302【私の狂気が歓喜に変わる小瓶の世界へ叶こそ~新ニンニクと乳酸菌~】
今日はね
お昼、スキレットで
ポテトを焼きながら
小瓶をポットで沸き立てのお湯で消毒して
新ニンニクの皮を丁寧に剥き
自家製味噌と新ニンニクを詰めて
"新ニンニク味噌"を仕込んだの
時々、ニンニクが
「く、く、苦しい…」と呻き声をあげていたことを実は私、感じていたの…
だけど私の中の善人という顔をした"魂"は
右手にしっかりとバターナイフを握りしめ
まるで「このぉ~悪なき酸素め~」と
呪いをかけるように
小瓶の縁までぴっちりと
小瓶という世界の中の空気を追い出し
苦しむニンニクを横目に
自家製味噌でたっぷり
「新しい酸素すら入り込めないように
隙間を失くしてやったぜぇい!!
ワイルドだろっ?!」と
デニム生地の半袖半ズボン姿の杉ちゃんが
私の狂気という脳裏の裏で微笑む…
そして
神々しいほどの光を放つ
冷蔵庫にいれようとしたその瞬間…
キムタクがしゃべりかけてきた
「オイ。ちょっと待てよぉ~」
え???何?何?何?
あーっっ!!
ふと狂気づいていた私は
あの世からこの世いの世に戻るように
正気に戻ったのだ…
彼らは死ぬのではない。
呼吸を止めることは、終わりではない。
ここからが"醸し"の時間なんだ…
酸素を遮断された彼らはここで初めて
別のステージへと足を踏み入れる。
乳酸菌たちは目覚め、
静かな革命を起こし、
苦しみながらニンニクは味噌と溶け合いながら全く別の命へと昇華していく。
私の手は、命を奪ったのではない。
『美味しい』という名の新しい命を
醸成するための装置を仕込んだのだ。
『美味しい』という名の新しい命を迎える時
私は
狂気から歓喜へと昇華する
乳酸菌という微生物" Kin chan"を友に…
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