見出し画像

頑張っているのは車。なのに、なぜあなたは息を荒くして出勤してくるのか。

5月27日、水曜日。 週の真ん中、水曜日です。

いつもはミニバスや子どもたちの話を書いていますが、今日はたまには、私の本業というか、職場の「仕事の日常」について書いてみようと思います。

毎朝、事務室で数字と向き合っていると、色々な人が出勤してくるのが目に入ります。その中で、私が昔からずーーーっと、心の中で密かに突っ込み続けている「謎」があるのです。

それは、遅刻して慌てて出勤してくる人の存在です。

これが自転車通勤や電車通勤の人なら、よく分かります。遅刻しそうになって必死にペダルを漕いだり、駅の階段やホームを全力疾走したりしてきたのでしょう。ハアハアと息を切らしているのも当然です。

ですが、自動車通勤の方は違います。 うちの駐車場と会社の入り口なんて本当に目と鼻の先です。歩数にして数十歩。車を降りてから走る距離なんてほとんどありません。

それなのに、その人が乗った車が駐車場に滑り込み、会社のドアが開いた瞬間、私は心の中で静かに身構えます。

(来るぞ、来るぞ……今日も絶対にハアハア言うぞ……!)

そわそわしながら待っていると、案の定、

「すみません、遅れました……!ハァ、ハァ……!」

と言った瞬間、私は手元の電卓やパソコンの画面を見つめたまま、笑いを堪えるのに必死になります。肩がプルプル震えそうになるのを、プロの顔で必死にフラットに戻す。私にとっての「笑ってはいけないオフィス」状態です(笑)。

いや、ちょっと待ってほしい、と。 頑張って急いで走ってきたのはあなたではなく、自動車です。本人はただシートに座ってアクセルを踏んでいただけ。

まるで「私、自分の足でここまで全力疾走で駆けつけました!」と言わんばかりの息の荒さですが、頑張ったのは間違いなくエンジンです。遅刻の申し訳なさや焦りが、なぜかそのまま「肺活量」に変換されてしまっているのでしょうか。

思わず「頑張ったのは車ですよ」と言いたくなってしまいますが、そこは大人です。余計なことは言わないようにグッと我慢して、

「おはようございます!」

と、静かにキーボードを叩いています。

でも、ふと思ったのです。 遅刻して気まずい空気が流れる中、その「理不尽なハアハア」があるおかげで、職場の空気がほんの少しだけ和んでいる(というか、私が心の中で勝手に癒やされている)のかもしれません。

私の仕事は、黙々と作業をし、経営戦略をする冷静な世界。 だからこそ、朝一番からそんなおかしな熱量を放ちながら入ってくる同僚を見ると、心の中で盛大に突っ込みつつ、「よし、今日も始まったな」と変なスイッチが入ったりします。

さあ、水曜日。今日も色々な熱量の人が集まる職場で、私は私の仕事を淡々と、冷静に、そして心の中でニヤニヤしながら片付けてこようと思います。

皆さんの職場の遅刻屋さんは、どんな息遣いで入ってきますか?(笑)

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集