【特別座談会】野間口徹×なだぎ武×竹井亮介×うらじぬの×平原慎太郎 ~新シリーズ第一回という十字架を背負いながら~
小林賢太郎がパルコとタッグを組み、新たに立ち上げるコント公演シリーズ『ル・コント』。第1回公演『この世界に19文字の文章など存在しない』に顔を揃えたのは、野間口徹、なだぎ武、竹井亮介、うらじぬの、平原慎太郎という、ジャンルもキャリアも異なる五人だった。これまで小林賢太郎と笑いを追求してきた者、初めてクリエイションに参加する者、新たな役割で作品に関わることになった者。彼らは今、なにを感じているのか。それぞれの視点から小林と『ル・コント』について語り尽くす1万字座談会。その序盤パートをここに掲載。
※座談会の続きはル・コント『この世界に19文字の文章など存在しない』公演パンフレットに掲載しています。
■完成台本があるプレッシャー
なだぎ まだ稽古序盤ですけど、もう佳境ですよね。全体をあと1周したら、もうみんな飽きてくると思います。
一同 (笑)
野間口 もはやね(笑)。それくらいハイペースです。

なだぎ こんなに早い段階から台本ができていることは、前回参加した『カジャラ#4』ではなかったので。おそらく今回は映像や音楽もありますから、そことの兼ね合いで台本を早く上げないといけなかったと思うんですけど。『カジャラ#4』では第9稿、10稿ぐらいまで行きましたから。丸々ネタが一個、なくなることもあったりして。序盤でこんなに仕上がっていたら、あとはもう何回かブラッシュアップすれば大丈夫でしょう。
うらじ とにかく稽古の進みが早いですよね。
なだぎ これをずっとやっていたら、たぶん違うコントをやりたいなとなってくると思うんで。

竹井 昨日あたりから「飽きちゃう」というワードが、野間口さんとなだぎさんから出始めましたね。
野間口 だってもう、本番2週間ぐらい前の雰囲気になってますよ。
なだぎ すごいハイペースで坂道を登っている感じなんで。これが仕上がって1回頂上に着いて、その景色を見たときにさらにまた上に行くのか、あるいは映像との調整という作業になってくるのか。小林賢太郎の頭の中でいろいろあると思うんですけど、あと5日後に幕が開いてもいいぐらいの……。
一同 (笑)
なだぎ でも、それぐらいで開いてもらったほうがいい緊張感があるし、今回どうなるかはわからないですけど、コント公演って幕が開いてお客さんに観てもらって、さらに作っていくものなので。お客さんの笑い、ウケ方によって「もうちょっとここを変えようか」とか、そういう作業になってくる。
竹井 まあ、飽きちゃうかどうかはわからないですけど、確かに稽古の進みが早いです。なだぎさんがおっしゃるように、稽古初日の本読みに台本が完成しているなんて、コント公演では経験したことがない。驚きました。

野間口 だから変なプレッシャーがあったよね。「えっ、最初から(台本が)あるんだ!?」という。
なだぎ 「早く覚えないといけないのかな?」という感覚になってね。
竹井 昨日、ちょっと賢太郎くんが少し先に稽古場を出たので、「自主練でもする?」という空気になったとき……僕とうらじさんと平原くんのところの台詞合わせをしようとしたら、野間口さんとかが「まあ、やんなくていいんじゃない?」って(笑)。
野間口 形としてはほぼできあがりつつあるから、そんな早くから揉まないほうがいいんじゃないかなと思って(笑)。
竹井 それを聞いて「確かに」と思ったんですけどね。でも、台本が揃っているものだから、焦っちゃう部分がちょっとあって。なかなか今までにない感じの稽古ですかね。
なだぎ 台本ができあがっているのは、小林賢太郎からの「とりあえず、さっさと覚えてくれよ」というプレッシャーなのかなって(笑)。さっきも言いましたけど、映像や音ものとの兼ね合いで、早く覚えてやったほうがいいのかなとか、いろいろ考えちゃいましたね。
平原 僕は今はもう恐怖心しかないです(苦笑)。たとえば、一挙手一投足が面白いなだぎさんのあとに台詞をしゃべるなんて、恐怖以外のなにものでもないです。
野間口 わかりますよ。ちょっとアウェーな感じがありますもんね。
平原 ダンスをやっていて「これ、ウケるかな?」とかは、あまり考えないですから。
野間口 そこは別の脳みそですもんね。
平原 でも、ストレートプレイよりは少し近さを感じるというか。リズムやテンポ、強弱によって「あ、うまいな」みたいな瞬間があるのはわかるし、まだうまくできていないですけど、小林さんの言葉の上で、その感覚を味わいながらやるのは楽しいですね。

