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手術28日前| “がん患者” という自覚が芽生えた日


こんにちは、ヒロミヤです。

昨年、子宮体癌の手術を受けました。療養を経て、今はわりと元気に復帰しています。  

現在、出張に向かう飛行機の中。
外は気持ちのよい晴天。
タイトルのサムネイルのとおり、陽光を浴びた翼がピカピカに輝いています。

さて、手術がいよいよ本決まりとなり、決められた検査日程をスタンプラリーのように淡々とこなす日々がはじまりました。

気づけば、毎週のように病院へ通っています。
この日の予定はこんな感じでした。

午前中 入院前支援面談 予約あり
午前中 がん相談(面談) 予約なし
午後 眼科 予約あり

当時のジャーナルをもとに、手術までの道のりを振り返ります。婦人科系のマイナートラブルで、どうしようかと案じているあなたにも届くとよいなと思っています。

プロの目で、きちんと診てもらうのって大事だなと、今、あらためて思っています。

お目に留めていただき、ありがとうございます。おつきあいいただければ幸いです。 


▼前回の話はCT検査でした▼


入院前支援での面談


A病院では入院前支援面談を受けるように言われていました。

CT検査の日に済ませておきたかったのですが、都合のよい時間に予約が取れなかったので、眼科検診の日にあわせました。

飛び込みでも入れるそうですが、昼以降はかなり混むそうです。

眼科検診が昼からだったので、その前、午前中に予約を入れておきました。

入院前支援室は、入院退院手続きコーナーの近くにありました。待合スペースの奥に2つほど相談ブースがあり、予約していることを受付で伝えると、大体時間どおりに通されるようです。

ここにはてっきりソーシャルワーカーさんがいるものと思っていましたが、この病院では、看護師さんが担当されているようです。

事前に予約票と一緒に渡されていた、聞き取りシートを持参し、提出しました。
シートに書いたのは次のような内容です。
(控えていなかったので、うろ覚えですが。)
記入にちょっと時間がかる項目もありました。

✘家族関係
✘既往症
✘服薬情報
✘緊急連絡先など

✘医師から受けた説明
✘病気や治療に関する心配ごと
✘医療上の希望、など

「病状と治療方針、手術について医師からどう説明を受けましたか?」という質問は、記入もしましたが、話の中でも訊かれました。

そういう意味では、インフォームドコンセントやリビングウィルについて、真摯に向きあっている病院なのだなと理解しました。
病棟の医療スタッフとも共有されていたと思います。(後日、私のカルテの中に、この紙があったのを見かけました。)

私の場合は、同居家族もおり、経済的な基盤もあり、医療上のリスクが特定されていて、高齢者ではないという点で、わりと簡単に話しが終わりました。
15分足らずでした。

きっと、遠方から来られた患者ご家族との面談、高齢の患者さんとの面談、公的なサービスにつないだほうがよいケースなど、もっとこみいった相談になることもあるのだろうと想像します。


がん相談のブースにも行ってみる


入院前支援の相談があまりにあっさり終わってしまったので、かなり時間が空いてしまいました。

カフェで時間を潰そうか、と向かった先で、がん相談の案内表示を見かけました。


そういえば、諸々の資料の束の中で、こちらのリーフレットをもらった覚えがあります。

試しに寄ってみると、この日は予約なしで、すんなりと案内されました。


入退院ブースに近く、かなり人通りが多い入院前支援室に比べて、こちらは検査エリアの奥のほうで、かなり静かな通路に面しています。

中に入ってみると広くて、いくつかのブースに仕切られていました。
こちらのブースでも、対応は看護師さんでした。
公認心理師さんではないのだな、と思った覚えがあります。

入院前支援とほぼ同様のききとりがありました。

「病気や術式で心配なことはありますか?」と訊かれて、あらためて、少し考えてみました。

「手術はお任せするしかないと思っているので、とくには……」

「退院後の生活とか、職場復帰がすんなりできるかどうかは気懸かりですね」

子どもの学費を考えると、あと2年はこのままフルタイムで仕事をしたいです。
住宅ローンもまだ残債がありますし。
これまでどおりの仕事に、耐えられるのかどうか。
そんな話しもしました。

「なるほど。お子さんの学費はストレスですか?」

ストレス? どうだろうか。

「負担は大きいですが、……備えて来ましたし、先も見えてきましたし」

長らく、子どもの学費が仕事の張りあいにもなっていました。
ストレスか? と言われると、それだけでもなかったなと、あらためて思ったのでした。

結局、20分くらい、ふわっとした雑談のような話をしてから、ブースを出ました。

ステージが重い患者さんだと、また対応が違ったりしたのではないかと思います。

こみいった治療だとか、治療方法Aプラン、Bプランの迷いについての相談に乗るとか。

ただ、ここで話してみて、私は患者なんだなぁという自覚が芽生えたのを感じました。

これから入院する患者、しかも、がん患者です。

当事者意識がぐっとこみ上げてくるのがわかりました。


眼科受診


なぜ、手術の前のスタンプラリーに眼科が入っているのか?

はじめは全然わからなかったのですが、α医師の説明では、眼科チェックの必要性があるとのことでした。

✓少し頭が下がった体勢のまま、手術中の数時間、椅子を固定することになる
✓その姿勢は、人によっては、意外と目に負担がかかることがある
✓事前に目の状態をチェックしておき、問題がないことを確認し、リスクを減らす


というわけで、眼科へも向かうことになりました。

眼科の医師も女性でした。
手術には問題ない、と言われてほっとしました。
診察時間は10分足らず。

ただ、ちょっと気になる症状があるので、手術が終わって落ち着いたら、眼科に行ってみてくださいね、とは言われました。(すっかり忘れていました。まだ行っていません……。)

また1つ、手術ロードマップのスタンプゲットという感じで、着々と手術に向けてコマを進めています。


自覚症状がない怖さ

今回、あらためて患者と自覚したわけですが、なぜこんなに当事者意識がなかったのか?

たんに、自覚症状がほとんどないから、です。

はじまりは不正出血と重めの生理痛でした。

その後、精密検査を重ねていた頃にはすっかり目に見える症状はなくなっていました。
とくに何の手当もしていないのに、です。

つまり、不快な症状は勝手に消えることもあるので、「気のせいだったかな?」と不調を見逃して、数カ月経過ということになりかねないわけです。

子宮体がんは、静かに進行していきます。
症状がある時もある、けれども、ない状態もある。

初期とはいえ、手術を控えたがん患者なのだなぁ、といよいよ自覚したことで、入院準備をはじめることにしました。

おかげさまで、書きためたnoteも50本目を迎えようとしています。
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