マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY のカード解説(フレーバー目線)②
前回の記事に引き続きFF4以降の作品のカードを本日は紹介していきます。
★ここから前回と同じ注意書き★
基本的に作品順に紹介していこうとは思ってますが、以下の点だけご留意をお願いします。
・めちゃくちゃネタバレを含みます、これからプレイする予定の方は回れ右してください
・プレイしていない作品(具体的にはMMO系の11と14、14はちょっとやった)があります
・作品ごとに熱量が違います、不明なものは適宜飛ばしていきますので「なんであのカードがないんだ?」って思ったら是非熱量の高い方に解説してもらってください
・noteという媒体の都合上画像が30枚しか貼れません、1枚ごとにお話したいことがほとんどなので、その場合は30枚画像貼ったら次の記事に行きます
★ここまで前回と同じ注意書き★
前回画像がクソでかくて読みにくかったので今回から1段階小さくしてます。
では早速始めていきましょう。
FINAL FANTASY IV(FF4)のカード

まずはFF4からはドワーフのセットを紹介します。
ドワーフ自体はFF1から存在し、割とストーリーにも関わってくるメジャーな種族でもあります。
他のファンタジー作品にもれず、FFのドワーフも基本的に地底に住み、鍛冶が得意という性質を持っているため、キング・ジオットの効果はそこから来ているかとは思われます。

FF4のメインヒロインかつパーティメンバーのローザです。白魔道士の肩書を持ちつつ弓を装備できる(白魔道士が弓を装備できるのはFF4だけ!)ので到達を持っています。
実質ローザの曲である愛のテーマという曲が一部の音楽の教科書に載っていたのはFFオタクの中ではあまりにも有名。

FF4の終盤で月に行くための乗り物である魔導船です。イラストの通りエビフライみたいな形状をしているのですが今回英語版のカード名(The Lunar Whale)が発表されて「あ、これって鯨なんだ」というのを初めて知りました。FF14にもマウントとして実装されてるとか。
こちらも乗り物なのでMTGでは機体として実装されています。

こちらも、MTGの変身メカニズムを巧みに活用した優れたカードデザインだと思います。
FF4の主人公セシルは、王の命で暗黒騎士となり祖国に仕えるも、その在り方に葛藤を抱えていました。
王の命令で届けた指輪が原因で村が焼かれたことで、王の邪悪さに気付き、国を離れる決意をします。
紆余曲折の末、かつて自らが襲ったミシディアの町に漂着し、長老の導きで自身の過去と向き合い、暗黒騎士としての自分を乗り越えることで、パラディンへと転生を果たします。

第一面のフレーバーはミシディアを襲った際の後悔を吐露した際の、第二面のフレーバーは自らの影と戦う際のセリフをそれぞれ表現しています。
あんこくはゲーム中でも自身のHPを削るかわりに強力な攻撃を放つコマンド、また、プロテスはパラディンになることで白魔法が使えるようになることもうまく表現できていますね。

こちらもFF4の主人公一行からカインです。本作以降の竜騎士の見た目のモデルにもなってるキャラですね。
このキャラにはとても有名なエピソードがあり、世界を救うためにクリスタルを集めている最中にゴルベーザという敵に操られ「おれは しょうき にもどった!」と発言し、クリスタルを奪ってゴルベーザの元へ帰ってしまうのです。
戦闘ダメージを与えた際のコントロール変更効果はこの何度も(作中で何度か操られます)操られ敵対したカインをうまく表現できているのではないでしょうか。
また、カインだけではなく竜騎士全体としての能力となりますがジャンプと称して自身のターンのみ飛行を得れるのも良いですね。

セシルを諭した長老本人です。ミシディアという魔法使いの村の長老なので供回りの黒魔道士を連れて出てきます。
これ代替わりするから伝説じゃないってことなんですかね…?

チョコボシリーズのうちチョコボキックはFF4からです。やはり一番作中でチョコボキックが使われるのは4だからでしょうか?(他作品では登場時期的にそこまで使われないが4では幼少期リディアが面倒なことをしなくても唯一使える召喚なので)
ちなみにチョコボがキックしてるのはアントリオンというボスになります。
キックとキッカーを掛けてるのも良いですね。

上のチョコボキックの解説で幼少期リディアと記載したのですが、リディアは作中幼少期と成長後のリディアが登場します。一度旅中で不意に別れてしまったリディアは現世と時間の流れが異なる幻獣界で修行を積みセシルたちの危機に対して颯爽と駆けつけるシーンとなります。
そのシーンではマヒ状態のセシルたちのマヒを解除して「大丈夫、もう動けるわ!」からの戦闘再開となるのでインスタントにしてアンタップとか付けて欲しかったですね。

作中の(実際にラスボスではないが)ラスボス格の悪役です。いろんな人の恨みを買っている。
名前に書いてある通りクリスタルを集めて何やら悪いことをしようと思っているのですが、その効果を再現している能力は何やら4つアーティファクトをコントロールしているときと8つコントロールしているときで効果が異なります。
FFシリーズのクリスタルは基本的に4つ(風、水、火、土)なのですが、FF4では月にも同じくクリスタルが4つ存在するのです。なのでクリスタルを4つ(地上分)、追加で4つ(月の分)を集めたときに効果がより強くなるというデザインになっているのですね、大変すばらしいデザインでした。

