夏の終わりに耳なし芳一(耳腫れ勇者)になった話。攻略日記Vol.71
【※3秒でわかる耳なし芳一】 昔々、琵琶の盲人・芳一が怨霊から身を守るため、全身にお経を書いた。しかし、和尚さんが「耳」にだけお経を書き忘れ、怨霊に耳を千切り取られてしまったという怪談である。

さて、夏の終わり。
田舎の実家なら庭で花火ができる!
ということで、車を走らせて日帰り帰省した。
持ち出したのは、
去年買ってそのまま置いてあったやや湿気気味の花火。
なんとか火がついて一安心。
青魔道士(娘)はもうやらないかな?
と思っていたけれど、
スマホ片手に写真を撮りながら一番楽しそう。
ビーリアル?とかいう突然写真とるアプリにはまっているらしく、
突然ビジュを気にする。
昔は手を添えて花火をさせていたなぁ・・・
なんてことを思い出し、成長をしみじみ実感していた。
ぷ~~~ん♪
しかし、
とにかく蚊が多かった。
昔から実家に常備されているキンチョールを撒いてみたが、
広い庭と広がる畑に無意味。
「やっぱり虫よけせなあかんな。」
子どもたちにはシートタイプの虫よけを渡し、
自分はスプレーを使用。
シートタイプの魅力は
目に近いおでこから首筋などくまなくガードできるところ。
対して枚数が足りず、スプレーのみの私。
目をつぶり、せき込みながら全身にふりかけた。
防具は完璧!・・・
のはずだった。
パチパチと綺麗な光のなか、
耳元で鳴り響く「プ〜ン♪」という音。
そう、
あ奴らは全身アーマーで固めた私の唯一の隙、
「耳の裏」をピンポイントで撃ち抜いてきた。
和尚さんがお経を書き忘れたように、
私も虫よけを塗り忘れて耳の裏を差し出してしまった。
耳を奪われた芳一に対し、
耳の裏を刺されて真っ赤に腫れ上がった「耳腫れ勇者マーキー」。
田舎のやぶ蚊ってなんで刺されたらこんなに腫れるの(゚Д゚;)
和尚さんがお経を書き忘れたように、
私も虫よけをふりかけ忘れた。
芳一は耳を奪われたが、
私は「耳の裏」を蚊のディナー会場にした。
今回の攻略で得た教訓はただ一つ。
「夏の庭、虫よけはシートタイプで耳の裏まで執拗に塗れ」
スプレーを頭から靴まで目をつぶって全身にふりかけても、
耳の裏のたった1センチの隙間があれば、
あ奴らは容赦なく突撃してくる・・・
しばらく街での冒険が長かったせいで忘れていた(>_<)
私の「全身アーマー(※自称)」は、
ただの「蚊のディナーショー会場」だった。
真っ赤に腫れ上がった耳の裏とともに、
夏の終わりの哀愁と、
やぶ蚊のエゴを胸に。
たぶん、やぶ蚊も
「ゴールのにおいがする(耳裏の血の匂い)」
とか言って、フロー状態で刺したんじゃないか。
そんなブルーロック色から抜け出せない耳腫れ勇者の攻略日記Vol.71、
これにて終了。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
実家にはなぜかキンカンしかなかったので、
今すぐムヒを買いに走ります。
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