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【岐阜 各務原市】長良川 別囲い 純米吟醸 2026/8/10

夏の夜空に響く花火の音と、揺れるかがり火。

清流・長良川の夏の風物詩といえば「鵜飼い」ですが、
実は毎夜の開始を告げる合図として、数発の花火が打ち上げられます。

夜風を感じながらその余韻に浸るひとときに、
そっと寄り添ってくれる地酒――。

今回ご紹介するのは、
岐阜県各務原市で小町酒造が醸す一本、「長良川 別囲い 純米吟醸」です。


明治27年創業。五代目当主が奏でる「伝承技」と「自然音楽」

明治27年(1894年)の創業以来、
各務原の地で百余年にわたる歴史を誇る小町酒造。
現在は、五代目当主となる蔵元自らが杜氏として
酒造りのタクトを振るっています。

小町酒造の酒造りを語るうえで欠かせないのが、
蔵全体に一年を通して響き渡る「自然環境音楽」です。
発酵環境そのものを「原材料のひとつ」と捉え、
音楽の穏やかな振動の中でじっくりと醪(もろみ)を育んでいます。

さらに、醸造における最大のこだわりが、
伝承技による「完全発酵」。

地下を流れる豊かな「長良川伏流水」と、
岐阜県産の酒造好適米「飛騨ほまれ」を主に使用し、
米の旨みを極限まで引き出しながらも、
後口はさらりとやわらかい「ほっとする旨み」を生み出しています。

「別囲い」がもたらす、特別感とまろやかさ

「別囲い」とは、
出来上がったお酒の中でも
特定のタンクや良質な部分を厳選し、
じっくり熟成・管理された特別なお酒に与えられる名称です。

グラスに注ぐと、
まず届くのは出しゃばらない爽やかな吟醸香。
完熟した果実のような派手さというよりは、
清涼な水を思わせる凛とした静かな香りです。

冷酒でいただくとそのキレと透明感が際立ち、
少し温度が戻ってくると米本来の深みのある旨味が顔を出します。

  • 原料米: 飛騨誉ほまれ 100%

  • 精米歩合: 59%

  • アルコール分: 15度以上16度未満

  • 製造者: 小町酒造株式会社(岐阜県各務原市)

  • 製造年月: 2026年8月

おわりに

旅先や季節の節目に出会う地酒には、
その土地の風土や造り手の想いがまっすぐに宿っています。

百余年の伝統を守る五代目杜氏の技、
各務原の清らかな長良川伏流水、そして環境として酒を育む自然音楽。
長良川の清らかな情景と豊かな時間が広がっていきます。

もし酒屋さんや居酒屋で見かけることがあれば、
ぜひ一度手にとってみてください。
きっと、日常の夜をやさしく満たしてくれる
素敵な出会いになるはずです。

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