娘と観たMOTHER2実況
いつもゲーム実況ばかり観ているからか、
YouTubeのおすすめに、
『MOTHER2』の実況動画が上がってきた。
MOTHER2は1994年に発売されたゲームだ。
当時のCMには、あの木村拓哉が起用された。
「マ〜ザツ〜、マ〜ザツ〜♪」という独特な歌は、ゲームをプレイした事のない人でも口ずさめる程にインパクトのあるものだった。
40代はリアルタイムで、30代はGBAのリメイク版かWiiUのVCでプレイしたことだろう。
(今ならSwitchの内蔵SFCで無料でできる。)
人気のMOTHERシリーズの中でも、2の人気はずば抜けていて、ついこの前は一番くじが出るなど、今でもカルト的な人気を誇っている。
私も1〜3までなら断トツで2が好きだ。
1はGBAリメイクで初めてプレイしたが、画面の荒さや、システムなどまだまだ洗練されていない部分もあって、雰囲気自体は好きだったが、今ひとつのめり込むことが出来なかった。
3はGBAで発売され、すぐ買ってプレイした。
2よりも画面が綺麗になり、システムも快適になり、とても楽しく遊べたが、やはり分配は2の方に上がってしまった。
3が悪いわけではない。むしろ名作だ。
ただ、2が偉大過ぎたのだ。
3は2を意識し過ぎたのか、「笑わせてやる!」という気負いを随所に感じられてしまった。
2の塩梅の再現が、いかに難しいかということを、3を遊んで改めて実感した。
(あと3は色々と悲しい。パパとかママとか、双子の運命とか、キメラとか、豚王とか…。)
そんな2なので、娘が好きなゲーム実況者さんの実況なら観やすいかなと思い、親のエゴ全開ではあるが視聴してもらった。
最初はとっつきにくかった荒い画面にも、直に慣れてきて、そこらの人の台詞もいちいち面白くて、実況者さんのトークも軽快なお陰で、娘は割と楽しく観てくれた。
(ただ、ゲーム実況の場合、実況者の声が優先されるので、BGMがどうしても聴こえにくいという難点がある。音の石は特に致命的だ。MOTHER2は音楽も神なので、そこは残念。)
MOTHER2は、ポップな画面に騙されがちだが、実はけっこう怖い。
ハッピーハッピー村の不気味さは、あの画面だから耐え得るところがあると思うし、スリークはガチで怖くて、当時小学生で攻略本も無かった私は、本気でブルブルしながら進めた記憶がある。
町の中の敵も強くて苦戦したし、はえみつを使う発想がなくて、何度もゲップーにやられた。だから、スリークが救われて地上に出た時の曲と町の変化は、徹夜明けで課題を終わらせた後の朝日くらい尊かった。そんな経験ないけど。
ムーンサイドの怖さは、今まで体験した事のないような類のものだった。
分かりやすい怖さのスリークよりも更に不気味で、得体が知れなくて、子どもは知ってはいけない世界のように感じて、強烈な嫌悪感を抱いたことを覚えている。
とにかく一刻も早く脱出したかったが、見えている道が何故か歩けないし、ハローそしてグッバイであちこち飛ばされまくるしで、私にとってここはMOTHER2最大のトラウマになった。
ちなみに、娘が一番怖がっていたのは、プー王子の「ムの修行」で、娘はテレビから徐に離れていき、遠くから観ていた。
手や足を失うシーンで、「これ…“はい”にしなきゃいけないの…?」と、娘が不安そうに聞いてきたので、私は「全部“はい”だよ」と、我ながら狂気しか感じられない回答をした。
あと最終決戦前、主人公達が肉体を失う覚悟で機械になるシーンも、娘は怖がっていた。
そりゃそうか。私は結末を知っているし、こういう展開でバッドエンドはまずないって、今までの経験から憶測できるけど、娘はそうじゃないもんな。エンディングまで泣くんじゃない。
そういう意味じゃない。
逆に、大人気のどせいさんや、MOTHER2屈指の名場面であるマジカントは、意外にも娘の反応は薄かった。
マジカントでネスの力が覚醒するところなんて胸熱極まりないのだが、自分でプレイしていないと、感動しにくいのかもしれない。
私はMOTHER2を、SFC版で3回はやったし、GBA版でも2回はやった。WiiUのVCでもやったし、Switchでも少し前にやった。
全員レベル99もやったし、おうじゃのけんも頑張ってゲットした。(※ドロップ確率1/128)
細かいストーリーも覚えているし、通行人の台詞も大体覚えている。だから、もう私が知らない事などないだろうと思っていた。
それでも、今回娘と実況を観ていたら、知らなかった事がちょこちょこあってビックリした。
一つは、天才写真家による撮影スポットだ。
フォーサイドへのトンネル手前のスポットは、いつも車道ど真ん中を堂々と歩いていたので、何度プレイしていても気付けなかった。
あと、モノトリービルの右側とか分からんて。
そしてもう一つは、エンディングでの一幕。
「ストイッククラブの予約をしていたけど、無断キャンセルしちゃった」という理由で、エンディングの自由行動中、配信者さんはストイッククラブへと足を運んだのだ。
そうしたらなんと、ストイッククラブは閉店しており、「安い・うまい・うるさい」が自慢の大衆酒場「どアホ一代」へと、テナントが入れ替わっているという小ネタが仕込まれていたのである。これは…スゴイ‼️
予約の電話も変更されており、これを気付けた人は、配信者さんのように偶然見つけたか、エンディングにて各所を丁寧に回った人だけだと思われる。こういう遊び心がいいんだよなぁ。
ということで、久々にMOTHER2を観たら、
懐かしくなってやりたくなったので、娘に、
「もしお母さんがやったら観る?」と聞いたら
「そこまでではない」と言われたので、
「もしMOTHER3やったら観る?」と聞いたら
「そこまででもない」と言われたので、
お母さんのMOTHER計画は頓挫しました。
YOU LOSE…