先ほどから何回か話題に出てるリディアさん本人です。しょうかんコマンドで幻獣界から召喚獣を呼び出し協力を仰ぐことができます。

仲間になった時点で割と強いおじいさん。娘の仇を取るためゴルベーザを殺そうとしている。
ストーリー終盤で自身の生命力を魔力に変換し、封印されし魔法メテオをゴルベーザに打ち込んで自らは死を迎えます。なので8マナ以上の呪文がメテオのイメージですね。


これはイラストがとても良いなあと思ったカードです。
エリクサーは基本的にどのシリーズでも貴重品orゲーム終盤でめっちゃ高いけど買えるってパターンが多いのですが、FF4では後者となります。
月にハミングウェイという一族が暮らしている集落があり、そこで購入をすることができるのですが、このエリクサーを持っているウサギのようなキャラクターがまさにハミングウェイだったりします。
他のシリーズでは特徴付けが難しいアイテムを入手手段をイラスト化することでFF4のもの、とするのは大変良いと思いました。

FF4の世界では飛空艇がそこまでメジャーな乗り物ではなく、どちらかというと限られた国が技術を独占して利用している軍事力の象徴となっています。
このバロン王国こそがその飛空艇技術で他国家を圧倒している国であり、セシルが暗黒騎士として仕えてた国でもあります。
FF4から登場のカードは以上となります。SFCからは段々とストーリーも骨格がしっかりして、かつキャラのビジュアルなども表現しやすくなったことからカード化もしやすくなったのではと思います。
FINAL FANTASY V(FF5)のカード

突然のネコチャン!!!!1
フレーバーテキストにもある北の山という場所で出てくるモンスターなのですがいわゆる通常エンカウントのモンスターであり、そこまで強いわけでもないのでプレイ済でも誰こいつって人もいると思います。そこそこやりこんだ人ならレビテトを使うために操った記憶がある人もいるかもくらい。
「ネコキック」という固有技を持っているので能力欄に書いといて欲しかったな、くらい。あとドラフトでめっちゃ強かった。

今回のFFコラボのギミックとしていくつかある「段階」の1枚目としての回復魔法、イラストはジョブ衣装の中でも作中屈指の人気を誇る猫耳フードのクルルです。キャラとしてのクルルの枠はFF14にとられてしまったので仕方なくという感じは多少ありますが。
内容としてはケアル~ケアルガで、MTGとしての効果は英雄的介入系の効果となります。
MTGはシステム上回復という行動を表すことは難しく、苦肉の策として、(実際は破壊される、致命傷を受けるがそこから回復で)結果的に何もなかったと考えるとまあ妥当な当てはめかなという気はします。

ドルガンの遺言で世界を回るバッツがカード化、街を回れば回るほどコストが軽くなります。
カードを引ける4枚もクリスタルの数と合わせてるのかなとかちょっとしたこじつけも想像できました。
個人的には緑のバッツとボコよりこっちの方がイラストが好き。

エクスデスさん、クリスタルによる封印から満を持して復活です。フレーバーテキストの「ファファファ…」がエクスデスの印象的な笑い方なのですが、こちらもちゃんと再現されてて良かったです。(はじめに英語版見たときにはこんな感じで全部が作中のセリフから引用してると思わなかったため)

最近はサボテンダー等と並んでFF界のマスコットモンスターとしてよく活躍してるトンベリですが実はFF5が初出となってます。
当時は2Dだったのもあり、徐々に近づくという描画ができず、一度倒した時のようにグラフィックが消滅、以前より近い位置で復活というのを繰り返してパーティーに近づいた後、ほうちょう!の一刺しでほぼ確実にバッツ達を死に追いやります。
カードでもその特徴は再現されており、最初の2ターンはアンタップしないため、攻撃せずに近づくことを行い、それ以降のターンはほうちょう!を振り続けるという形になっています。

まさかのレナを差し置いてファリスだけイラスト化。クルルもガラフもいるのに一人だけいないのはちょっと悲しい。
さんごの剣自体は割と使うことも多かったので印象にはそこそこ残ってるし、つけてるファリスもちゃんとナイトのジョブ衣装なのは大変良いですね。
効果は雷属性をイメージした瞬速と先制攻撃って感じかなってとこです。

FF5で何のキャラが好き?って言われたら7割くらいがギルガメッシュって答えるんじゃないかってくらい人気所のキャラですね、FFコラボ発表されたときに間違いなくカード化されるとは思ってました。
このイラストはギルガメッシュチェーンジ!!する前のギルガメッシュなので手が2本しかないですが変身後は8本になるので装備品も安心していっぱいつけられますね。

