【推薦入試】東京外国語大学推薦入試に合格した私のリアルな体験記
こんにちは!韓国語専攻の大学生です。
私、実は東京外国語大学言語文化学部朝鮮語学科に学校推薦型選抜で合格して入学しているんです。本当は大学名を言うつもりはなかったのですが、ふと自身の受験期を思い出して、今回の記事を書くことに決めました。

今回の記事は、現段階で東京外国語大学の推薦を狙っている受験生、東京外国語大学を目指されている高校生に向けた内容になっています。私自身、高校生の頃、周りに外大に推薦で入学した先輩がいなかったので、本当に情報の少なさに苦しみました。この記事を通して、少しでも有益な情報をお届けできればなと思っています。
外大を目指した理由
高校に入学してすぐ担任の先生から、2年時の文理選択のために、自分がどちらの教科が得意か、どういうことを大学で学びたいのか、将来の夢を考えておけと言われました。やっと高校受験が終わって、安堵していたところ言われたものですから、また受験かとげんなりしたのを覚えています。
それでも夏休みのオープンキャンパスに向けて色んな大学を調べました。その中でやっぱり、大学では好きなことを学んで楽しいキャンパスライフを送りたい、それが一番の願いでした。高校までの勉強はやはり自分が学びたいことというか、やらなければならない「義務」のように感じていたので、大学の授業は将来の夢を考えてというよりも、学問として毎日学んでも楽しそうなものにしたいなと考えました。
そこでふと頭に浮かんだのが「言語」だったんですね。当時高校の図書館にあった、米原万里さんの『不実な美女か 貞淑な醜女か』を読んでいたこともあって(米原万里さんは東京外国語大学ご出身)、数ある外国語大学や外国語学部の中でも東京外国語大学に憧れ始めました。思い切って高校一年生の夏に初めて外大のオープンキャンパスに参加しました。中国語科の三宅登之先生の講義を聞きました。楽しすぎて、大学生ってこれを毎日聴けるなんて最高じゃんと思ったのを覚えてますね。それから、高校を卒業するまで第一志望校は一回も変わりませんでした。

推薦を決めたきっかけ
上記のように1年生からどうしても外大に入りたいと思っていたものですから、毎日外大のホームページを見ていました。学校推薦型選抜の存在を知ったのは2年生の秋ごろだったと思います。学校推薦型選抜の応募条件知っていますか?まだ知らない方も知ると思うので載せておきますね。以下は言語文化学部の応募条件です。
1.調査書の学習成績概評A階に属する者
2. 英語4技能の資格・検定試験である、ケンプリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBT、TOEIC L&R/TOEIC S&Wのいずれかにおいて、別表「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」で、B2以上を取得している者
3.世界のさまざまな地域の言語と文化を積極的に学ぶ意欲を持っている者
4. 外国語の習得に意欲を持ち、外国語科目において優れた成績を残している者
5. 出身学校長が責任を持って推薦できる者
6.合格した場合には、必ず入学することを確約できる者
おそらく、私が受験した当時と変わっていません。高校2年生の秋時点でB2以上を証明できる英語4技能の資格を持っていなかったので、英検準1級を取りさえすれば、何か変なことをしない限り、要件を満たせる状況でした。そこから英語学習に力を入れていきました。
志望理由書
そんなわけで高校3年の夏までに英検準1級を目指しつつ、高校2年生が終わるまでは一般入試に向けて準備をしました。2年生から3年生に上がる春休みの課題で、外大と東大志望者のみに『キムタツの東大英語リスニング』を解いてくるという課題が出たのを覚えています。
3年生になって新しく担任になった先生に初めて、推薦を考えていることを話しました。当時担任の先生から言われたのが、「夏までは一般入試に集中して、夏ぐらいになってから推薦についてもう一度考えよう」と言われました。とりあえず、先生に言われた通り、夏休みまでは一般入試の対策と英検対策のみを行っていました。
3年の7月に無事に英検準1級を取り、その結果を踏まえて、満を持して推薦の準備を開始しました。
ただ、この学校推薦を受けるためには5つ目の要件にある通り「学校長の許可」が必要なのです。それにあたって、高校の校内審査を受けなければなりませんでした。その時に高校に推薦志望理由書を提出しました。
提出したその書類の項目には
①なぜその大学でなければならないのか
②その大学・学部で何を学びたいのか
③その大学を卒業してどのような道に進み、どのように社会貢献しようと考えているのか。
④自分はどのような点で、推薦にふさわしい人物だと思うのか?
⑤高校生活で最も思い出に残ったことは何か?
⑥趣味、特技は何か?
⑦生徒会活動・生徒会部活動をしていたら、その係・ポジションなどを具体的に書きなさい。
⑧入賞歴(部活動や読書感想文など)
⑨ボランティア活動や社会貢献、又は学校や地域の代表となった経験があれば具体的に書きなさい。
⑩その他(アピール)
と10項目ありました。これを提出したのが9月末だったので、9月時点でかなり志望理由やアピールポイントがまとまっていたと思います。この10項目は外大に提出する志望理由書の作成に大いに役立ったので、推薦を考えている読者の方はぜひ、この10項目を考えてみてください。
10月からは志望理由書を作成するにあたって記入しなけれいけない、①外大を志望する理由、②他大学との違いを踏まえたうえで言語文化学部を志望する理由、③朝鮮語を志望する理由、④大学入学以降の具体的な学びのイメージをそれぞれ箇条書きに書き、内容を具体化させて、それをどのようにまとめると流れが良いかを考えていました。

