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「お宝温泉」時間・・『古事記』から読み解く(2):恐竜の登場 ~「日本列島形成の物語」ー地殻の大変動

「バンゲア超大陸」の時代―三葉虫、魚類、両生類、爬虫類、シーラカンス、恐竜などの登場
 次いで、藍藻類の光合成により地球に酸素が作り出されて酸素が増え、約6億年前からのカンブリア紀に三葉虫が発生します。その頃、世界は「バンゲア大陸」と呼ばれる一つの大陸だったと考えられています。(こうした超大陸は19億年前から何度か形成され、数億年ごとに分裂と合体を繰り返した。) 
 そして、5億年前のオルドビス紀に魚類が、4億5千年前のシルル紀に「生きた化石」と呼ばれるカブトガニが、4億年前のデボン紀に両生類が、3億5千年前の石炭紀に爬虫類が、3億年前の二畳紀にゴキブリが、2億5千年前の三畳紀にシーラカンスやサンショウウオが、2億年前のジュラ紀に恐竜が登場しました。 

バンゲア超大陸の分裂~恐竜の絶滅
 そして2億年前、バンゲア超大陸は分裂を始め、ゴンドワナ大陸と現在のユーラシア・北アメリカ大陸が分裂して北大西洋が誕生した。1億2000万年前にはオーストラリアと南極が分裂して南に移動し、南アメリカ大陸とアフリカ大陸が分かれて南大西洋ができた。9000年前にはインド亜大陸がアフリカから分かれて北に向かい、5500万年前にアジア大陸と衝突してヒマラヤ・チベット山脈が誕生している。 
 約1億年前、ユーラシア大陸の東に日本列島はまだ存在していなかった。飛騨川の飛水峡には日本列島最古の岩石の一つが見つかっており、20億年前のものであることがわかった。また、この一帯ではロシアのハバロフスクと同じ地層や同じ形の放散虫の化石に加え、陸上に棲む恐竜化石も見つかっている。このことから、飛水峡のある一帯は1億年以上もの大昔、ユーラシア大陸とつながっており、恐竜が闊歩する世界が広がっていたことがわかる。その後、1億年前に恐竜が一応絶滅したと言われています。 
 これらの出来事が12代~15代の神々の頃になります。 

日本列島の誕生
 さて、1億2千年前、三柱の神が相談し、地上に「伊弉冉神」(16代)と「伊弉諾神」(17代)を遣わし、ようやく日本が誕生します。
 そうして生まれた最初の島が淡路島で、ドロドロの状態の海であったところの、子宮にあたる琵琶湖をぐるぐるかき回し、ぽつんと落としたのが「淡路島」(19代の神)だということです。
 その前に、島ができるにはできたけれど、流れて消えた島があり、「蛭子神」(18代)と呼ばれます。
 そして、二番目に生まれたのが「四国」(20代の神)です。「国生み」はこのあとも、今の五島列島(38代の神)まで、まだまだ続きます。 
 その後、伊弉冉神と伊弉諾神は天上界において、何代にもわたって続きます。その間、大陸が移動し、大陸から分かれて日本海が生まれ、東西の島がくっついてフォッサマグナが形成されます。
 約3000万年前まで、日本列島はまだユーラシア大陸の一部だった。当時は巨大な哺乳類が生息していた。やがてユーラシア大陸の東の端で大地が裂け始め、裂け目には水が溜まり、数百万年をかけて広がった。
 約2500万年前には、太平洋の海水が流入し、日本列島のもととなる陸地が、観音扉が開くように、東日本はサハリン(樺太)北部付近を軸に反時計回りに、西日本は九州北部付近を軸に時計回りに、別々に回転しながら大陸から引き裂かれた。 
 その後、約1500万年前伊豆の火山島群の日本列島への衝突が始まり、甲府盆地の西の櫛形山地、次いで御坂山地、丹沢山地が形成され、最後の衝突で現在の伊豆半島が生まれた。
 こうして生まれた関東山地、丹沢山地などからは大量の土砂が流れ出し、東日本・西日本のふたつの陸地のあいだにあった海に流れ込んだ。そこが後に隆起し、今の関東平野のもとになった。 
 そして500万年ほど前、ふたつに分かれていた日本列島は、ついに1本につながった。
 一方、西日本では、1400万年前東に引っ張られた割れ目からマグマが溢れだして高温になっていたフィリピン海プレートの上に西日本が衝突し、これにより西日本が熱せられ、紀伊半島、愛知県、高知県、愛媛県、宮崎県、鹿児島県などの広域で超巨大カルデラ噴火が起こり、西日本を花崗岩の山国へと変えた。
 大陸から引き裂かれた頃、東日本の多くは海面下であった。しかし、300万年前、フィリピン海プレートの移動方向の変化と連動して太平洋プレートの沈み込むラインが日本列島に接近し、「東西圧縮」が始まった。その結果、東日本は強い力で押されて2000m以上隆起したと考えられており、東日本は山国へと変貌した。
―新潟県南魚沼市にある八海山は、標高1778m、山頂には角の取れた丸い石が見られ、かつて河口や海辺だった場所が2000m近く隆起したものと考えられる。

