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【本紹介】寂しくなったとき、そっと手に取りたい一冊『ときどき旅に出るカフェ』

「ときどき旅に出るカフェ」— 近藤史恵さん著

旅行に行ったとき、ふと寂しくなることってありませんか?

アメリカで一人暮らしをしている私は、
普段からひとりでいることが多いのに、
家にいると息が詰まってしまうことがあります😑
(自分でもなんでか上手く説明できない…)

そんなときは、ふらっと外に出かけます。
でも──『ひとりになりたくて旅に出たくせに、少し寂しくなる』
そんなちょっとひねくれた性格も持ち合わせていて。

なので旅行にはいつも、

「読んだことがあり、確実に幸せになれる本」

をバッグに忍ばせています🥰
空港の待ち時間やカフェで、意外と本を読む時間って多いんですよね。

そんな旅のお供にぴったりの
近藤史恵さんの『ときどき旅に出るカフェ』をご紹介させてください。


カフェを舞台に、日常と旅が交差する物語

この本は心がふっと温かくなり、「帰る場所がある」ような安心感が湧いてくるそんな本です。

表紙も可愛い💕

物語の舞台は、カフェ・ルーズ。
オーナーの葛井円さんが、旅先で見つけた珍しい料理やお菓子を再現して、お客さんたちにふるまっています。

そこに通う主人公・奈良瑛子とのやり取りを中心に、
日常の小さな事件をが少しずつほぐれていく。そんな日常系ミステリーです。
事件だけでなく、ほっとする交流が静かに描かれているところも魅力。

カフェという空間を通して、「どこにいても帰る場所がある」
そんな感覚を優しく思い出させてくれる物語です。


印象に残ったエピソードたち

特に好きだったエピソードは、『月はどこに消えた?』。

海外の珍しいお菓子が登場するのですが、ちょっとしたトリックに驚かされるだけでなく、
登場人物たちの微妙な関係性がとても魅力的なんです。

お土産として奈良瑛子の職場で起こった『月餅行方不明事件』
父親をちょっとだけ振り回す娘さんに、思わずクスッとさせられました☺️
思考が飛びがちな私もいつかやりそうな事件でした。

もうひとつ、心に残ったのが『苺のスープ』。
こちらはエピソードはちょっとしょんぼりするのですが、
料理が美味しそう🍓

ジャムにすると少ししか食べられないイチゴが、スープにすることでたっぷり味わえる──
その発想だけで、なんだか幸せな気持ちに。

こんなカフェが近所にあったら、きっと何度も通ってしまうだろうな、と思いました。


旅の途中に、温かな「帰る場所」を

『ときどき旅に出るカフェ』の魅力は、ただのカフェ物語にとどまりません。

旅先で出会うような人たちとの小さな交流。
そして、どこにいても「帰る場所」があるという感覚。

それらが一杯のコーヒーのように、じんわりと心に広がります。

文庫本もあるので持ち運びも簡単。
一話一話も短いので集中しすぎて飛行機に乗りそこなうこともありません。

どこかのカフェで、ページをめくる──
そんな小さな「旅」を、そっと楽しみにして。

『ときどき旅に出るカフェ』は近くにないけど、
この本を持って、旅先のカフェに入るもの乙な体験かもしれません☺️

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