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「暑いな」と思った日のこと。

娘の夏休みも、あと2週間ほど。

今年の夏も、
娘を楽しませようと、
お祭り、プール、旅行、花火。
いろんなところに出かけました。

暑い中出かけるのは大変だし、
正直、疲れる日もあります。

それでも、
娘が楽しそうにしている姿を見ると、
「連れてきてよかったな」と思っていました。

そんな夏休みのある日、
娘とお祭りに出かけました。

その日は仕事終わりだったので、
私は少し疲れていました。

しかも暑い。
汗もかくし、人も多い。

そんな中、娘がいつも通り
「手つなごう」
と言ってきました。

いつもなら当たり前のようにつなぐ手。
でもその日は、
「暑いな……」
「ちょっと嫌だな……」
「そんなくっつかなくても……」
そんなことを思ってしまったんです。

娘は何も悪くないのに。

ただ一緒に歩きたくて、
手をつないでほしいと言ってくれただけなのに。

そんなことを思いながら歩いていると、
知り合いの中学生に会いました。

その子は、お友達と一緒にお祭りに来ていました。

少し話して、
「じゃあ、またね!」
と楽しそうに笑いながら、
友達と歩いていきました。

そのとき、「あれ?」
と思いました。

この子、ほんの2〜3年前は
お母さんと一緒にお祭りに来ていたはず。

それが今は、
友達同士でお祭りに来ている。

いつの間にか、
そんな年齢になったんだな。

そう思った瞬間、
隣で手をつないで歩いている娘を見ました。

今は私と一緒にお祭りに来て、
「手をつなごう」と言ってくれる。

でも、きっと数年後には、
「友達と行きたい」
と言うようになるんだろうな。

そう思ったら、
さっきまで「暑いし、嫌だな」と思っていた自分が、
なんだか嫌になりました。

今、娘と手をつないで歩けること。

一緒にお祭りに行けること。

プールに行って、
旅行に行って、
花火を一緒に見ること。

私はずっと、
「娘を連れて行ってあげている」
と思っていたけれど、

もしかしたら、
私のほうが娘に連れて行ってもらっているのかもしれない。

子どもがいるから、
もう一度お祭りに行く。

子どもがいるから、
プールに行く。

子どもがいるから、
花火を見に行く。

大人になってからは、
なかなか行かなくなった場所に、
娘が私を連れて行ってくれている。

そう考えたら、
どれもとても貴重な時間に思えてきました。

暑いし、疲れる。

正直、
「今日は家でゆっくりしたい」と思う日もあります。

いつも笑顔で楽しめるわけでもありません。

それでも、
「今しかないんだな」
と思えると、
少し見え方が変わります。

いつか娘が大きくなって、
友達とお祭りに行くようになったとき。
「昔は一緒に手をつないで行ったな」
と、私自身が思い出すんだろうな。

その頃には、
今のこの時間はもう戻ってきません。

だから、
暑いなと思った日も、
疲れたなと思った日も、
「連れて行ってあげた」と思っていた日も。

全部ひっくるめて、
今しか過ごせない時間なんだと思いました。

夏休みが終わるまで、あと少し。

まだお祭りもあるし、
花火も見られるかもしれない。
まだ暑いしプールも行けるかもしれない。

今度は「連れて行ってあげよう」じゃなくて、
私も一緒に楽しもう。

暑い日も、疲れる日も、
娘と一緒に過ごせる今を大切にしたい。

娘と手をつないで歩ける今を、
ちゃんと楽しんでおきたい。

いつか手をつながなくなる日が来ても、
「あの頃、一緒にいろんなところへ行ったな」と
笑って思い出せるように。

今年の夏も、
あと少し。

娘と一緒に、
残りの夏休みを
全力で楽しんでみようと思います。🌿

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