注)日本列島が形成される過程で、昔海だったところが陸になって蛇紋岩が形成されます。また、昔の海底で形成された熱水鉱床や石油・天然ガス層などでは、いまもバクテリアが働いている環境が残されていて、それが「温泉の還元力」を生み出しているのではないかと想定しています。
 
 また、北海道や東北地方でも東西の島が結合し、中央構造線に沿って南北の島も結合して、いまの日本列島の形が形成されます。そして、氷河期が終わることも神々は分かっていました。

【参考文献】
1) 竹内睦泰:古事記の宇宙-古神道的考察、青林堂、平成28年11月3日
2) NHKスペシャル「列島誕生 ジオ・ジャパン」制作班:NHKスペシャル 列島誕生 ジオ・ジャパン 激動の日本列島誕生の物語、宝島社、2017年8月26日
                                          (続く)
ブログ「お宝温泉物語by地域ジオ資源研究会」
第26話:奈良県吉野郡「十津川温泉郷」より
地質のなりたちに起因する超ド級のパワースポット(霊域)
約1400万年前の巨大火山誕生のドラマ
 今から約1500万年前に、アジア大陸から分裂した日本列島はほぼ現在の位置まで移動してきた。こうして、太平洋へとせり出した西日本の下に、北上してきたフィリピン海プレートが沈み込むことになる。
 ここで重要なことは、沈み込んだフィリピン海プレートの一部である四国海盆が誕生間もない熱いプレートであったことだ。そのために、西日本の下へ沈み込んだ時に浅いところでプレート自体が融けてしまい、異常なほどの大量のマグマが発生し、現在の紀伊半島から九州南東部にかけての広い範囲で大規模なマグマ活動が起きた。
 こうして、超巨大火山が中央構造線の南側の「外帯」と呼ばれる地域の太平洋沿岸に点々と誕生した(図表6-13)。

特に、紀伊山地に外帯花崗岩類が集中している。

 第11話:「奥山梨はやかわ」で地球の裂け目(糸魚川-静岡構造線)から湧き出す3名湯より
西山温泉「慶雲館」、奈良田温泉「白根館」、光源の里温泉「ヘルシー美里」
フォッサマグナと糸魚川-静岡構造線:早川沿いの温泉の起源
 早川町は、フォッサマグナといわれる日本列島を二分する巨大な裂け目の西端に位置している。そこには「糸魚川-静岡構造線」という長い断層が走っており、その断層からは、山の中にありながら、海水のように塩分の多い温泉が湧き出している。
 フォッサマグナは、かつての海底にたまった新しい地層によって埋め立てられたもので、岩石や砂、動植物の死骸などが堆積し、海水の一部が地中に閉じ込められている。
 早川沿いの温泉は、その海水が地下水などと混ざり合いながら、マグマの熱で温められ湧き出した塩化物泉が多い。地下6,000mもの厚さの地層のなかに眠っていた1,000万年以上前の「古代の海水」が、早川沿いの温泉の起源である。
【参考】約2000万年前にはじまる地殻変動(グリーンタフ変動)
 約2000万年前にはじまる地殻変動(グリーンタフ変動)によって、日本列島は大陸から切り離されて、日本海が生まれ、弧状列島として生まれかわった。海底に蓄積した火山噴出物は変質して、グリーンタフ(緑色凝灰岩)とよばれる岩石になった。
 その後、東西に分かれていた列島がぶつかり合う造山運動によって、海底が地上に押し上げられ、グリーンタフ(緑色凝灰岩)からなる山地が形成された。
 グリーンタフ型温泉は、このグリーンタフ(緑色凝灰岩)に閉じ込められた海水成分が熱せられた地下水に溶出してできた温泉で、主に硫酸塩泉や塩化物泉が多く見られる。
 こうした「地球と日本列島の壮大な物語」については、下記を参照されたい。糸魚川市にある「フォッサマグナミュージアム」のホームページ:https://fmm.geo-itoigawa.com/event-learning/fossamagna_japan-archipelago/https://www.city.itoigawa.lg.jp/6525.htm 
など参照。


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