激務の果てに記憶喪失!?—パワハラ?回避の裏で—
プロジェクト完遂の裏では、実はもう一つの戦いがあった。
それは、炎上した別のプロジェクトのフォロー。
いや、正確には、自分の本来の仕事を一部止めて、そっちに駆り出された。
「新人でもやれることがある!」
普段は「まずは経験を積め」と言われる場面でも、炎上プロジェクトではそんな余裕はない。
できそうなことは即やれ、ダメならとりあえずやれ、という雰囲気だった。
◆ 労務管理? それどころじゃない
普段は就業管理が徹底している大企業。
しかし、こういう非常事態になると話は別。
「いったん申請だけは出しといてね(ニッコリ)」
朝も夜も関係なく、作業は続いた。
休憩時間? それはプロジェクトの進捗を確認する時間のことですか?
そんな中、地味に追い詰められていたのが、大学のOB会の余興準備だった。
◆ パーフェクトヒューマンと完璧でない人間たち
社会人になると、謎に先輩たちがOB会の余興を楽しみにしている。
内輪ネタに替えた替え歌はウケがいいし、パーフェクトヒューマンの振り付けを完璧に再現すればさらに盛り上がる。
だが、日中はプロジェクト、深夜は余興の動画作成。
寝る時間などどこにもない。
一緒に余興を準備していた1つ上の先輩とは、ケンカも勃発した。
疲れで余裕がなくなり、「ここはもっとこうした方がいい!」と意見がぶつかり合う。
(なぜこのエネルギーを本業に活かせないのか?)
◆ そして迎えたOB会の夜——記憶が消えた日
なんとか余興をやりきり、炎上プロジェクトのフォローも終えた。
開放感と達成感、そして積もりに積もった疲労の中で迎えたOB会の二次会。
その夜、事件は起きた。
— 目が覚めたら、家だった。
— 記憶がない。
— 友人との約束はすっぽかしていた。
— 携帯の画面が謎に割れている。
— 後から聞いたら、自分で割っていたらしい。
なぜ…? 何があった…??
学生の頃なら、少しくらい強い酒を飲んでも記憶を失うことはなかった。
だが、この時は違った。
激務の日々が、体力も気力もギリギリまで削っていたのだ。
こうして、パワハラを回避し、プロジェクトを完遂し、余興までこなした私は、記憶と携帯を失った。
だが、激務サラリーマンの日々は、まだまだ続く——。
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