②まるさんの大冒険と反省しきりな私|まるさんといっしょ|日常のスベッたコロンだ
まるさんの大冒険
カタツムリのまるさんと遊ぼうと思って、勉強机からこたつテーブルの上に虫かごを移しておきました。
うっかり本を読みふけってしまって、「そうだ、まるさんは?」と思って虫かごの中を見たら見当たりません。
もしかして、キャベツの下?それとも陰に隠れてる?そう思って虫かごを持ち上げるのですがどこにもいません。
まずいことになってしまいました。私はゆっくりと動きました。まるさんをうっかり踏んでしまっては困るからです。
こたつテーブルの向こう側のヘリを見ました。
右を見て、左を見て、
いません。
しゃがんでテーブルの下を見たら、いました!
まるさんは隠れるようにこたつテーブルの機械に張り付いていました。
私はぺりっとまるさんを剥がして、虫かごに戻してネットを張って蓋をしてしまいました。
まるさんの大冒険。
昨日の罪滅ぼし。よく遊べ!まるさん。
昨日あんなことがあって、どうして、まるさんを遊ばせてから虫かごへ戻さなかったのかと後悔しました。
私は家に帰ってきて勉強机の上の虫かごを開けました。
まるさんは虫かごの壁の上の方で殻の蓋を閉じてじっとしています。
私はちょっと切なくなりながら、アトマイザー(小さい霧吹きの様なもの)で、水を吹きかけてやりました。
まるさんが起きる前に他の子カタツムリたちにも水を上げました。
そうしてる内に、まるさんが目を伸ばし始め、少しずつ体も伸ばしていきました。
私は、すぐさま床のカーペットの上に虫かごを乗せると、自分も腹ばいになり、まるさんが壁を静かに歩いているのを眺めました。
そして、まるさんがヘリの所までよじ登ったのを見てひらめきました。虫かごの中にある、水飲み場にしている醤油皿を虫かごの外に出し、割りばしの一方の端をそこに入れ、もう一方の端をまるさんの前に立てかけました。

まるさんは一度目をグーンとのばしてから、自分の行く方向を見るようにして割り箸に触れました。そして、前方の水飲み場を確認したような目の動きをすると、するすると割り箸を降りていきます。
私は、昨日のリベンジだと思い、まるさんの下りる割りばしがぐらつかないよう押さえました。ものの数秒でまるさんは水飲み場にたどり着きました。
それで……水は?飲む?と思いながら眺めているとするすると又水のヘリへと身体を沈めていきます。
飲むというより浸すのでしょうか。少しだけ身体を浸したらまた反対側のヘリに上っていきました。

帰りも同じルートを通って、まるさんはケースに入って行きます。
ここまで、結構時間がかかっていました。
まるさんは虫かごのヘリまでたどり着くと、カタツムリらしからず、背中の殻の重みでだらりと垂れ下がりました。
私は慌てて押さえてあげたのですが、余り役には立たずヘリから落ちそうです。
ずいぶん遊んだみたいだし、もう良いよねとばかりに私は水飲み場を元の虫かごに戻し、まるさんを手動で鶏卵の上に乗せて、また明日ねとばかりに、ネットとフタをしたのでした。
取り敢えずまるさんはよく遊んだので良いのではないかと思いました。
English Version:
🌐"(2) Maru-san's Great Adventure and My Deep Regrets | Together with Maru-san | Daily Slips and Tripsis"
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