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1%の純粋な思い。「好き」が、これからのキャリアにつながった話

2000年にヒーリングの仕事をはじめて、気がつけば、25年が経ちました。
「25年も続けているなら、ずっとこの仕事が好きだったんですね」
そう思われるかもしれません。

でも、実際はそうではないんです。
何度も「もう辞めよう」と思ってきたからです。

「諦められない」という本当の気持ち

母から「手に職をつけなさい」と言われていたので、20代は、専門職に就いていました。
ところが、時代の流れとともにその職業は廃れていき、転職を余儀なくされました。

30代に入ってから、今度は「好きなことを仕事にしよう」と思い、
セラピストの道を歩み始めました。

アロマや整体、ヒーリングなどの資格を取り、それを仕事にしてきました。

しかし、長く続けるうちに興味が薄れ、最後まで残ったのがヒーラーでした。そのヒーラーですら、ある時「もうやめたい」と思ったのです。

求人情報誌をめくりながら、「今の私に何ができるんだろう?」「私は何をやりたいんだろう?」と考え続けました。                           条件や年齢、体力を考えると難しい。
年齢が上がるほど厳しくなっていきます。

悩んだ末に行き着いたのは、「やっぱり、ヒーラーを辞めたくない」という気持ちでした。

辞められないのは「他に仕事がないから」ではありません。                    自分の中に、まだほんの少しだけ「この仕事が好き」という気持ちが残っていたからです。

それが1%でも残っているうちは、辞められない。                       正確に言えば「辞められない」のではなく「諦められない」のだと気づきました。                                            そうして私は、もう一度自分の仕事を全うしようと決めました。

学びの先で訪れた「やりつくした喪失感」

「ヒーラーを続ける」と決めてから、再び学び続けました。
「もっとできることがあるはず」と新しい技術を習ってはメニューに加え、また新しいものを学びに行く。                                  そうやって試行錯誤を繰り返しながら仕事を続けてきました。

ところが、20年ほど過ぎた頃から少しずつ違和感が出てきました。
「私は、いつまで新しいものを習い続けるんだろう?」
外から技術を取り入れて足していくやり方に、どこか行き止まりを感じていました。
「これ以上、何を学べばいいんだろう」という虚無感と同時に、やりつくしてしまったような喪失感がでてきて、ヒーラーという職業そのものをやりたくなくなってしまったのです。

ですがそういうわけにはいきません。生活がかかっています。
「やりたいからではなく、仕事だからやる。」という日々が2~3年ほど続きました。

「技」から「存在」へ。突然訪れた変化

そんな状態で仕事を続けていたある時、自分でも予想していなかった変化が起こりました。
技術を使っているわけでもないのに、私がただそこにいるだけで、一緒に居ある人にヒーリングが起き始めたのです。

まるで、自分自身のいる空間そのものがパワースポットのようになっていく感覚。私はこれを「存在の場」と呼んでいます。

これまでは「学んだ技術を使って相手をヒーリングする」というのが仕事でした。
それが、「ただ自分がそこに存在するだけで相手にヒーリングが起こる」という、思いもよらない形に変わってしまったのです。

「何を学ぶか」を追い求めてきた私にとって、それは意図せず訪れた根本的な意識の転換でした。
最初の1年は戸惑いながら試身錯誤し、2年目にはその扱い方がわかるようになり、仕事のあり方がガラリと変わっていきました。

そして、2~3年ほど抱えていた「やりつくした喪失感」は、いつの間にか消えていました。

諦めなかった先に見えた、新しいキャリア

今は、この「存在の場」を自分だけでなく、他のヒーラーさんたちも扱えるように体系化していく探求の最中です。
今までのように外側から知識を入れるのではなく、自分の内側で起きた経験から新しい学びを生み出しています。

今の私にとって、これからのキャリアは「新しい何かを探しに行くこと」ではなく、これまで自分の中に積み重なってきたものを深く探求し、仕事として育てていく。そんなふうに考えています。

今の仕事をやめようかと悩んでいる人がいたら

もし今、「今の仕事を辞めようか」と悩んでいる人がいたら、無理に「続けた方がいい」とは言いません。                                      私自身、何度も転職をしてきたからです。                               ただ、ひとつだけ自分に問いかけてみてほしいのです。

「本当に、それを好きではなくなったの?」
周りから評価されないから?
将来が不安だから?
思うように結果が出ないから?
それとも、本当にもう好きではないから?
諦めても大丈夫?

もし、どこかに1%でも純粋に「好き」が残っているなら、もしかしたら、それはまだ自分の中で終わっていないのかもしれません。

私のこれからのキャリアは60歳を過ぎて、始まったばかり

私のこれからのキャリアは、まだ途上です。
25年間続けてきたヒーラーという仕事を、これまでとは違う形で育てていく。その先に何が生まれるのか、まだ私にも分かりません。

一つ言えるのは、1%の純粋な「好き」を諦めずに続けた結果、思ってもみなかった方向へ仕事が展開し始めた。ということです。
新しいキャリアの誕生です。


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