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visual diary 📱📝 20260801

01 August 2026
今、東京都写真美術館で『TOPコレクション 明日の食卓』という写真と映像の展覧会が開催されています。

所蔵する約39,000点の写真・映像作品から、「食」を切り口に14名の作家を紹介するコレクション展です。

食べるという、とても日常的な行為が、自然環境や社会の仕組みと実は深くつながっていること、食事の時間を誰かと共有することの愛おしさなどに想いが飛んでいきます。

どうして、過去の出来事を写した写真や映像の展覧会なのに、タイトルに〝明日の〟という言葉がついているのでしょう?

そのようなこと考えつつ、先日、この展覧会の作品を〝温度〟〝光〟というキーワードを傍らに鑑賞するワークショップに参加しました。
このワークショップは、その後に行われる小学生のための鑑賞プログラムに向けた研修でした。

子供たちが作品をみることをサポートしたり、作品の中に何かを一緒に発見する人として傍らに立つために、まずはスタッフ自身がその鑑賞を体験してみるという内容です。

〝温度〟や〝光〟は、作品の見方を決めるものではなく、傍らに携えておく手がかりのようなもので、そういった言葉をひとつ抱えて作品をみてみると、不思議なことに、それまで気に留めていなかったところに目が向いたり、同じ作品が少し違って見えてきたりします。

それがとても面白い体験でした。
〝明日の〟ってどういうことだろう?と考えていたところに、別の〝温度〟や〝光〟という言葉が新たに入ってきたからです。

わからないことに直面して答えを探していたら、その問いを抱えたまま、別の角度から、対象を眺めてみる方法がきてしまったというか。

あ。この沖縄のおじさんと豚さん🐖の写真。
影が濃いから、きっと暑い日に撮影されたものだろうな。
なんかおじさんの笑顔と、ペットのようにお散歩している豚さんの雰囲気から、仲良さそうだな。
ハートウォーミングな写真だな。平和だな。

サッポロビール恵比寿工場の解体工事の写真。
屋外に廃棄されたタンクが太陽の光にあたってキラッ✨としているのカッコイイな。
ビール工場が商業施設になって、やがてテナントが入れ替わっていって、ここはこれからも変化していくのかな。

そうこうみているうちに、離れていたはずの最初の問いに、別のところから少しずつ近づいていることに気づきました。

答えを探して真っ直ぐ進むのではなく、いったん違う方向へ歩いてみる。
すると何かに気づいて、少しわかったような気がする。
でも、わかったことで、それまでみえていなかったものにも気づいて、最初とは違う問いが現れる。
で、その新しいもやもや😵‍💫を考えていたら、思いがけない角度から、最初の問いがちょっとみえてくる👀
答えに近づいたつもりなのに、キーワードを傍らにみていると、次の新しいもやもやが増えてしまって、結局、最初の問いには戻りきれてない。

でも、戻りきれなくても、作品の前で右往左往するだけで、とっても楽しい時間。

・山田 實《種ぶた 屋慶名》1961年
・宮本隆司《サッポロビール恵比寿工場》〈建築の黙示録〉1990年
・潮田登久子《福島県小高町》〈冷蔵庫〉1994年
・楢崎朝子《FUTTSU》2001年

#photographicart #明日の食卓

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