活動報告書
活動報告書は、①語学に関する取り組み、②部活動、③生徒会活動、④ボランティア活動、⑤総合学習、⑥そのほかの活動、6項目すべて書きました。
おそらく、メインで見られているのは志望理由書です。活動報告書で猛烈にアピールするのは難しいと思います。なぜなら、外大言語文化学部の推薦を受ける人、受かる人は大体無類の言語好き、言語オタク、文学オタク、文学マニアですから、似たようなことをやってきています。なので、私が目指したのは「無難さ」です。人それぞれ意見はあると思いますが、自他ともに認めるすごい経歴がない限り、普通でいいと思います。
別の言い方をすると、活動報告書だからといって、焦ったり、変に見栄を張らなくていいのです。また、この記事を読んでいる受験生の中には、部活動に所属していなかったり、生徒会活動をしていない方もいると思います。これらは推薦準備を始めた今からすぐに参加するのは難しいと思います。活動報告書にも書いてある通り、「該当しないものについては言及しなくてもかまわない」のです。その代わりに自分がやってきたほかの項目で枠を埋めればよいと思います。物は言いようです。やったことは同じでも、切り込み方や語彙の選択によってかなり印象が変わってきます。皆さんの工夫次第です。
小論文対策
小論文の対策は8月から始めました。最初は小論文の書き方について研究しました。当時使っていたのは、本屋さんに売ってある、普通の小論文の書き方をまとめてある参考書です。ここでどれを選んでも大差はないと思います。ただ、この段階はあくまでも「小論文の書き方、構成の立て方を学ぶ」段階です。できるだけ薄く取り掛かりやすいものにしましょう。
8月の後半からは実際に小論文を書き始めました。外大の小論文のテーマとして扱われそうな人文系、国際系の問題は大学に構わず様々なものを解きました。覚えているのが、お茶の水女子大学文教育学部・人文科学科、言語文化学科の推薦入試の問題が1番為になったと思います。問題集の名前は覚えていないのですが、外大の過去問が載っていない場合、お茶の水女子大学の過去問が載っている参考書は為になると思います。ネットでも設問だけなら載っているサイトがありましたので探してみてください。
最初にお話した通り、私の高校から推薦で外大に入った先輩がいらっしゃらなかったため、外大の小論文の過去問を知り合いから入手することができませんでした。外大の場合は、知り合いに外大推薦経験者がいない限り、外大に直接閲覧しに行く必要があります。私の場合は、コロナ禍だったことから簡単に東京に行けるはずもなく、試験前日に試験会場の下見ついでに入試課に過去問を見せてもらいに行きました。結局外大の過去問を解いたのは、試験の前日です。一晩で2題解きましたよ…
面接対策
面接対策は志望理由書を9割完成させたぐらいから始めました。だいたい出願期間の少し前だったと思うので、10月末ぐらいですかね。
面接に関しては、どこかの塾かが出しているサイトか雑誌に外大生の合格体験記が載っていて、それを元に対策をしました。そこには、かなり圧迫面接だったと書かれていました。ですから、高校の先生方には圧迫面接対策をしていただきましたね。実際に私が受けた朝鮮語科の面接はすごくアットホームでずっと話していたいと思えるくらい話が盛り上がりました。最悪の場合を考えて、圧迫面接に耐えれるメンタルトレーニングをした方が良いかもしれません。
一つ、自分をほめるとするならば、朝鮮語科の先生の顔と名前、研究内容をすべて把握し、ブログやSNS、書籍もすべてチェックしたうえで臨んだ点です。面接で実際に教授にお会いしたとき、ファンミーティングイベントかと思うぐらい興奮しました。
まとめ
以上の内容を表にまとめると
7月 一般入試対策、英検準1級対策
8月 小論文対策スタート、志望理由について考え始める。一般入試対策継続。
9月 志望理由書、活動報告書で書く内容を箇条書きでまとめる、他大学の小論文の過去問を解く、一般入試対策継続。
10月 志望理由書、活動報告書を規定の用紙に書いて何回も添削してもらう。時間を計って小論文を解く、面接対策スタート、一般入試対策継続。
11月 初旬:書類を提出。志望理由書、活動報告書の内容をもとに質問されそうなことを考える。
中旬:圧迫面接対策スタート、一般入試対策継続。
となります。
最後に
ここまで、記事を読んでくださってありがとうございます。
私は、推薦入試準備も真剣に取り組んでいましたが、あくまでも本命は一般入試という気持ちで、一般入試対策も抜かりなく取り組んでいました。推薦準備をしていて良かったのは、志望動機がはっきりしてくるので、その大学への愛が溢れて、一般入試の勉強も捗るようになったところです。
そして、特に志望理由書、面接、小論文は、何回もいろいろな人に見てもらって、評価やアドバイスをもらいましょう。私は主に両親、担任の先生を含め、7人の方々にアドバイスをもらいました。人によって、目の付け所や引っかかる点、刺さる点が違うので、とても参考になります。
次の記事で詳しくご案内する予定ですが、主に東京外国語大学の推薦を考えている方向けに、志望理由書・活動報告の添削、面談、実際に私が外大に提出した志望理由書・活動報告書の公開などのサービスを有料で行おうと考えています。以前プライベートで国際社会学部他地域志望の受験生の添削もしたことがあるので、他学部、他語科でも添削可能です。詳しくは次回の記事をご覧ください!
https://note.com/lingua_labo/n/n5303eacff118
また、今回の記事に書かなかった朝鮮語科を選んだ理由などについても今後記事を書くつもりです。乞うご期待ください。
