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「生き物のいる島」


作:野村 小太郎

ジャガイーモという旅人がいました。

ある日、ジャガイーモは宝箱を探すため、友達のデスピサロと一緒に船に乗って宝島へ向かいました。

島に着いてから24時間がたちました。

二人はジャングルの中を探検していました。すると突然、とても大きな蛇を見つけました。

なんと、その蛇はゴリラを丸のみしていたのです。

驚いたジャガイーモは、急いで木の後ろに隠れました。

「デスピサロはどこだ?」

周りを見回しましたが、友達の姿が見えません。

ジャガイーモは、蛇に食べられてしまったのではないかと思いました。

しかしその時、

「おいしいなあ。」

という声が聞こえました。

見るとデスピサロが木になっていたリンゴをのんびり食べていたのです。

ジャガイーモはほっとしました。

「びっくりしたよ!」

そう言うと、デスピサロの手をつかみ、その場から走り出しました。

ところが、

「あれっ!」

とデスピサロが急に立ち止まりました。

「どうしたの?」

ジャガイーモが聞くと、デスピサロは青い顔で言いました。

「宝の地図を落としちゃった!」

二人がよく見ると、なんと宝の地図は、さっきの大蛇のすぐ横に落ちていました。

「ぼくが取ってくる!」

デスピサロは勇気を出して地図を取りに向かいました。

ところが、大蛇はデスピサロの存在に気づいてしまったのです。

大蛇は大きく口を開け、ものすごい勢いで襲いかかりました。

「うわああ!」

デスピサロは逃げようとしましたが間に合いません。

なんと、大蛇に食べられてしまったのです。

「デスピサロー!」

ジャガイーモは友達を助けるため、大蛇へ向かって走りました。

そして大蛇の頭の上に飛び乗ると、

「友達をかえせー!」

と大声で叫びました。

ジャガイーモは必死にしがみつきながら、大蛇を操ろうとしました。

大蛇は暴れ回り、あちこちへぶつかります。

そして最後に、大きな岩へ頭を激しくぶつけました。

ドーン!

大蛇は気を失って倒れてしまいました。

ジャガイーモは急いで蛇の口の中へ入りました。

暗くてぬるぬるしていましたが、奥へ進むとデスピサロを見つけました。

「しっかりして!」

しかしデスピサロは意識を失っています。

ジャガイーモは友達を背負い、急いで蛇の外へ出ました。

そして、大蛇が目を覚ます前に全力で走り出したのです。

しばらく走り続けると、二人の前に大きな洞窟が現れました。

「ここなら隠れられるかもしれない!」

ジャガイーモはデスピサロを背負ったまま、洞窟の中へと入っていきました。

しかし、その洞窟の奥には、まだ誰も知らない大きな秘密が隠されていたのです――。



大きな洞窟へ逃げ込んだジャガイーモは、デスピサロを背負ったまま奥へ進みました。

しばらくすると、デスピサロがゆっくりと目を覚ましました。

「ここは……どこだろう?」

デスピサロはぼんやりした顔で辺りを見回しました。蛇に食べられたことを思い出すまで、少し時間がかかりました。

「助けてくれてありがとう。」

デスピサロはジャガイーモにお礼を言いました。

ジャガイーモは笑顔でうなずきました。

そして二人は宝の地図を広げました。

よく見ると、今いる洞窟も地図の中に描かれています。

「この先に何かあるのかもしれない!」

二人はそう考え、たいまつを手に洞窟の奥へ進むことにしました。

洞窟の中は暗く、ひんやりしています。

すると突然、

バサバサバサッ!

大きなコウモリの群れが飛び出してきました。

「うわあー!」

ジャガイーモとデスピサロは驚いて必死に逃げました。

しばらく走っていると、遠くに小さな光が見えました。

「あそこだ!」

二人は光に向かって走りました。

そして洞窟を抜けると、広い空間へたどり着きました。

しかし、その場所には恐ろしい生き物がいたのです。

巨大なサソリでした。

大きなハサミを振り回しながら、その場をゆっくり歩いています。

そして、そのサソリの奥には――

キラキラと光り輝く宝箱がありました。

「あれが宝箱だ!」

ジャガイーモは小さな声で言いました。

二人は岩陰に隠れながら、そっと近づいていきます。

サソリに気づかれないように、一歩ずつ慎重に進みました。

そしてついに宝箱の前へたどり着きました。

ジャガイーモはゆっくりと宝箱を開けました。

ギィィ……

中をのぞくと、

なんと金塊がぎっしり入っていたのです!

「やったー!宝物だ!」

ジャガイーモとデスピサロは大喜びしました。

二人は力を合わせて金塊を運び、船に積み込みました。

そして宝島をあとにして、自分たちの村へ帰りました。

村へ着くと、村人たちは大騒ぎです。

「本当に宝を見つけたぞ!」

「すごい!」

「ありがとう!」

村人たちは大喜びしました。

ジャガイーモとデスピサロは英雄となり、村のみんなから感謝されました。

こうして二人の宝島の大冒険は終わりました。

けれども、世界にはまだ見つかっていない宝や不思議な場所がたくさんあります。

もしかしたら、ジャガイーモとデスピサロの次の冒険が、もうすぐ始まるのかもしれません。

おしまい



小説に挑戦したい子どもたちへ

このお話は、小学1年生の想像力から生まれた物語です。

物語を書くのに、難しい言葉や特別な知識はいりません。

「こんな冒険があったら楽しそう!」
「こんな生き物がいたらどうなるだろう?」
「主人公なら次に何をするかな?」

そんな小さな想像が、ひとつの物語になります。

最初は短いお話でも大丈夫です。
絵を描くように、頭の中にある世界を自由に書いてみてください。

もしかしたら、あなたが考えた物語が誰かを笑顔にしたり、ワクワクさせたりするかもしれません。

ジャガイーモとデスピサロのように、勇気を出して一歩踏み出せば、新しい冒険が始まります。

未来の作家さんへ。

あなたの頭の中には、まだ誰も見たことのない素晴らしい世界が広がっています。

ぜひ、自分だけの物語を書いてみてください。

その一文字が、夢への第一歩になるかもしれません。


「私の作品が、誰かの夢を切り開くきっかけになれたのなら、とてもうれしいです。」


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