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「助けたい」という気持ちが、駐車場のバーを上げた話。


先日、近所の駐車場で、一台の車が精算機の前で立ち往生していました。
運転席にいたのは、困り果てた表情の外国の方。
「どうしたんだろう?」
そう思って声をかけたあの日、私は「言葉の壁」よりも高い「新旧札の壁」を、身振り手振りで乗り越えることになりました。

予期せぬ「新千円札」の落とし穴💴
その駐車場の精算機は、まだ新千円札に対応していない旧式のタイプ。
でも、その方が手に持っていたのは、発行されたばかりのピカピカの新千円札。
機械に何度入れても、無情にも「ピー」と戻ってきてしまいます。
後ろに車が並んでいるわけではありませんでしたが、見知らぬ土地の、しかも狭い精算機の前で立ち往生する不安は、どれほどだったでしょう。


拙い英語と、全力のジェスチャー🤟
私は正直、英語がペラペラなわけではありません。
でも、「なんとか力になりたい」という一心で、知っている単語を絞り出し、手足を使ってコミュニケーションを試みました。
「This machine... only old money!(この機械、旧札だけなんです)」
「New money, no...(新しいお札は、ダメなんです)」
指を差したり、財布の中の旧札を見せたり。
私の拙い英語に、その方は一生懸命耳を傾けてくれました。

伝わるのは、文法ではなく「心」💛
結局、私の手持ちの旧札と交換をすることで、無事に精算は完了。
ガシャン、とバーが上がった瞬間、その方の顔にパッと広がった安堵の笑顔は、今でも忘れられません。
「Thank you! Thank you so much!」
何度もお礼を言って車を出していく後ろ姿を見送りながら、私は自分の胸がじんわりと温かくなるのを感じていました。

完璧じゃなくていい👌
私たちはつい、「完璧に話せないと助けられない」と思ってしまいがちです。
でも、今回確信したのは、本当に大切なのは文法の正確さではなく「あなたを助けたい」という意志なんだということ。
言葉が通じなくても、身振り手振りで、心は通じる。
日本を訪れる方が増えている今、こうした「小さな壁」はあちこちにあるかもしれません。
もしまた、誰かが困っている場面に出会ったら、また「拙い英語」で声をかけようと思います。

#エッセイ #国際交流 #新千円札




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れもな / Remona 🍋 ひとつの言葉が、誰かの心に届く。 その奇跡を、明日の糧に変えて。 いただいた光で、また新しい物語を紡ぎます