野間口 基本、動き担当ですよね。あとはなだぎさんにも動きのある場面があったり。あ、みんなは動くのか。僕は動かないですけども(笑)。
竹井 僕は賢太郎くんとはシアター・コントロニカでも何回かやらせてもらっていて。僕は体格がいい分、代謝がいいのか汗をかきやすいんですけど、最近のコントロニカでは汗をかかなくなってきたなと思っていたんです。ところが今回、ちょっと動くところをやったら、すぐびしょびしょになっちゃって。そういう意味では頭を使う部分もあるけど、身体を使って発散する感じもある。そこも面白いですよね。
なだぎ 僕も圧倒的に身体が忙しいコントは1本ありますね。しかもそれが序盤にあるんで「その後のスタミナ、残ってるかな?」とちょっと心配です。
野間口 あれ、序盤も序盤ですもんね。
なだぎ でもまあ、スタミナ温存でペース配分を気にしてたら、たぶんできないでしょうから(笑)。とにかく全力を振り絞る感じでやろうかなと思ってますけども。
うらじ でも本当に皆さん、初日からもうパパパパパッと面白くされるじゃないですか。未だに「私、なんでここにいるんだ……ドッキリなんじゃないか……」と思うくらい刺激的です。この間、平原さんと「これは、笑いの名門校の校長先生が一堂に会した祭りなんじゃないか?」と話してました。
平原 そうそう。校長たちが集まってね。
一同 (笑)
うらじ 「校長たちの集いに参加しちゃってる!」みたいな。私からしたら、平原さんも校長先生なんですけど。だからただただ頑張ろうと思いつつ、楽しんでやっている感じです。

なだぎ 僕からしたら、うらじさんにはもっと身体を使ってやってほしいという気持ちもありますよ。劇団四季のオーディションを受けている方ですから、もっと歌って踊れるはず!
うらじ いやいや、全然です!
なだぎ もしかしたら小林賢太郎も、そのあたりの要素を盛り込んでくるかもわかりませんね。
うらじ では、それを楽しみに……とアピールしつつ。
竹井 ちょっと感覚的なことはうまく説明できないですけど、賢太郎くんが「コンテンポラリー・コント」と銘打つのがなんとなくわかるというか。平原くんがいるのもそうだし、できあがるのが楽しみです。
(ル・コント『この世界に19文字の文章など存在しない』公演パンフレットに続く)
【お知らせ】ル・コント『この世界に19文字の文章など存在しない』公演詳細

※各地未就学児の入場不可となります。
※その他の詳細、注意事項などは各公演ページよりご確認ください。
●上演時間:約1時間50分(休憩無し)予定
●東京公演の当日券販売について詳細はコチラ。
●仙台 注釈付き指定席:9,000円 販売中!
※ステージの一部が見えにくい可能性があるお席です。予めご了承ください。
取り扱い:ぴあ・イープラス
●愛知:注釈付き指定席:9,000円
※ステージの一部が見えにくい可能性があるお席です。予めご了承ください。
立見席(当日引換):7,500円
※2階席最後列後ろのスペースにて指定の番号位置に立ってご鑑賞いただきます。背もたれはございません。クッションや踏み台などのお持ち込みはお断り申し上げます。
※エリアについては座席表にてご確認ください。
取り扱い:注釈、立見ともイープラスのみ
●富山:チケット一般発売中!
●大阪:各プレイガイドにてプレオーダー実施中、詳細はコチラ
5月17日(日)チケット一般発売開始!
●岡山:2026年6月25日(木) 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場
●福岡:チケット一般発売中
ル・コント オフィシャルグッズのご案内

