ボール一つが繋ぐ世界
ワールドカップを観ていると、
心が動く瞬間がある。
勝った、負けた。
強い、弱い。
もちろんそれもある。
けれど僕は、
それだけではないものを
感じている。
今、ワールドカップの
観戦料や宿泊費の
高騰が話題になっている。
現地で観ることが、
簡単ではなくなっている人も
多いのだと思う。
FIFAが掲げる言葉。
「For the Game. For the World.」
ゲームのために。世界のために。
とても美しい言葉だと思う。
でも、その理想と現実の間に、
少し寂しさを感じることもある。
本当に世界のための
大会とは何だろう。
そんな問いが浮かぶ。
けれど、それでも。
ワールドカップには、
やはり特別な力がある。
僕も、もし生活に余裕があれば。
きっと家族と現地へ
観戦に行くと思う。
それが多少
高額であったとしても。
それだけサッカーには、
人を引きつける何かがある。
それは、
ピッチを駆ける選手たちなのか。
同じ瞬間に
歓声を上げる観客なのか。
それとも、世代や国境を越えて
サッカーを繋ごうとする
人々の想いなのか。
正直なところ、
僕には分からない。
ただ一つ言えるのは、
世界中の人々が、その「何か」に惹かれているということだ。
豪華な席でも、
高価なグッズでもなく。
世界中の人が、
同じ一つのボールを
追いかけている。
その姿に、心が動く。
遠い国の選手が躍動する姿に
希望を感じる。
日本代表の戦いに誇りを感じる。
名前しか知らなかった国を、
いつの間にか応援している。
そこには、
数字では測れない豊かさがある。
国籍も、
宗教も、
文化も、
生活の格差も違う。
それでも同じフィールドに立ち、一つのルールの中で、
互いに競い合う。
その光景は、やはり美しい。
サッカーは、
ボール一つで始められる。
整ったグラウンドでなくても
いい。
裸足でも、広場でも、道端でも。
ボールが転がれば、
そこに夢が生まれる。
だから世界の子供たちは、
サッカーに
憧れるのかもしれない。
ボールの先に、
世界と繋がる扉があるから。
ワールドカップの光と、
商業化していく現実。
その両方を見つめながら、
僕は思う。
この大会が本当に
「世界のため」
であり続けるために。
僕たちは、問い続けることを
忘れてはいけない。
なぜ、世界の子供たちは
サッカーに憧れるのか。
その純粋な輝きだけは、
これからも守られてほしい。
この文章を書きながら、
最近YouTubeでよく見かける
シャキーラの
『Dai Dai』や『Waka Waka』の
力強いリズムが頭に
浮かんでいました。
商業化が進む中でも、
あの音楽が持つ、
国境を越えて人々を躍動させる
純粋なエネルギーだけは、
どうか失われないでほしいと
願っています。
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