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共通テストまで約4ヶ月。理科2科目の「8割」を12月までに固める——生物・化学の優先順位を組み替える、9月からの得点設計

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この記事を読んでほしい人:
- 共通テストまで約4ヶ月、理科2科目の学習計画を練り直したい高3理系受験生
- 模試の共テ型問題で、生物・化学が「7割前後で止まっている」受験生
- 「二次を優先して、共通テストは12月から」と考えている受験生
- 子どもの理科2科目の学習計画に、この時期から関わりたい保護者

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面談で、ある高3生からこう相談されたことがある。

「夏休みに理科もやったはずなのに、共テ模擬の生物・化学がどちらも7割前後で止まっています。二次の演習も増えてくる時期なのに、ここから共テに割く時間が持てるのか不安です。あと4ヶ月で、8割まで伸びますか」

この生徒は、決して怠けていたわけではない。むしろ夏の演習量はクラスでも多い方だった。しかし、9月15日の時点で共通テスト本番まで残り約4ヶ月。この時期の理科2科目の「使い方」を誤ると、どれだけ努力しても7割前後で頭打ちになる構造がある。

この記事では、なぜこの時期の配分が共テ理科の得点を決めるのか、その構造と、生物・化学それぞれの8割を作る優先順位の組み替え方を扱う。




なぜ「二次を優先、共テは12月から」だと、7割で頭打ちになるのか

多くの医学部・難関大志望の受験生は、こういう計画を立てがちだ。9月から11月は二次試験の過去問・ 演習に全振りし、共通テスト対策は12月の過去問演習から始める。

この計画には、一見もっともな理由がある。二次のほうが難しく、準備に時間がかかるからだ。しかし、この計画には理科2科目にとって致命的な見落としがある。

理科の得点力は、知識の「積み上げ」でできているということだ。

学校の授業は、共通テスト本番の1月に向けて、9月以降も新しい内容を進めていく。生物であれば遺伝子発現の調節や生態、化学であれば有機化学の後半など、この時期に初めて習う分野がまだ残っている。つまり12月まで「二次に全振り」した受験生の手元には、9月~12月に習った「まだ新しい」分野が、理解も演習も未消化のまま山積みになる。

理科の得点は、新しい分野の理解の上に、その分野の演習が積み上がって初めて安定する。積み上げの途中で穴が開いた状態で直前期を迎えると、穴の上に積むはずだった応用の積み木ごと崩れる。だから「12月から共テ対策」は、実質「4ヶ月分の学習を1ヶ月に圧縮する」計画であり、物理的に間に合わない。

これが、9月の時点で理科が7割前後の受験生が、そのまま直前期に失速する構造だ。逆に言えば、この時期に「積み上げの設計」をやり直せば、8割は十分に届く水準だということでもある。


「8割」の正体は、難問を解くことではない

続いて、「8割」という目標の構造を確認しておきたい。

共通テストの理科は、資料や実験設定を読み解く大問が連続する、マークシート形式の試験だ。出題の中心は、教科書レベルの知識を資料に当てはめて考える標準的な問題であり、二次試験のような長い論述や難問の連発ではない。

つまり、8割という得点の正体は、「難問を解けること」ではなく、標準的な問題で失点しないことの積み重ねだ。知識の穴を埋め、資料の読み取りの癖を正し、時間配分を安定させる――この3つが揃ったとき、難しいテクニックがなくても8割には届く。

「共テは難しくないから、後回しでもなんとかなる」という感覚は、ここで裏目に出る。なんとなく解ける感覚があるぶん、「どこで失点しているか」が見えにくいのが共テ理科なのだ。7割前後で止まっている受験生ほど、「あと2割をどこで取るか」を正確に診断して、優先順位を組み替える作業が必要になる。


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📌 この記事で公開するもの:
- 模試データから失点の原因を分類する「失点の3分類」自己診断
- 生物・8割のための分野別・得点源の優先順位
- 化学・8割のための分野別・得点源の優先順位
- 「出題頻度×失点の大きさ」で週間計画を作る、週次優先順位マトリクス
- 9月下旬から本番までの月別ロードマップ
- よくある失敗パターン5つと、保護者の方への関わり方


次の壁について、先に触れておきたい。

ここまでの話で、「この時期の積み上げ設計が8割を決める」「8割は標準問題での失点ゼロで作る」ということは理解できたはずだ。しかし、「では、自分は実際に何から手をつければいいのか」という、最も知りたい部分にはまだ答えていない。ここから先では、この壁を越えるための、具体的な設計を扱う。


有料部分では、こんな一文から始まる。

> 最初にやるのは、模試の答案を見返して、失点を3種類に分類する作業だ。

このあと、実際の3分類の方法と、そこからの組み替え手順が続いていく。


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医学部専門オンライン家庭教師 / 爆上げ塾 塾長

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10年間、医学部・難関大受験生と向き合ってきました。「なぜ」を理解する脱暗記の学びを、一人でも多くの受験生に届けたい——そんな想いで発信を続けています。もしこの記事が役に立ったら、活動を支えるチップで応援していただけると嬉しいです。