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なぜ人は「無駄に悩んでしまうのか」

気づくと、同じことで悩んでいる。

考えても答えが出ない。
でも、考えないわけにもいかない。

仕事のこと。
人間関係のこと。
将来のこと。

頭の中で何度もシミュレーションする。

もし、あのとき別の言い方をしていたら。
もし、違う選択をしていたら。

そんなふうに考えているうちに、時間だけが過ぎていく。

こうした経験は、誰にでもあると思います。


悩むこと自体は悪いことではない

最初に言っておきたいことがあります。

それは、

悩むこと自体は悪いことではない

ということです。

むしろ、悩むということは、
それだけ真剣に考えているということでもあります。

問題なのは、

無駄に悩んでしまう状態

です。

例えば、

・考えても答えが出ない
・同じことを何度も考える
・自分を責めてしまう

こうした状態は、とても消耗します。

そして多くの人は、その原因を

自分の能力不足

だと思ってしまいます。


悩み=能力不足ではない

ですが実際には、そうとは限りません。

むしろ多くの場合、

悩みの原因は

能力ではありません。

問題は、

考え始める「起点」

にあります。

起点がズレていると、
どれだけ真剣に考えても、
答えには近づきません。

むしろ、考えれば考えるほど

迷路に入ってしまう

こともあります。


悩みの正体は「能力」ではなく「構造」

ここで少し、具体的な例を見てみましょう。


例①:努力しているのに成果が出ない

例えば、仕事で成果が出ないとき。

多くの人はこう考えます。

「自分の努力が足りないのではないか」

真面目な人ほど、この考え方になります。

するとどうなるか。

・もっと長時間働く
・資料をさらに作り込む
・完璧を目指す

つまり、

努力を増やす方向

に進みます。

しかし、もし問題がここだったとしたらどうでしょう。

・そもそも目標が曖昧
・評価基準が共有されていない
・上司の期待が伝わっていない

この場合、

努力を増やしても
成果は出ません。

むしろ、

「こんなに頑張っているのに」

という感覚だけが残ります。

そして、

「自分はダメなんだ」

と思ってしまうこともあります。

しかし本当の問題は

努力不足

ではなく

構造

だったのです。


例②:会議で話が噛み合わない

もう一つ、よくある例があります。

会議で意見がぶつかる場面です。

Aさんは言います。

「コストを抑えるべきです」

Bさんは言います。

「品質を優先すべきです」

議論は平行線になります。

多くの場合、人はここで

「どちらが正しいか」

を考えます。

しかし実際には、

この議論は最初から噛み合っていません。

なぜなら、

前提が違う

からです。

Aさんは

短期利益

を重視しています。

Bさんは

長期ブランド

を重視しています。

この構造が見えないと、
議論はいつまでも終わりません。

しかし、

「前提が違う」

と分かれば、

議論は変わります。

例えば、

「短期利益と長期ブランド、どちらを優先するか」

という

本来の問い

にたどり着きます。


例③:決断できない

決断の悩みも同じです。

例えば、転職を考えている人がいるとします。

A社
安定しているが成長は遅い

B社
成長できそうだが不安定

このとき多くの人は

「どちらが正解か」

を考えます。

しかし実際には、

どちらにも絶対的な正解はありません。

問題は、

正解を探してしまう起点

です。

本来の問いは

「どちらが正しいか」

ではなく

「自分は何を優先したいか」

です。

起点が変わるだけで、
思考の方向は大きく変わります。


起点が変わると、悩みの形が変わる

ここまでの例に共通していることがあります。

それは、

悩みの起点

です。

多くの人は問題が起きたとき、

こう考えます。

・自分の能力が足りない
・もっと努力しないと
・自分が間違っている

つまり、

原因を自分に置く

わけです。

しかしここで、問いを変えてみます。

・前提は合っているか
・評価基準は何か
・そもそもの目的は何か

すると、

今まで見えなかった構造が見えてきます。

そして不思議なことに、

それだけで

悩みの重さはかなり変わります。


このシリーズで書いてきたこと

このシリーズでは、

「悩みの構造」

をテーマに記事を書いてきました。

扱ったテーマは次の通りです。

・自分を責めなくなる理由
・間違った努力をしなくなる
・人とぶつからなくなる
・決断が怖くなくなる
・無駄に悩まなくなる思考

どの記事も共通しているのは、

起点を見る

という視点です。


視点が変わると、明日が軽くなる

視点が変わると、

日常の小さな場面が変わります。

例えば会議。

今までは、

「相手が間違っている」

と思っていた場面でも、

「前提が違うのかもしれない」

と考えられるようになります。

すると、

議論は対立ではなく

整理

になります。

仕事でも同じです。

「自分が足りない」

ではなく

「構造はどうなっているか」

と考えると、

努力の方向が見えてきます。

人間関係でも同じです。

相手を敵にするのではなく、

見ている景色が違う

と理解できるようになります。


無駄に悩まなくなるということ

ここで言う

「無駄に悩まなくなる」

というのは、

悩みが完全になくなるという意味ではありません。

人生には、

答えが出ない問題がたくさんあります。

ただ、

必要以上に自分を苦しめない

ことはできます。

例えば、

・自分を責めなくなる
・間違った努力をしなくなる
・人を敵にしなくなる
・決断を怖がりすぎなくなる

それだけでも、

人生はかなり軽くなります。


最後に

悩みはなくなりません。

それは人間が

考える生き物

だからです。

ただ、

悩みの多くは

能力の問題ではありません。

視点の問題です。

起点の問題です。

構造の問題です。

それが少し見えるだけで、

悩みはかなり軽くなります。

もしこのシリーズが
あなたの思考を整理する
小さなきっかけになれば嬉しいです。

このnoteでは
「思考の整理」や
「無駄に悩まなくなる視点」について
これからも書いていきます。


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青山 吉悦|Latent合同会社 よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!