

でも、

起きてしまったことは、

もう戻せません。

結納セットが元に戻るわけでもない。

だから私は、

あまり怒らず、

謝罪を受け入れました。

それが良かったのかどうかは、

今でも分かりません。

でも、

その後の新しい担当者は、

私たちのやりたい結婚式について、

本当に親身になって相談に乗ってくれました。


結果的には、すごく良い結婚式になった

ホテル側も、

結納の件のお詫びということもあったのか、

料理をグレードアップしてくれたり、

当初の計画にはなかった演出をしてくれたりしました。

おかげで、

結果的には、

すごく良い結婚式になりました。

結納のときは、

正直、

「なんだよ!」

と思いました。

でも今では、

妻と、

「そんなこともあったねー」

と笑って話せます。


今思えば、かなり不思議な結婚でした

27歳。

彼女なし。

貯金300万円。

その貯金で、

インテグラ タイプRを買う。

そのあと、

会社で妻と出会う。

同じ中学・高校の1歳下だったと知る。

付き合う。

港で告白する。

「絶対に幸せにする」と言う。

親に報告する。

親同士が同級生だったことが分かる。

話が盛り上がる。

私たちそっちのけで、

結婚の話が進む。

そして、

プロポーズする暇もないまま結婚。

今振り返っても、

なかなかすごい流れです(笑)。

そして現在、

結婚して、もうすぐ24年。

そう考えると、

人生って本当に何が起こるか分かりません。


最後に

私の人生で、

「この人と結婚したい」

と思って、

計画的にプロポーズして、

段取りを組んで、

結婚した。

……という感じではありませんでした。

むしろ、

気がついたら結婚が決まっていた

に近いです(笑)。

もちろん、

妻との結婚を決めた気持ちは、

ちゃんとありました。

だからこそ、

あの日、

港で告白したときに、

「絶対に幸せにする」

と言ったんだと思います。

夜景のきれいなレストランで、

格好よくプロポーズすることはできませんでした。

でも、

それはそれで、

私たちらしい結婚の始まり方だったのかもしれません。

結納ではホテルがやらかし、

プロポーズもしていない。

普通に考えれば、

なかなか波乱のスタートです(笑)。

でも、

2026年11月24日で、

私たちは結婚24周年を迎えます。

そう考えると、

完璧じゃない始まり方でも、

夫婦としてやっていけるものなんですね。

人生って、

本当に分かりません。

300万円を車に使ったときも、

まさかその年に結婚するとは思っていませんでした。

「付き合うことになりました」と、

両親に報告するつもりだった食事会が、

まさか結納の日を決める場になるとも思っていませんでした。

そして、

結納当日にホテルがやらかすとも思っていませんでした。

でも、

そんな予定外のことが、

あとになってみると、

全部ひっくるめて、

いい思い出になっています。

そういえば私たち、

今でも正式な「プロポーズ」はしていません(笑)。

でも、

こうしてもうすぐ24年、

夫婦でやっています。

それなら、

まあ、

これで良かったのかもしれません。

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

プロポーズはありませんでしたが、結婚生活は今日も続いています(笑)。

※この記事のサムネイルは、私達夫婦のアルバム写真の一枚です。

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