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僕等夫婦はまるでバディのように互いを補っている「S(感覚型)」の妻と「N(直感型)」の僕が作る世界

誰かと比べて自分の進捗状況を測るから萎える。比べるなら自分とだけにしよう

 行動をする時に人の目を気にして無難な道を選ぼうとしてしまう。それは大人げないと思ってしまうのか、小さなことで無駄なストレスを抱えたくないと思うのか、それとも人の目という一般的な基準を用意しないと何をしていいかわからないのか。それは人それぞれかもしれない。僕の中に無難な選択をしようなんて思いがないからこそ、周りの人が「絶対にあなた本当はやりたいと思ってないよね!?」という選択をしているのを目の当たりにするのかもしれない。人は自分ができないことが目につくと、それが気持ちを萎えさせる負のループに入ってしまうことがある。物理的に部屋が片付けられなくて、汚い部屋を見てさらに萎えたり。次に同じような境遇が来たらやり直そうと思っていたのに、結局全開と同じような選択しかできずに後悔してみたり。誰にも頼まれていないのに自分の悪いこと探しをしだす人が多いからおもしろい。石橋を叩いてでも渡らないと思う人は一見頑固そうだが、前に進むしかないと思っている人よりも遥かに身軽なんだ。なぜなら「立ち止まる」という選択をもっているから。成果主義だったこれまでの時代は、安定のために自分でレールを敷いてでも前に進むことが正義と思われてきた。前に進むことしか頭にない人は、進まないと失敗だと感じる。「撤退する」「やらない」を選択できるということは、その点での手放しが済んでいると言えるんだ。

MTBIで僕と妻が違うのは感覚型なのか直感型なのかだけだった

 僕と妻は正反対。付き合い始めた時から、互いに自分に無い部分を見出し惹かれていった。ちなみに僕はMTBIで言うところのINFJ(提唱者)だ。この中でも別の記事で書いたが、シグマタイプのINFJ-A。つまり、既存のシステムに迎合しない自己主張型のINFJということになる。それだけでいかに社会不適合者扱いされるかがわかるだろう。妻はISFJ(擁護者)だ。つまり三つは同じで一つだけ違う。だからこそ、そこが際立って目立つ。具体的には1つ目は二人とも「I」なので内向型。少数の深い交流を好み、交流後は一人の時間が必要で、一人の時間で充電される。逆に「E」の外向型の人は人と関わることで充電されるタイプ。3つ目も二人とも「F」なので感情型。状況を見て共感的に判断し、周りの人の幸せを考えたいと思っている。人情でブレやすいとも言える。これは僕が介護士で妻が管理栄養士なので、この気持ちがあるからこそできているのだと思う。逆に「T」の思考型の人は冷静に論理的・客観的判断を下すことができるタイプ。4つ目も二人とも「J型」なので判断型。結論を急ぎたい人。方向性を決めてから行動したい人。逆に「P型」の人は先のことなんて、その時にならないとわからないんだからとその場で柔軟に考えられる人。ここまで僕等夫婦は同じなんだ。つまり、二人の共通点は、一人の時間で充電されて、周りの人の役に立ちたいと思っていて、方向性を決めてから行動するということ。では何が違うのか?それが2つ目の「N」と「S」の部分。僕が「N」で直感型。妻が「S」で感覚型。僕はいつも書いているが、感覚型なので、未来志向で今をないがしろにしがち。妻は基本マインドフル。胆振頭部地震が起きた時に僕が地震の影響でデマ情報が流れたり、食事やガソリンが手に入りにくくなるかもしれないな。職場に手伝いに行くならどうやって行こうか?と悩んでいたら妻が「そんなことより今うちで電気が点かないことと、水が出ないことの方が大事でしょ!」と言っていた。僕の視点で見れば妻はすぐに目の前の混沌に翻弄されがち。妻の視点で見れば僕は心いつもここにあらずでいつも宇宙から傍観しているように現実味がないようだ。あと、夢の話をする時でも僕はどんなビジョンを描きたいかを先に考えワクワクして過ごす。妻は実際にそれで生活していけるのか?など現実的な視点で考える。僕は飛び込んできた情報からひらめきを得て、目には見えなくても自分だけのストーリーを作っていくタイプだが、妻は自分がやりたいと思ったことがあれば、既に行っている人の元へ行き成功体験や実績や根拠を学び、目に見える結果を求めるタイプだ。


あなた自身にとっては「幸福」なのことが、他人にとっては「苦痛」かもしれない。そしてあなたにとっての「普通」は誰かにとっての「理解不能」かもしれない

 また、妻の世界線では「安定と安心」が幸福の基準。だからそれが良かれと思っての優しさを出してくる。ところが僕にとっては安定と安心が一番のストレス。予定調和が嫌いと言いたいわけじゃなくて、変化がないことが苦痛なんだ。それに幼少期に周りの安定と安心を押し付けられ、自分だけが理解できないと言う疎外感を持つ僕からすれば、それはトラウマなんだ。僕にとっての幸福は何だろう?自由であることだろうか。僕にとっての優しさは何だろう?押し付けがましなくないこと。何をしてほしいか事前に確かめてくれること。必要以上に干渉しないことだろうか。そんなもんだから束縛して来るような人とはひと時たりとも一緒にいれなかった。妻はいい意味で自立している。妻も僕にそう言う。互いに僕らは深く干渉しない。妻はプロセスをとても大事にする。僕も妻と出会いその大切さを学んでいる。僕は結果オーライであれはそれでいいと思っている。妻は仕切りたがりなので任せている。

