縄ひとつで、あそびは無限になる
〜子どもたちの世界は、
いつも想像の先にある〜
縄は、大人の目には
「跳ぶための道具」として映りやすい。
けれど子どもたちにとっては、
使い道の決まっていない、
想像をひらく、魅力のかたまり。
保育園では、0歳から5歳までの子どもたちが、同じ園庭で遊ぶことがある。
同じ一本の縄でも、年齢やその時の気持ちによって、遊び方はまったく違う。
ごっこ遊びが大好きな3歳児たちは、縄を持ってきて、おまわりさんとどろぼうごっこになる。
泥棒を捕まえるための、大切な道具。
縄に慣れていないから、うまく結べない。
ぐるぐる巻いてみたり、引っ張ってみたり、ほどいてみたり。
どうしたら結べるのか、どうしたら捕まえられるのか、頭も手も体も、ぜんぶ使って試行錯誤している。
逃げる側の子も同じ。
頭を使い、全身を使って、どうしたらこの
縄から逃げられるかを考える。
そんなやり取りが続くうちに、
引っ張り合いになって、いつの間にか
゛大きなかぶ ゛ごっこ遊びに発展していく
こともある。
それを見ていると、他のクラスの子も寄ってくる。
だって、楽しそうだから。
0歳の子だって、縄を手に持ってニコニコする。
お腹に巻きつけて、ワンちゃんと飼い主になってみたり、ワンちゃんごっこが始まることもある。
ただ、ジャングルジムや鉄棒に縄を結ぶだけで、それが一番楽しい時間になることもある。
絡まって、ぐちゃぐちゃの塊になることだってある。
でもそれは、全部、子どもたちが自分の手と頭で生み出した遊び。
縄ひとつで、遊びは無限に広がっていく。
そんな姿を見ていると、ふと思う。
「縄は、跳ぶものだよ」
「跳ぶのに使ってね」
そう言われた時の、子どもの気持ち。。。
私たちは、どれくらい想像できているだろう。
※もちろん、縄遊びには十分な見守りと安全への配慮が欠かせません。
子どもの自由と同時に、守る視点を持ちながら、日々向き合っています。
