キティちゃんを奪われ、けろっぴを背負わされた女子の思い出。攻略日記Vol.72
サンリオがけっこう前から空前の再ブームを迎えている。
大人が堂々とサンリオショップに行き、
推しのキャラグッズを買う時代。
素晴らしい世界。
なぜ、急にサンリオの話かって?
永谷園のお茶漬けに付いているカードの
歌川広重の作品にまさかのクロミちゃんがいたからだ。
私は丁寧な暮らし家を名乗っているが、
永谷園のお茶漬けは必ずストック。
朝ごはんにするときも、
昼ご飯にするときもある。
さすがに夜ご飯にはしない。
あっ、夜食にはする。
とにかく歌川カードをたくさん集めることになっている。
そんなカードにまさかのクロミちゃん!
今は堂々と
「サンリオのクロミちゃんかわいい♡」
「キティちゃんかわいい♡」
ってどこでも誰にでも言える。
しかし、
私の小学生時代は違った。
当時、キティちゃんが大好きだった私。
赤やピンクの可愛すぎるグッズを買い集め、
ルンルンで学校へ持っていっていた。

が、転校先で事件は起きた。
たしか、3年生の頃だろうか・・・
友達からの容赦ない一言。
「マーキーちゃんって、なんか『ぶりっ子』やな。」
ガーン!!!
「なんで?」
聞いたら、キティちゃんグッズを持っているからだと言われた。
キティちゃん=ぶりっ子
という謎の偏見レッテルを貼られた私の心は粉々。
生き残るための戦略的撤退(※女子社会の生存本能)として、
私は泣く泣くキティちゃん推しを封印。
そして、
苦渋の決断の末に選んだ「妥協の避難所」
それが、けろけろけろっぴであった。
(けろっぴ、ごめんやで・・・悪口ちゃうで)

「私?全然ぶりっ子ちゃうで!カエル好きやし!」
と言わんばかりに、
緑色のカエルグッズをそろえる日々。
筆箱、消しゴム、ものさしなど、
私の文房具はみごとにけろっぴ一色になった。

けろっぴに罪はない。
だが、私の心にはいつも赤リボンの白い猫がいたのだ。
あれから数十年。
今やサンリオは「自分らしさ」の象徴。
クロミちゃんというニューキャラは、
ぶりっ子でもなく、
ちょい悪女子な雰囲気をもった
最強のキャラクターだと思う。

時代の変化って本当にすごい。
昔は「赤リボンの白い猫」を持っているだけで
『ぶりっ子』と言われたのに、
今のクロミちゃんは、
ちょい悪で自分を貫くカッコかわいさの象徴。
サンリオ自体が、
誰かの目を気にするための防具ではなく、
自分のエゴを解放するためのシンボルに進化したのだろうか。
実家で眠っていたキティちゃんのレッスンバッグは今でも捨てられない。
「昭和レトロ?平成レトロ?」
どっちでもいいけど、なんか味があって、ぶりっことは思わない。
あの頃、
転校先で私に容赦ないレッテルを貼ってきた友。
実は彼女もキティがうらやましかったのかも・・・。
大人になった勇者だからそう思える。
苦渋の決断で私の女子社会サバイバルを陰で支えてくれた
『けろけろけろっぴ』
本当にありがとう。
君の緑色があったから、
私はあの小学校生活の荒波を生き抜くことができた。
アラフィフの私は今、
お茶漬けの袋から出てきた歌川広重の白雨の中で
場違いに応援しているクロミちゃんカードを
ニヤニヤしながら眺めている。

永谷園さん、
歌川さんが生きてたら、
「えっ?!」
ってビックリすると思うよ。
誰に遠慮することもなく、
「クロミちゃんもキティちゃんも、めちゃくちゃかわいいやんな。」
と言えるこの素晴らしい世界で。
緑のカエルを背負って過ごしたあの頃の自分を大切に、
今日もエゴ全開、
NO RULES MARQEEでお茶漬けを食べる。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今でも緑色のカエルを見かけると、
ちょっとだけ実家のような安心感を覚えるのは秘密🐸❤️
けろっぴも再流行来てる♡
🐸❤️勇者マーキーでした🐸❤️
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