いつかのことは、いつかが考える。
せっせと勉強して、大きな会社で働いて、こつこつとお金を貯めるべし。
そんな呪縛にとらわれていた自分にとって、ルワンダでのたくさんの人たちとの出会いは目からうろこだらけ。
言ったら、アフリカの、とても小さな、こんな国に来てしまったモノ同士。
それはそれは、不思議な世界観で生きている人が多いというか、社会のレールから外れているというか、「そもそもレールなんてないし、来月はどうなるかしらね」といった感じの人が多い。
「金曜日の午後に働くなんて無理無理」と言いながら、家族みんなで車に乗り込んで、週末キャンプに出掛けていく人たち。
「来月で今の仕事が終わっちゃうから、どうしようかなぁと思ってるんだよね」と全く焦る様子もなく、来るであろう次の何かを待っている人たち。
「妻の仕事でこんな国に来ちゃったからねぇ。何しよっかなぁ。まぁ妻の送り迎えドライバーをしながら、子どもと遊んでるので十分だよね」と、主夫をしている人もにも沢山出会う。
ちなみにそんな主夫に限って、趣味は手料理なことが多くて、こだわりの男の料理を振舞ってくれる可能性が高い。
男の人が一家の稼ぎ頭でなくてはならない。
妻は収支を切り詰めることを美徳とする。
将来のためにこつこつ貯金すべし。
私が親からじわじわと教え込まれていた「日本の常識」はここにはない。
そんなお友達と、お気に入りのカフェでお喋りしていると、良い意味の驚きがたくさん。ただ、唯一言えるのは、周りの人たちは、今をとことん楽しんでいる。
こんな国にいるのは今だけかもしれないから。
子供が小さいのは本当に今だけだから。
今の夫婦でいるのも今だけかもだし。
そうやって、家族や友人との時間を何よりも優先する。彼らの中心が仕事になることは、たぶん、絶対にない。
稼ごうと思ったら、お金はいつでも稼げる。
今この時は、本当に今しかない。
だから身を粉にして働くなんてことはしないし、そのせいで体を壊すなんて馬鹿げている。
そんな彼らに出会った直後は、「どうやって生計を立てているんだろう?」「ライフプランってどうなってるんだろう?」なんて日本人的な考えが頭をよぎったもの。
でも、最近になって分かってきたのは、最低限、今必要なお金さえ確保できれば、たぶんその後はついてくる。
いつかのために今を犠牲にしている暇があるなら
今、をとことん楽しんだ方が良い。
いつかのことは、いつかが考えるから
そんな彼らのマインドが、じわじわと我が家にも流れ込んできた。
そういえば、我が家だって「そろそろ卒業します」と夫が仕事をやめてしまった。そのまま、これと言って目に見える動きがないまま、1年半がたった。
周りの、特に日本人からしたら「どうやって生計を立てているんだろう?子供だけ増えていっいるけど…」状態だろう。(いや、私も将来についてはかなり謎なんだけど。笑)
でも、「いつか」のために今を犠牲にしているようなことは、一切なくなった。嫌なことはしない。したいことしか、しない。
「日本の常識」からしたら、「どれだけキリギリスなの?のんきに歌ってる暇があったら、こつこつ稼ぎなさいよ」状態かもしれない。
でも、生きているのは「今」であって、「いつか」じゃない。
「いつか」を待っていたら、そんな「いつか」は来ないかもしれない。
アリとキリギリスは一辺倒になるのもあれだけど、でも日本人は100%アリになりがちだからこそ、もっと積極的にキリギリスになっても良いと思う。
キリギリスを横目に、いいなぁと思って何もしないくらいだったら、ちょびっとキリギリスになってみたらいいじゃない。
私も、もっともっと柔軟な思考で、今を楽しみたい。
▼そんなことをね、同じく、ルワンダ在住のお友達の書いた記事を読んで思ったので、勢いに乗せて書いてみました。
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