さみしいから友だちでいてほしいみたいな傲慢
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今月は来週末に、友達と美術展に行く予定がある。
わたしには定期的に出かける友達が三人いる。三人とも独身女性で働いている。
なぜだか、それぞれと話すジャンルは毎回同じだ。
一人はアートや旅が好きな友達、会うのは年に二、三回だが、何か美術展に行く。
この子と会う時は常に目的があるせいか、趣味や行き先の美術展の話をする。
お互いのプライベートの話はほとんどしない。
二人目は近場に住んでいて、二ヶ月に一回程度、近くでランチする。
前職でできた友達だからか、仕事や職場の人たちの話をすることが多い。
三人目は三ヶ月に一回程度、ランチか買い物に行く。
家族、失恋、このまま一人で死んでいくのかみたいな重めの話を軽いトーンで話すことが多い。
彼女たちにとっての、わたしの立ち位置はわからないが、いつも快く誘いに乗ってくれる。
世の中にはまだまだ、結婚しない女性は何か問題があるという風潮がある。家庭を持たないない女性でも、起業や出世、アーティストなどの特殊なスキルがあれば認めてもらえる感じがする。
だから、周りで似た境遇の、独身で一応正社員で働いてはいるが、孤独な未来が待っているかもしれない友達と話すと少しホッとする。
自分ひとりでいると、ふとした瞬間に孤独に苛まれて、押しつぶされそうになる。
だから、わたしと同じような条件の人たち(といったら、失礼かもしれないが)と話していると、こんなに彼女たちは魅力的なのだからわたしも大丈夫と思える。
これは、たまに本人たちとも直接議題に上がる話だ。孤独死しそうだけど、仕事も忙しくて毎日がすぐに終わる。彼氏も積極的には欲しくない。自分のペースで暮らすのが好きなのだ。習い事でも始めようか。
でも、時々このままでいいのか、いつか寂しくなっても遅いかもしれない。
みんな、わたしと同じことを一度は考えていた。
結果、一人を選択している印象だ。
基本的には一人が好きで満足しているが、時折、揺らぎがあるようだ。
悩んでいるのはわたしだけではなく、たぶん会っていない期間に、話し切れないほど色々な苦しい出来事もあるのかもしれない。
でも、会っている時は笑顔で、一緒に食べるご飯が美味しい。
会って話すことが純粋に楽しい。
彼女たちにはずっと友達でいて欲しい。
楽しいから友達でいて欲しいし、寂しいから友達でいて欲しい。
