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A判定だった私に、C判定が現れた日


健康診断の結果を見て、「このままじゃいけない」と本気で焦ったことがあります。

体重は65キロになり、これまで正常値だった総コレステロールも300を超えていました。以前はそこまで大きく気にしていなかっただけに、その数字を見た瞬間はかなりショックでした。年齢のこともある。このまま何もしないのはまずいかもしれない。そう思って、私は食事改善を始めました。

でも、そこで最初にやってしまったのは、「続けられる形を探すこと」ではなく、「とにかく早く結果を出そうとすること」でした。

最初にやったのは、糖質ダイエットでした。

「このままではいけない」と思った私は、まず糖質を減らすことから始めました。ごはんやパンなどの主食を抜いて、とにかく早く体重を落とそうとしていた時期もありました。頑張った結果、14日間で5キロ近く体重が落ちました。数字だけ見れば、かなり順調だったと思います。

でも、続きませんでした。

何を食べると糖質が多いのか、これはいいのか悪いのか。そのたびに考えることが、だんだん負担になっていったんです。最初は頑張れても、毎回糖質を気にしながら食事を選ぶことが、私には思っていた以上にしんどかったのだと思います。

体重が落ちたことはうれしかった。でも同時に、「これをずっと続けるのは無理かもしれない」と感じていました。

次にやったのは、おやつをやめることでした。

間食を減らせば少しは変わるかもしれない。そう思って、なるべく我慢しようとしました。でも、気づくとストレスでおやつに走っていることがありました。

食べないようにしよう、我慢しようと思えば思うほど、おやつのことばかり考えてしまう。結局食べてしまって、「またできなかった」と落ち込む。その繰り返しでした。

私にとって、「おやつをゼロにする」というやり方は、思っていた以上にハードルが高かったんだと思います。

さらに、「21時以降は食べない」というルールも決めました。分かりやすいし、やることもはっきりしている。これならできるかもしれない、と思ったからです。

でも、これも続きませんでした。

その日の疲れ具合や、夕食の時間、気持ちの余裕によっては、どうしても夜に何か食べたくなることがありました。ルールを守れないたびに、「またダメだった」と自分を責める気持ちも強くなりました。

今振り返ると、私はずっと「続けられるかどうか」より、「とにかくちゃんとやらなきゃ」を優先していたのだと思います。

健康診断の結果に焦ると、どうしても早く変わりたくなります。私もそうでした。糖質を気にして、間食をやめて、夜は食べないようにして、とにかく頑張れば何とかなると思っていました。

でも、私にはそれが続きませんでした。

だから最初にやめたのは、「極端に頑張ること」でした。

糖質を細かく管理しすぎること。
おやつをゼロにしようとすること。
夜は絶対に食べないと決めること。

こういう厳しめのルールは、一時的には頑張れても、私には負担が大きすぎました。

今は、以前のように「これをしなきゃ」「これは絶対ダメ」と自分を追い込むやり方ではなく、もう少し続けやすい形で食事と付き合っています。

夜にその日の食事を記録して振り返ること。明日は何を食べたらいいかを考えること。今の私がやっているのは、それくらいです。

一人で「これはダメ」「あれもダメ」と我慢するより、今の食事を見直しながら、少しずつ整えていく方が私には合っていました。

しかも、「食べちゃダメなものを増やす」のではなく、「明日はこれを足してみよう」「今日はここがよかった」と考えられるようになると、以前より食事そのものを楽しめるようになってきました。

完璧ではありません。うまくいかない日もあります。それでも、極端に頑張って続かなくなるより、参考にしながら少しずつ整えていく方が、私にはずっと続けやすいと感じています。

健康診断の結果を見て焦ると、すぐに「変わらなきゃ」と思います。私もそうでした。

でも、焦った気持ちのまま厳しいルールを作ると、最初は頑張れても、あとで苦しくなることがあります。少なくとも私はそうでした。

だからもし今、何か始めなきゃと思っているなら、「何をやるか」だけじゃなく、「何をやめるか」から考えてみるのも一つだと思います。

私の場合は、糖質を細かく管理しすぎること、おやつをゼロにしようとすること、夜は絶対に食べないと決めること。この3つを手放したことで、少し気持ちがラクになりました。

そのうえで今は、食事を記録して振り返りながら、明日の食事を少しずつ整えていくやり方を続けています。完璧にやることより、楽しみながら続けられることの方が、私には大事でした。

健康診断の結果に焦ることは、悪いことではないと思います。体のことを気にして、「このままじゃいけない」と思えたからこそ、私も食事と向き合うきっかけを持てました。

ただ、焦りが強すぎると、どうしても「早く変わらなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」に引っ張られてしまいます。私がしんどくなったのも、きっとそこでした。

だから今は、完璧に変わることよりも、無理なく続けられる形を探すことの方が大事なんじゃないかと思っています。

もし同じように、健康診断の結果に焦っていたり、頑張ろうとして苦しくなっていたりする人がいたら、この話が少しでも参考になったらうれしいです。

#創作大賞2026 #エッセイ部門

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