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愛しのIさん| 40代|訪問介護|入浴|猫|癒し|はじめてのnote

今日は忘年会があるから、時間はきっちり守らないといけない。
「今日は〇時までなんです。その後は忘年会で…」と伝えると、利用者様はうんうんとうなずいた。ありがとう!!
ところが次の瞬間――
「こっち!」とばかりに私の腕をぐっと引っ張る。外を指さし、壁を示し、口をぱくぱく。

分からないー



「え?食べる?りんご?ご近所さん?」
私は必死に聞き返すけれど、利用者様はさらに身振りを大きくして伝えようとする。
時間が迫る中、焦りがどんどん膨らむ。分からない〜!!

りんご、外壁、お出かけ…??


その時、奥から娘さんがひょいと顔を出した。
娘さん「お母さんね、りんごをくれた知り合いにお礼を言いたいって言ってるんです」

なるほど!!



私「ああ、そういうことだったんですね!」
利用者さんの顔がぱっと明るくなり、笑顔が弾ける。分かった!嬉しくなった私は、利用者様の右麻痺の事も忘れて、がばっと抱きついてしまった。こないだ転んだとこなのにー!!
でも、一生懸命伝えてくれてありがとう。
限られた時間の中でも、心のやりとりはこんなに力強くて温かい。
さぁ、お風呂に入りましょう!猫さん、あなたは入っちゃダメですよ!!!


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