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病院の予約キャンセルを子どもと考える時間。

先日、朝のニュース番組を見ていると、病院の予約をキャンセルした場合にキャンセル料が発生する、という話題が取り上げられていました。

いわゆるドタキャンやすっぽかしを含め、前日や当日に予約を取り消した場合にはキャンセル料を請求する仕組みを導入する病院があるという内容でした。

正直なところ、私自身も病院の予約をうっかり忘れてしまい、無断キャンセルをしてしまった経験があります。また、当日にやむを得ずキャンセルしたこともあります。そのため、先の予定がぎっしり埋まっている状態が少し苦手な私にとっては、現在の予約システムはやや使いづらいと感じていました。

そんな話をしていると、娘がふと「病院からすると、キャンセルが多い方が儲かるんじゃないの?」という素朴な疑問を投げかけてきました。

そこで私は、「そもそも、なぜキャンセル料が必要になるのだろう?」と問い返してみました。すると娘は、自分なりに一生懸命考えを巡らせていました。

「キャンセル料をもらうのと、患者さんを一人診てその診療報酬をもらうのとでは、どちらが病院にとって良いんだろうね」

そんなやりとりをしながら、私たちはニュースの背景にある仕組みに少しずつ目を向けていきました。

我が家では、このように一つのニュースをきっかけに、あえて立ち止まって会話を広げることがあります。ニュースというのは、限られた時間の中で一部を切り取って伝えられるものです。時間的な制約がある以上、それは当然のことです。

しかし、そのまま受け取るだけではなく、「なぜそうなっているのか」「別の立場から見るとどうなのか」といった視点を持つことで、物事の見え方は大きく変わります。

今回のニュースも、つい患者側の視点だけで捉えてしまいがちですが、病院側の事情や仕組みを想像することで、理解の幅が少し広がったように感じました。

もちろん、専門的に調べて深く議論することもできるでしょう。ただ、朝の忙しい時間の中では、そこまで完璧に行うことはできません。

それでも、一つの出来事を少し違う角度から眺めてみるだけで、「そういう見方もあるのか」「知らなかったことが見えてくるな」という小さな発見が生まれます。

世の中で起こるニュースを、多様な視点から考えるための“練習の場”にする。
これが、我が家で大切にしているニュースとの向き合い方です。

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