深夜のラジオ


中学時代、
学校に友達はいましたが、


外で遊ぶお金はあまり無く、


放課後や休みの日に
遊びにいく、


みたいなことは出来なかったので、


よく家で
ラジオを聴いていました。


部屋の電気を消し、
勉強机に足を放り出し、


コンポを抱き抱えながら、


延々と流れてくる音に
耳を傾ける。


その時間が
好きでした。


好きなアーティストを中心に、
色んなラジオを聴きました。


何も強要せずに、


淡々と
束の間の孤独を埋めてくれるラジオは、


私にとっては
頼れる存在でした。


リスナーから寄せられる
お便りを読む場面が、


ラジオには
よくありますが、


世の中には
こんな人がいるんだな、


とか、


悩みは
人それぞれだな、


なんてことを感じながら、


自分なりの
社会勉強を
していたような気がします。


自分が書いている文章が、


もし誰かに届くのであれば、


願わくば、


時に、


誰かにとって、


深夜に流れるラジオのような役割を
果たせたら


なんてことを
思ったりします。

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