人は言葉の奴隷
「この荷物重いので気を付けてね。」と渡された荷物は、
「重いもの」として受け取ります。
「いやぁ、忙しくて忙しくて!」と言われると、
相手を忙しい人として関わります。
「この難しい作業、何とか頼むね!」と言われると、
難しい作業を引き受けます。
これは謙譲語ですから、ちょっと違いますが、
日本の慣用句に「つまらないものですが」というのもありますね。
(「ピンクの象」のように、刷り込みという部分では同じです。)
事実はそうでなくても、
一つの固定バイアスを与えられると人は、そこから関わる性質があるのです。
さらには、人生をどうとらえているかで体感が変わってきます。
人生を修行だと思っている人は
修行の事象を体験する人生を生きています。
人生を贖罪だと思って生きている人には、
現れる事象はことごとく罪を償うためのものとなるでしょう。
かたや
人生を冒険だと思って生きている人には、
同じように無理難題の事象が押し寄せてきますが、
冒険には欠かせないものとして関わるのです。
与えられた言葉、
そして自分の持っている会話に人は支配されていると言ってよいでしょう。
わたしたちは常々自分世界とその外の世界を持っています。
自分から見た外の世界にどんな言葉を当てはめているかで自分ワールドが形成されているのです。
そのあてはめたものをコンテキストと言います。
意識しないでいるとき、そのコンテキストは決定的です。
わたしたちはお客様とお仕事をさせていただくことがあります。その時、お客様との関係性も会話の質で立ち位置が決まるのです。
お客様を何者としてあらわしていたのでしょうか?
そして、お客様とはどういう関係であったら効果的なのでしょうか?
ちょっと創作してみます。
東京リベンジャーズ、観ましたか?
よかったですね!
あんな関係つくれたら素晴らしいですね、
仲間っていい!
仲間だったら、役に立ちたい。
仲間だったら、応援する。
仲間だったら、尽くすことができる。
仲間だったら、ずっと付き合える。
お客様にいきなり「あなたは仲間です」とは言えないので、
それは内々に仕舞っておいて…
まずは、「お客様は仲間だ!」というところから関係性をつくっていくことにします。
よい創作ができました。
一度与えたか与えられた言葉や会話によって
決定づけられた在り方をンテキストと言い、
コンテキストは決定的なのです。
人は常にそれに使われ続けるのです。
言葉と会話の奴隷から自らを解放するには、
まずどういうバイアスを持っているかを区別して、
ワクワクするような新しい言葉や解釈を与え、
再創作すると、コンテキストを新しくすることができます。
何か思い当たる言葉や会話がありませんか?
あなたは既に周りの人をあなたの会話として決定しています。
奥さんは旦那さんがダメ亭主として関わっていたり、
旦那さんは、奥さんをヒステリックな女として関わっていたり、
言葉は世界をつくりますから、心当たりがあるなら
コンテキストを再創作しましょう。
素晴らしくハッピーでいかれた世界をつくることも可能です!
それは自分次第だからです。
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