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【旅日記】この夏、いちばん兵庫な海。②〜まさかの500円タクシーで沼島へ

二日目は、実家の庭で採れた小玉スイカから…🍉

翌朝。
車で洲本まで送ってもらいます。
今日の目的地は、沼島。

そう、『流れぬ彗星、天昇る火柱』のエピローグと、『寧らかの波』第一章の舞台になった、まさに大純はるの聖地(?)です!

自分で聖地巡礼!
うひょ〜

ちなみに、こちらのお店では私の弟が働いています…
こぼれそうなくらいのおひつ海鮮丼。
みなさま、よろしければどうぞ🙇‍♀️

https://www.instagram.com/taidorobo2026?igsi=cnBidW1rZ3UwYTJo

洲本にとうちく〜

こんなRPGあるんか

あの小山の上にちょこんとそびえているのが、洲本城の模擬天守。
秀吉の秘蔵っ子・仙石秀久の居城ですね。

洲本バスセンターから、沼島行きのコミュニティバスが出ています。

こちらは「ニジゲンノモリ」から来た、JRの観光バス。
まあこんなに大きくはないだろう、と思っていたら…

「ここのバス待ってるの?」
と、いきなり声をかけられました。
タクシーの車内から振り返る、運転手のおじさん。
「えっ? はいそうです」
と答える私。
「じゃあ、これ」
「え?」
「このタクシーが、そのバス」
はい?

バスタクシー?

「このタクシーが、そのバス!」
「はあ…」 
怪しみながらも、片足を踏み入れる私。
内側は、完全にタクシー。
ただしメーターはない。
ドリンクホルダーにマクドナルド。
「これ、沼島まで行くんですか」
「行くよ、バスだもん」 
「でもこれは、タクシーですよね」
「うん、タクシー」
「でも、バスですか」
「バス」
どういうことでしょう。
「おれ、バス運転手だもん」
「そうなんですね」
「500円で大丈夫やから」
とりあえず、後部座席に乗り込みましたが。
「たまたま今日、バスが故障して」
「ええ?」
「代わりにこの車両で。ダイヤに穴開けるわけにはいかんから」
ちょっと疑いながらも、後部座席を詰めますが。
結局、私以外に乗り込む人は誰もおらず。
「ナポリだったら、完全に詐欺ですね」
「ん?」
そのまま出発。
「こんなに乗る人いないんですか」
「おらんねえ」
「お盆休みなのに」
「休みは余計にね。郵便局も病院も休みやろ。じいちゃんばあちゃんが使わんから」
「そうなんですね」
コミュニティバスは、やっぱりめちゃくちゃ地域の足みたいです。

「淡路島は今、観光ですごく盛り上がってるのかと思ってたんですけど」
「あんなん北だけやね。こっちの方は全然」
信号待ちで親切に時刻表を見てくれました。
「帰りはね、18時20分」
「そうですよね」
「またこのタクシーで来る」
「やっぱりタクシーで?」
「そらそうよ、バスないもん」
「6時まで長いですよねえ」
「まあね。わしは、これ終わったら二時間休憩」

「あれが成ヶ島」
「へえー」
「二つの島の間を船が通っていくんやけどな、ちょうど波がせき止められて、いい塩梅になっとる」
「細長い砂洲になってるんですよね」
「さす?」
「天橋立みたいな」
「おお、うん」

由良瀬戸
学校です

「ここがうちのバス停」
「首が曲がってますね」
Perfect Humanみたい。
「台風来たら横倒しになって、いっつもわしらが起こしに来るんや」

しばらく山の中でしたが。
「ここだけ海の向こうが見える」
と、バス(タクシーではない)をちょっと停めてくれました。
「あれが和歌山市じゃ」
紀伊…
畠山次郎の国…

「ええ眺めやろ」
「地元の方なんですね」
「わしはずっと、淡路島から出たことない」
その土地に生きる人だけが知る絶景です。

「ここはな、小枝さんが一回テレビで来たんや」
「どんなんかなー、の桂小枝師匠ですね」
「それからしばらくは人も多かったみたいやけどな、水仙なんか保つんはものすごい手間がかかるから。山の上から鹿が降りてきて、全部食ってまうから」
「へえー」
奈良の鹿は、まだ大人しいもんなのか。
「やってた人らも年いってがんばりきれず、力尽きてもうてな」

「淡路の山にクマ🐻は出ますか?」
「熊は全くおらんね。泳いで渡ってこん限りは。猪は多いけどね」
「はー。やっぱり凶暴ですか」
「そやけど、向こうも人間に怯えとるからな。音立てとったら逃げていくから」
堂々としてるのが大事そうですね🐗

「昔はここに、泊まり込みの管理人がおったんやけどな」
いかつい指輪をつけてはります
そして、あれは…

本物の沼島!

「ここが淡路島モンキーセンター」
「モンキー?🐒」
「これを目当てにわざわざ泊まりに来る人もおる」
へえ〜

「このへんまで、よう猿が降りてくるんやけどな」
「そうなんですね」
「海が荒れたときガードレールが波かぶるやろ、それをぺろぺろ舐めにくる」
「お猿がですか」
「塩分とりにくるんやな」
話しながら徐行してくれましたが、結局マンキー🐵は出てこず。
残念でしたが、嬉しいお気遣いでした。

以下、沼島百景⇩

こちらは灘黒岩、諭鶴羽山の登り口。
サイクリストやハイカーの姿も、ごくまばら。
人も車もほとんど見かけません。
これだけの長い道を貸し切り…

というわけで、こちらが洲本市コミュニティバスの終点、沼島汽船場前。
無事到着しました!

運賃はほんとに500円。
「ほんまのタクシーやったら、5000円はかかっとるな」
とのこと。
しかも、ていねいなガイドつきで…
ささやかですが、他に何もないんで塩ラムネを二つ差し上げました。

船の往復チケットもゲット!

外へ出てくると、黄色いネクタイをシャツのボタンの間に挟んで、先ほどの運転手さんが。
「帰り、18時まで待てんかったら、16時5分発のらんらんバスがあるよ」
「らんらんバス?」
「南あわじ市のコミュバスね。今来とる、あれ」
と、指さした先には白いマイクロバス。

「あれは福良行きやけどね」
「福良から神戸行きは出てますか」
「あるよ、高速バスが」
と、最後まで親切に教えてくださいました。
(最初は一瞬、このまま山中へ拉致されてしまうんじゃ…とか疑ってごめんなさい
(*ノω・*)テヘ)
この夏一番の出会いになりました!
また会う日まで、どうかお元気で。

思いのほか賑わっていました

さて、いよいよ沼島行きです!

こちらの船でGO〜

汽船場なんて言うから、粗末なポンポン船みたいなのを想像してたんですが…
めちゃ立派できれいなフェリーです。
室内は広くて涼しくて快適。
お客さんもかなり多い。

岸を離れてゆきます
権六ゥ〜
三法師様

ちょうど清洲会議でした。

波しぶきをたてて

たった10分ほどで到着。
さていよいよ、誰も知らない自作(←)の聖地、沼島へ上陸。
そこで作者が見たものとは…
次回、みのがすな(矢野ぺぺ風)
つづく


エンディングテーマ「blue hour」Hana Hope

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