10万円のJIS分割キーボード"Waffree"を14日間レンタルして分かった こと
この記事を読んでわかること
JIS配列の完全左右分割キーボード「Waffree」を14泊15日レンタルした体験談
10万円の分割キーボードは買いなのか、正直な結論
音声入力が進化した今、高級キーボードの立ち位置はどう変わるのか

※画像はレンティオ様より拝借
1ヶ月前はブログやるつもり全くなかったので、写真撮ってなかったんですよね。。。
ちゃんと借りてましたよっていう証拠だけ載せておきます🙇

「分割キーボード、使ってみたかった」
左右に分かれるキーボード、気になっていたんですよね。
肩が開いた自然な姿勢で打てる。見た目もカッコいい。ガジェット好きなら一度は検討したことがあるんじゃないでしょうか。
でも、いざ探してみると壁にぶつかるんです。
ほとんどがUS配列。
Keyball、Corne、Lily58……自作キーボード界隈で人気のモデルは軒並みUS配列です。僕は仕事でもプライベートでもずっとJIS配列で打ってきたので、配列ごと変えるのはさすがにハードルが高い。
そんなときに見つけたのが「Waffree」でした。完全JIS配列の左右分割キーボード。しかもRentioでレンタルできる。
「試すだけならアリだな」と思って、14泊15日で借りてみました。
Waffreeのパッケージと同梱物
箱とキーキャップ、ケーブルです。
Waffreeとは
Waffreeは、JIS配列をそのまま維持した完全左右分割キーボードです。
分割キーボードの世界では、キー数を減らしてレイヤー機能で補うのが主流ですが、Waffreeは逆のアプローチを取っています。普通のJISキーボードをそのまま左右に割った感じ。だから、配列を覚え直す必要がありません。
左右をくっつければ普通のキーボードとしても使えます。この「分割しなくてもいい」という選択肢があるのは、地味にありがたいポイントでした。

触った瞬間に「あ、いいやつだ」と分かる
届いて最初に思ったのは、「重い」でした。
いい意味でです。安いキーボードにありがちなプラスチッキーな軽さがまったくない。デスクに置いたときの安定感、手を乗せたときの剛性感。触っているだけで「いいものを使っている」という感覚がありました。
キーキャップの質感がまた良いんですよね。指先が触れるたびに、所有感が満たされる。大げさに聞こえるかもしれませんが、入力しているときの「気持ちよさ」が明らかに違いました。
見た目もかっこいい。デスクに左右に広げて置いてあるだけで、なんというか、仕事できる人のデスクっぽくなります。(形から入るタイプです)
使い始めは正直グダグダでした
かっこいい、気持ちいい。でも、使い始めは正直ボロボロでした。
左右が分かれているので、今まで右手で打っていたキーを左手で打たないといけない場面が出てきます。特に「B」とか「Y」あたりの中央寄りのキーで混乱しました。
タイプミスが増えるし、スピードは落ちるし、最初の2〜3日は「これ本当に慣れるのか?」と不安になりました。
でも1週間くらい使い続けると、だんだん指が覚えてきます。「あ、これ慣れたら絶対楽だな」という感覚が見えてきたんですよね。肩が自然に開いた状態で打てるのは、やっぱり物理的に正しい姿勢なんだと思います。
完全分割なので無線接続ですが、遅延はまったく感じませんでした。ここは心配していたポイントだったので、安心しました。
気になったところ
良いことばかり書いてきましたが、気になった点もあります。
InsertキーとPrintScreenキーがない。
これは地味に痛かったです。JIS配列を謳っているだけに、この2つがないのは想定外でした。仕事でExcelやリモートデスクトップを使う場面では、Insertキーがないと困ることがあります。PrintScreenも、スクリーンショットを撮るときに毎回別の方法を考えないといけない。
キーの組み合わせやソフト側で代替はできますが、「JIS配列そのまま」という安心感がWaffreeの強みなのに、ここが欠けているのは惜しいなと思いました。
で、買ったのか?——買えませんでした
14泊15日、しっかり使い込みました。
気に入ったか? はい、かなり気に入りました。
所有感は満たされたか? 間違いなく。
慣れたら楽そうか? 確実にそう。
でも、買えませんでした。
理由はシンプルで、約10万円という価格です。
今までなかった「JIS配列の完全分割キーボード」を設計して、製造して、売り出す。そのコストを考えれば、この価格になるのは理解できます。むしろ妥当だと思います。
でも、「理解できる」と「自分が出せる」は別の話なんですよね。
音声入力という変数
もうひとつ、購入を踏みとどまった理由があります。
最近、音声入力の精度が劇的に上がっているんです。
AquaVoiceやAmicalといった音声入力ツールを使い始めたんですが、精度がヤバい。句読点も改行もほぼ正確に入る。長い文章を書くとき、もうキーボードを打たずに喋って入力することが増えてきました。
そうなると、「長文入力を楽にするためにキーボードに10万円かけるべきか?」という問いの前提が揺らいでくるんですよね。
もちろん、コーディングや細かい編集作業はキーボードが必要です。でも、僕の仕事の中で一番時間がかかる「長い文章を書く」という作業が音声入力に置き換わりつつある今、キーボードへの投資優先度が変わってきた——というのが正直なところです。
Rentioでレンタルして本当に良かった
今回、Rentioで14泊15日レンタルして本当に良かったと思っています。
(お友達コード利用できるリンク付けときますね)
もしいきなり10万円出して買っていたら、「いい製品だけど、自分の使い方だと10万円分の価値を引き出しきれない」というモヤモヤを抱えていたかもしれません。
レンタルだからこそ、純粋に「体験」を楽しめました。高級キーボードの打鍵感、左右分割の新しいタイピング体験、デスクに置いたときの高揚感。これらを実際に味わった上で「今の自分には要らない」と判断できたのは、レンタルならではの価値だと思います。
ガジェットって、スペックシートを眺めているだけでは分からないことが多いんですよね。触って、使って、生活に組み込んでみて初めて分かる。Waffreeはまさにそういう製品でした。
まとめ——趣味としては最高、実用投資としては迷う
Waffreeは、間違いなく良いキーボードです。
JIS配列で完全分割。高級感のある筐体。気持ちいい打鍵感。くっつけても使える柔軟さ。遅延のない無線接続。
ただ、10万円という価格と、音声入力が実用レベルに達しつつある現状を考えると、「万人におすすめ」とは言い切れません。
こんな人には向いていると思います。
JIS配列を崩したくないけど分割キーボードを使いたい人
キーボードに「所有する喜び」を求める人
肩こり・姿勢改善を本気で考えている人
逆に、迷っているならまずRentioで試してみるのが正解です。僕みたいに「好きだけど買わない」という結論になるかもしれないし、「これは一生モノだ」と確信するかもしれない。どちらにしても、触ってみないと分かりません。
Rentioの回し者か!と思われかねないですが、たくさんレンタルしてて、マジで便利なんですよね。
僕、購入して失敗したときのダメージでかすぎる人なので、レンタルで試せるって言うのがマジで性に合ってるんです。
10万円のキーボード。趣味としては最高の沼になりそうでした。
いつかほしいなぁ・・・
筆者について
たけるDX ── IT講師・DX推進コンサルタント。元インフラエンジニア。個人事業「ネクストステップ DX Lab」も運営しています。
「技術は、使う人の課題を解決してこそ意味がある」をモットーに、企業向けのDX推進支援やIT研修を行いながら、自分自身でもツールを作って業務改善を実践中です。ガジェットは触って試す派。気になったら、まずレンタルしてみることにしています。
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