サンドウォームはFF5初出ではないのですが(実はFF1からFF5までは皆勤賞)、初めてボスとして登場した点でFF5からのカード化でしょうか。
イメージ的には穴にもぐってまた穴から出てくるブリンク系の能力とかが合うかと思ってたんですが幽霊街能力での実装となりました。

「このまま 帰ったんじゃ、かっこわるいまま歴史に残っちまうからな!」
フレーバーテキストにもあるこのセリフでギルガメッシュの人気を爆上げしたシーンの再現になります。
自爆と言えばFFにはボム系のモンスターが有名ですが、あえてそちらを使わずにギルガメッシュのワンシーンを持ってきたのは開発者側にも好きな方が多かったんだろうなと思います。
カードの効果としては投げ飛ばし系の亜種で、自身と相手にパワー分のダメージを与えるのはFFの自爆の効果に近く(本当はHPであるタフネスがゲームとしては近いが、MTG的にタフネス分のダメージを与えるのは違和感があるため)、よく再現出来てると思います。

FF5の主人公であるバッツのカード化となります。バッツはゲームの都合上(ジョブシステムを採用しており、その時のジョブで性能が変わるため)、決まった性能が作りにくくてカード化にはだいぶ悩んだのではないかと思います。
なのでカード性能としてはどちらかというとボコに寄せて作った感じですね、そのせいかEDH等ではちょっと使いにくい性能になってしまってFF5がシリーズで一番好きなユーザーとしては若干困っています。

FF5屈指の名シーンの一つ、ガラフの最後の戦いのシーンです。晴れる屋の店員として有名なトロピ大塚さんもこのシーンの後は辛くて思わず配信を終了したとも聞いています、よく分かるぞ…。
効果としての再現度も完璧で、エクスデスと一騎打ちの末、エクスデスを退かせることに成功したものの最後の力を使い果たして死亡してしまう。しかし、ガラフの力は長老の樹の助けを通じて孫であるクルルに受け継がれる、というのを死亡時のカウンター移譲にて表しています。いや本当に今回のFFコラボ、作品愛が感じられるカードが多くて良いです。

FF5のラスボス、エクスデス/ネオエクスデスは両面カードとしての実装となります。
「無」の力を手に入れたエクスデスは暴走した「無」に呑みこまれ、すべてを「無」に帰そうとするネオエクスデスとして生まれ変わります。
あとTwitterかなんかで、墓地にある6枚のパーマネントというのはエクスデスによって「無」に取り込まれた町の数(タイクーン、ウォルス、イストリー、古代図書館、モーグリの村)じゃないかってのを言ってるのを見ました、もちろんこじつけかもしれないですけど今回のFFコラボくらい開発陣の熱量が高いとそれもあり得るなって思っちゃいますね。

げんじシリーズの装備品から小手が登場、ギルガメッシュの人気はすごいですね。
効果的には2段攻撃と連続突撃というかなり攻撃的な性能を持っているのですが残念ながらFF5のげんじのこてはそのような効果を持っておらず、どちらかというと二刀流を可能にするFF6に近い効果なのかなと思いました。
もちろんフレーバーはギルガメッシュのセリフから。

記事書いてて思うんですけどとりあえず一言目に有名なセリフ書くかってなるとだいたいフレーバーと被っちゃうんですよね、それくらい開発陣がそのカードを表すフレーバーを理解しているという証拠でもあります。
(作中では普通は倒せないですが)倒す(≒逃げてもらう)とたからものがもらえるため、それを再現してる感じの能力になっています。
コモンだから仕方ないですがもう一つくらい何か再現ポイントが欲しかったですね。

街シリーズにFF5からは滅びの町、ゴーンが収録。フレーバーテキストにある通り、流砂の砂漠という普通に渡れない砂漠の先に既に滅びた町として存在しています。
正体は古代文明の遺物が地下に眠っている町なのですが残念ながらその古代文明関連は今回のコラボではカード化されず。
WotCさん、ロンカ遺跡のカード化待ってますよ。
FF5からの登場カードは以上となります。FF5はギルガメッシュという人気キャラがいる一方、主人公達はジョブシステムのせいで個性が作りにくく、かつストーリーもSFC3作の中では圧倒的に単純なもののため、若干カード化が難しいところはあったかもしれません。
ただ、オメガ、しんりゅう、クルルに関しては5が初出なので14に枠渡さないで5で出してくれてもいいじゃん…というのはFF5ファンとしては思いました。
今回はFF6まで行こうかと思ったんですが画像の枚数的に絶対無理がある(FF6は統率者デッキもあるため)のと、そもそも書くのに思った以上に時間がかかってしまったためここで今回分は公開しようと思います。
次は流れとおりFF6を紹介するのか、6も7も統率者があるので一旦飛ばしてFF8以降を紹介するのか、あるいはFF6以降の非統率者カードのみ紹介していくのか、まだ内容については未定ですが頑張って書いていこうと思います。
普通に6月中に書き終えるつもりだったんですけど今のペースだと余裕で7月過ぎそうです、文章書いてる人ってすごいね。
ではまた次の感想記事でお会いしましょう。
