(百一)替え歌あれこれ
今回は、替え歌特集。次の5つの替え歌をまとめて紹介する。
・題名:鉄道唱歌埼京線篇(本歌:鉄道唱歌東海道篇,1900)
・題名:面食いの歌(本歌:嬉しいひな祭り,1936)
・題名:女の夜風(本歌:旅の夜風,1938)
・題名:肉食小唄(本歌:松の木小唄,1965)
・題名:認知障害ボケ模様(本歌:津軽海峡冬景色,1977)
≪ 鉄道唱歌埼京線篇(本歌:鉄道唱歌東海道篇)≫
(一)
江戸を守るは大宮の氷川神社一宮
開けし交通要所なり、南北に通るは中仙道
(二)
県境の赤羽は、キャバレーありで知られてる
一番街も寄ってみてね、飲食店が並んでる
(三)
駅を降りたら中仙道、名店あまたで活気あり
お握り屋パン屋に古着屋さん、石神井川には桜有り
(四)
水に名を得し池袋、新たな名所だ サンシャイン
立教大学程近し、要町通りは幅広し
(五)
目白素晴らし眺めよし、通りに大学名店よ
眼下に見える池袋、角さんの家は公園に
(六)
高田馬場は箱根山、築いた尾張の徳川家
山の南は小田原の、宿に見立てた御町家
(七)
甲州街道一の宿、日本一の駅ぞかし
都庁に御苑に競技場、花園神社は守り神
(八)
横浜行くには渋谷から、一番南の副都心
あれもこれもランドマーク、今日は何処に行こうかな
≪ 面食いの歌(本歌:嬉しいひな祭り)≫
(一)
チャーシュー入れましょ、ラーメンに
鳴門も入れましょ、薄切りで
葱は細かく刻みましょ 今日は醤油ラーメンです
(二)
葱にカモ肉用意して 甘く煮詰めた油揚
とろみをつけた具を載せて 今日は温(あった)かうどんです
(三)
夏は冷やしうどんです
スタミナ付けましょ、胡麻だれで
更にベーコン、キュウリもね 暑さに負けずに過ごましょ
(四)
小春日和は ざるそばよ
冷たい水でそばの身を
引き締め味を引き立たせ よく噛みそばを味わうの
≪ 女の夜風(本歌:旅の夜風)≫
(一)
初も馴染も相手する それがホステスの生きる道
顔を覚えて名前を憶え 店の舞台に上がります
(二)
優し客さま望みます 楽しく笑わす我が仕事
可愛い色気は女の命 何故か淋しいこの人気
(三)
夜の色街秋夜長 店は酣頑張るわ
更に来る来るお客様よ やがて満員御礼よ
(四)
渡る浮き世は辛いけど 客のやさしさ身に染みる
子持ち女が何泣くものか 客を見送る月明り
≪ 肉食小唄(本歌:松の木小唄)≫
(一)
牛肉ばかりが肉じゃない
豚肉鶏肉桜肉、鱸鯛鰤、蟹に烏賊
さざえ蛤、肉の内
(二)
ステーキばかりが美味いじゃない
とんかつ焼き鳥みんな好き、好きでないのは只一つ
お腹につきたる贅肉よ
(三)
嫌よ嫌よと首を振る
何が嫌かと聞かれたの、あたしが焼いたのその肉は
食べちゃ嫌よと言いたいの
(四)
肉にもいろいろありまして
畑のお肉は大豆です、海のミルクは牡蠣なのよ
森のバターはアボガドよ
(五)
大蒜果肉は肉かしら。
皮肉に苦肉は肉かしら、肉の様で肉でなし
にくらしいのも肉でなし
(六)この世はなかなか難しい
こちらを立てればあちらだめ、あちら立てればこちらだめ
辛い時には忍辱よ
≪ 認知障害ボケ模様(本歌:津軽海峡冬景色)≫
(一)
還暦初の認知症が始まった時から、症状が次第に悪化する
人の名前、物の名前、思い出せない
黙って話を聞いている
私が一人散歩をしてみたら
いつの間にか、車道歩き、びっくりしました
ああ、認知障害ぼけ模様。
(二)
七十過ぎて認知症が進んだみたい、まだらぼけになったよう
記憶飛んで、言葉途切れ、上手く言えない
話ができず独りいる
さよなら私、私は誰でしょう
隣町を歩き回り、家に戻れない
ああ、認知障害ぼけ模様
今回はこの辺で。