 学生時代友人たちに食事に誘われ、僕はそのメニューがあまり食べたくなかったので、食事を別なところで済ませてから、再び合流するということをしていた。友人は最初は不思議がっていたが、次第に普通になった。卒業してからの同窓会でどう考えても覚えていないエピソードがあった。すると友人が「そっかあれ飯の時の話だからお前いなかったもんな?」と言われた。僕は別に一人でご飯を食べたかったわけじゃない。ただ提案したメニューを食べたくなかっただけだと言ったら「そうだったのか?それなら店変えたのに。てっきり昼は一人時間に浸りたいヤツだと思ってたよ」と言われた。そっか、彼らは腹を満たすのが目的ではなく、食べながら交流することが目的だったのか。それならそういう目的だと言ってくれたらこっちも違う店に行かない?と提案したのに。すべてはそういうことなのだ。結果しか見ていないが故に、そのプロセスが抜けている。だから心の中で「それやることに意味あります?」なんて思ってしまうんだ。だから「一緒にお話しがしたいかご飯でもどう?」って誘われた時は断らなかったんだとつくづく思う。そう考えると妻から「こじらせ野郎」と言われるのも腑に落ちる。


二人の違いを活かして互いを補完し合うことの大切さ

 僕等夫婦は出会って10年近くになる。それだけ長くいると互いの向き合い方も少しづつだがわかり始めた。そして僕等夫婦の関係性はまるでスポーツのバディのような感じがあるんだ。僕が夢物語や机上の空論のような無謀な意見をバンバン出していく。妻は最初はそれを鼻で笑うが、その中で実現可能な物を見つけるとそのステップをマネジメントしていくのは妻の得意とするところだ。妻は結婚式を行う際、自分で企画書を作り、担当者さんに写真でイメージを伝え、演出方法を伝え予算を立てるなどすべてを自分でやった人だ。僕は「あんなことしたい」ってただ提案しただけだし、ちゃんとやったことと言えば音源と出席表の作成くらいだ。普段の外出でもそんな感じ。旭川方面に向かっているけど、どっか寄りたい所ある?って妻に聞いたら行きたいカフェや店を事前にリサーチしていて、提案してくる。昔の僕はデートで食事をする場所が決められなくて延々とドライブしているって悩みがあったけれど、妻と付き合うようになってからその悩みはなくなった。

 最後に僕が妻に伝える時に気を付けていること。妻が僕にわかりやすく伝えるために意識していると言っていたことを通して「N型」と「S型」がわかり合えるヒントを書いていこうと思う。
 まず「N」直感型の僕が妻にというか世の中の全ての人に僕が気を付けていることだけど、相手に200年後にこういうリスクがあるからなんて伝えても全く臨場感がないので、なるべく直近で起こりうるリスクを伝えて改善策を提案する。あと、自分ではなんとなくできる気がすることでも、その「なんとなく」の部分をなるべく言葉にするようにしている。物事を提案する時にざっくりと方向性を説明した上で、細かいところを詰めていきたいから意見が欲しいと求める。机上の空論にならないようにyoutubeや本などを見せて、こういうことしている人がいるみたいだよ?って事例を出してから提案する。
 逆に「S」感覚型の妻が僕に対して意識していることを話してくれた。昔は僕が突拍子もない提案をすると「そんなの無理に決まってるしょ!」とピシャリと否定してきたのだが、あまりに僕が切ない顔をするものだから、なるべく「それはおもしろい考えだね」と聞くようにしたとのこと。そこから具体的にどうすればできると思う?と聞くようにしているそうだ。あとは、昔は結局僕が何を求めてその提案をしてきているのかがわからなかったため、こういうことがしたいから、それを提案してきているんだよね?それならゴールはこういうことでいいよね?と確認するようにしているそうだ。確かに最近、妻に僕の気持ちが理解してもらえたと思うことが増えた。あと、昔はよく「口だけで、なんも細かい所考えてないしょ!」と否定されたものだが、それをやりたいならこういう方法があるよ。と提案するようにしてくれているそうだ。最後に一番嬉しかったのは、そんなの無理でしょと否定したくなるけれど、もしできるとしたら楽しいだろうな。と突拍子もない提案からできる方法を模索するように意識してくれているとのことだ。
 僕等夫婦は、僕がワクワクしながらやりたいをひたすら出し、妻が現実的にどうやって実現できるかを考えるというのが役割分担となっており、互いの弱さを補完し合っている。これからも互いの良い所を受け入れ、伸ばし合える関係性でいたいと思う。


 


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