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goldrush00
踏切オーディション
あいを食べて下痢をする。
清潔な手で作ったはずなのに、お腹が痛くてごめんなさいした。
優しすぎてダメになりそうと振られた私が今度はこんな目に遭うんだな。
苦しそうだった彼の目がちゃんと思い出せない。セリフだけが脳にこべりつく。
苦しい時は私だけじゃなかったんだろうな。まるで感じれなかった。心が憎しみで精一杯で。感情が出せなくてそればかりで。だから私はこんなに素敵な料理で下痢をするし、元彼にしたら、やる気を削がれるほど優しいお前要らないってことだったと思う。
その後2人は結婚するけど。
美味しいのに食べきれなくて、
ちょっと汚い壁の色の定食屋で瓶ビールを頼んだ。これだって清潔だけど何が違っていたんだろ。
とってもおいしい。
諦めないと。
私は野良猫を撫でても蕁麻疹なんかでないんだ。白い壁の綺麗な部屋で眩暈がする。
諦めないと。
体が馴染めないんだから。
私の居場所を心の大きなふりをしてちゃんと怒ってくれなかったね。
そして、時間が経ってから信じられないといびったね。
愛されるための嘘を自分のためについたね。
ちゃんと嫌ってくれなかったね。
抑圧は暴れ出して誤魔化せない距離まで来ていた。
踏み切れない。憎みたくない。
嫌いなのに愛されたい。なのに絶対譲れない。
開かずの踏切で目だけがジャッジを始める。向こうの私をお互い鋭く刺している。
私のはもう開かないだろう。
開いても踏み出さないだろう。
もしくは潜って飛び込んで行く。厄介だと言われても他人の抑圧が首に食い込んで死んでしまいそうで。
